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 2001年7月のお嬢(下)


 7月31日 この夏の異変

 暑い暑いこの夏。
 ちっとも蚊に刺されなくなった。
 この歳になって、男が寄ってこなくなったのは致し方ないにせよ、
 蚊にまで避けられることになろうとは。
 自然は残酷だ。




 7月30日 お買い物

 みんな先物買いがスキなのね。
 でなけりゃ、何にもしてない政権を承認なんて出来ないわよね。
 まぁ、大豆でもコーヒーでもじゃんじゃん買って、あとで大損して下さい。

 やや、ひょっとして、ワタシまでその損を被らなくちゃいけないの?
 いやだよー、そんなのやだよー、だからこの国の民主主義はいやだよー。
 ワタシのお財布は空っぽでも満タンでもワタシのお財布のはずだよー。

 だからといって、「鳩山由紀夫こと、宇宙人ユッキーです」なんて
 極寒のシベリア大陸に捨ててきたいような生物に政権を渡すのも
 しゃくなんだよー、いやだよー、きもちわるいよー。
 宇宙人なら宇宙に帰りなよー。

 それに、日本国憲法はアメリカが作ったんじゃない、なーんて、
 護憲の為なら電波もデマもオッケーな人たちも信用できないんだよー。
 こわいんだよー、おなかへったよー。

 それでも昨日は投票に行ったんだよー。
 でも白票じゃないんだよー。頑張って書いたんだよー。
 「無効票」って言われるの、ムカつくんだよー。だから書いたんだよー。
 っていうか、「適任者無し」っていう選択肢を認めてほしいよー。
 そしたら、選挙のたびにこんなにブチブチ言わずにすむんだよー。

 つかれたよー。もう、つかれちゃったよー。




 7月29日 日付は変わって

 現在30日の午前2時。
 扇千景の当落が気になって、まだまだ眠れそうにない。




 7月28日 慣れとは恐ろしいものにつき

 ワヒド大統領が失脚。
 私がインドネシアを訪問したときには、人徳に満ちた素晴らしい大統領が
 誕生したと、町中沸きに沸いていたものだが、1年半あまりでこの様。
 半永久的に未完(…)の旅日記にはまだ書いていない話なのだが、
 彼(←インドネシアで私を出迎えてくれたヒト)に1枚の写真を見せてもらった。
 そこには、すっかり世界の有名人に仲間入りしたワヒドさんがにっこり。
 就任前、まだ一人のイスラム指導者だった頃にインタビューを申し込んだら、
 はいどうぞ、とあっさり応じてくれたんだそうだ。
 「そんな適当でOKなんか?」「そうそう、そんな国だから、ここは」
 そんな国、と彼が言った意味が、今になってようやくわかった気がする。

 ところで、あの旅行に行く前から、在ジャカルタ総領事館から出される、
 危険情報などのお知らせメールを取っている。
 旅行後、不要になったが解約するわけでもなく、放置していたのだが、
 最近やたらめったら、時に日に3通とかいう勢いで送られてくるので、
 これを機会にまとめて読んでみた。

 週報(6月8日-14日) 
 デモが続くも、大きな混乱なし

 ふむ。

 週報(6月15日-21日)
 燃料価格引き上げ反対のデモ及び爆弾爆発はあったが、大きな混乱なし

 爆弾爆発でも、混乱なし、か。ふむふむ。

 週報 (6月22日〜28日)
 ジャカルタ及びスラバヤで爆弾が発見されるも、治安情勢は平穏に推移

 爆弾発見されるも、治安情勢は平穏。……平穏?

 ほらほら、だいぶ慣れてきたでしょう。
 で、このあとあれやこれやと、政治情勢の詳細や海外渡航危険情報が続き、
 そして昨日届いた最新版がコレだ。

 っていうか、「今週の爆弾騒動」とか、澄ました顔して言うんじゃねぇ!
 「騒動」ってあたりが、まるで他人事さ、と言わんばかりの態度で気に入らない。
 ちなみに昨日、首都ジャカルタの危険度は1(注意喚起)に緩和。
 (参考:北朝鮮も危険度1。んなこたなかろーよ。詳しくは外務省へ)
 思うに結局、国は邦人が爆弾に吹っ飛ばされて何人か死んじゃったりしたら、
 危険度を2にも3にも上げるんだろうが、それまではこの程度というわけで、
 要するに私らの命なんて、お国はちっとも守ってくれやしないってことだ。
 (ま、もっとも、そんなん今さら声高に叫ぶことではないのだが)
 外交官の人たちは、あのクソ暑い国でクーラーをガンガンにかけて仕事して、
 夜は公金で盛大なるパーティを開いて、護衛付きの車でSPに守られながら
 移動するんだから、町中での爆弾騒動に巻き込まれたりもしないわけだよ。
 多くの戦争で偉い人ほど死なずに済んでいるように。
 結局最後に頼りになるのは、自分の運と生命力だけだということだ。



 7月27日 ギムレットには早すぎる

 男はタフでなければ生きていけない
 優しくなければ生きていく資格がない

 某業界紙のインタビューに答えた、親父殿の座右の銘である。
 まさかオリジナルなわけがあるまい、と思って調べると、
 レイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」の一節だそうな。
 主人公の私立探偵フィリップ・マーロウが、尾行相手の女と一夜を
 ともにした翌朝、女に投げかけられた言葉
 「あなたのようにしっかりした男がどうしてそんなにやさしくなれるの?」
 に対する答えだったということを、親父殿が知っているかどうかは謎だ。
 何しろ最近の彼の読書と言えば、ワシが暇つぶしに提供した、
 浅田次郎の極道シリーズ3部作だもの。←よほど気に入ったらしい
 それはまぁいい。
 ハードボイルド×ロマンスグレー万歳ということで。

 問題はそのインタビューで「趣味:クラシック鑑賞」と答えたことにある。
 は?
 ブタペスト・オペレッタ劇場の「メリー・ウィドウ」観ながら、大いびきかいて
 家族一同に呆れられたのは、どこのどいつだってんだい。
 弦楽四重奏ならともかく、オペレッタで眠れる人も珍しいだろ。しかも字幕だ。
 しかも、いつも車での移動中は演歌専門ラジオ金沢聞いてるでしょー。
 だいたい、この20数年、家でクラシックなんてかかったことないんだってば。
 いや、確かに「全集買い」は趣味かも知れず、聞いたことはおろか、
 開いたこともないような全集モノが、何組となく積みあげてあるんだが。

 思い切って「趣味:徹マン」とか言えないところが、ワタシの親らしく小市民である。
 かといって、若い頃とは違って実際に卓を囲む機会は減ったとはいえ、
 来る日も来る日もパソコンの麻雀ゲームに夢中なんだから、
 「趣味:パソコン。まだまだこれからですが」とか何とか言っときゃいいものを。
 世の中、ホラにも見栄にも一応ルールがあるんだと思うんですけど、
 まったく何を思って、クラシックなどと言う無謀な趣味を掲げたのでしょうか。
 あとは、先々記事を見た人に、クラシックは何がお好きで?とか
 聞かれないことを祈るばかりである。
 あと、万が一これを読んだ人がその記事を目にしたとしても、
 ここに書いてあることは、指切りげんまんで内緒にしといて欲しいのである。



 7月27日番外 私信

 こちらこそ初めまして、なのです。
 憧れのモレさんにリンクしてもらって、とっても嬉しいのです。
 たとえそれが、うざい三木道三の話であろうと、この際ちっとも関係ないのです。
 何日もろくに寝てない友人に、それを知らせるために夜中に電話したことは、
 それはちょっとごめんなさいなのですけど。

 モレさんの日記を読んでいると、エロしりとりの罰ゲームでテキーラやらジンやら、
 何本も空にした後にあんなことやこんなことがあった19の夏とか、
 さて今宵はこいつといたしませうか、と思って飲んでる夜に、
 キンキンに冷えたボンベイサファイアをくいっと飲って即ゲロしてた21の夏とか、
 そういう夜を思い出すから大スキです。

 煩わしいメールの代わりにここに書いたよー。届くかな。




 7月26日 放し飼い

 ネコは嫌い。
 写真で見る分には可愛らしいなとは思うのだが、
 学生時代に恩を仇で返されて以降は、現物はホントに嫌い。
 まぁ、野良猫に餌をやったワシが悪かったのだが、
 だからといって、餌をねだるためにわざわざ2階のドアの前まで来て、
 きっちり15センチ間隔にウンコをしていかなくたっていいだろが。
 いや、確かにこの件に関しては、ネコに罪はない。すまん。

 家の庭がネコ臭い。
 正確に言うなら、ネコのウンコ臭いのだ。
 イヌの放し飼いにはうるさいこの社会が、どうしてネコには寛容なのか。
 イヌの糞にはうるさいおばさんが、どうしてネコは野放しなのか。
 さっぱりもって理解に苦しむ。
 ネコの飼い主はたいがい「うちの子はちゃんと家でするから」と言うけれど、
 どっこい、実際、うちの庭でウンコもシッコもしとるっちゅーねん。
 ビデオでも撮ってやろうか、と思ってしまう。

 せっかく久しぶりに涼しい日だと思って窓を開けたのに、
 まったくもって、気分が悪い。何か対策はないものだろうか。
 だからといって、ペットボトルを並べるのもなんだしねぇ。
 どなたかお知恵はございませぬか。



 7月25日 みきどうざん

 「三木道三」とかいて「みきどうざん」と読むのだそうだ。
 ありがちな話だとは思うが、やっぱり「りきどうざん」と聞こえて仕方がない。
 と思っていたら、同じ事を思っている人が居て、一安心(?)
 「一生一緒にいてくれや」から始まる歌詞を、↑この人みたいに、
 「最低、キモチワルイ。ああいうの大嫌いなのであった。つうかウザイ」
 と評す人もいれば、そんなん「言われてみたいお年頃」という人もあったりで、
 まぁ、何はともあれ、最近結婚式でよく歌われているんだそうで、そら結構。

 ワタシ的には、歌詞が関西弁だからギリギリOKではあるものの、
 これが「一生一緒にいてくれよ」となると、ちょっとNGかと思うのである。
 「いてくれよ」「見てくれよ」「愛してくれよ」って実際言われてしまうと、
 これ、ほとんどストーカーじゃないかと思える恐ろしさ。
 確かにKANにも、槇原敬之にも通じる世界。
 そりゃ、高校の時に憧れていた先輩は、コワモテのくせに
 「し〜んぱ〜いないからね〜♪」(←「愛は勝つ」byKAN)をオハコにしていて、
 それに聞き入っていた過去も、ワタシには無いわけではないのだが、
 そりゃ、槇原敬之のアルバムも、買いこそしなかったものの、
 テープが擦り切れるほど聞いた過去があるのだが、
 それはそれで、もう過ぎ去った遠い遠い葬り去った過去の話なのである。
 であるから勘弁して。

 では、関西弁だからと言って、この歌全部が許されるかというと、
 そらまた別の話であって、なんといっても、あの歌詞の長さ濃さといったら、
 もう、武田鉄矢も初期のチェッカーズもびっくりのしつこさである。
 なんというか、関西人は煮ても焼いても関西人で、外国行っても関西人。
 歌でもやっぱり関西人パワー炸裂っていうか、傲慢っていうか暑苦しい。
 言葉数を半分に減らせば、とっても良い歌詞なのに、なんだかねぇ。
 いや、ワタシ関西大好きですよ、ほんとに、大好き。
 だーいすき、なんだけど、ちょっとねー、あの押しつけがましささえなけりゃねぇ。
 つうかうざい。(あ、言っちゃった)
 相手を思う情熱的な気持ち(←いまさら白々しい)はわからんでもないが、
 キミ、ひょっとしてちっとも愛されてないんじゃないか?
 とまで勘ぐりたくなるのはワタシだけでしょうか。

 とまぁ、三木道三の歌にKANしては(ぎゃーっ!!)、関しては、感動するには
 少し歳を取りすぎたようで、それでもメロディーが耳についちゃったので、
 仕方がないからイヌの散歩をしながら、色んな方言に置き換えたりして、
 金沢弁だったら「一生一緒におってくれまいや」とかになるのかなぁ、
 その方が字余りでレゲエっぽいじゃないか、
 とかなんとか思ったりしている今日この頃である。



 7月23日

 深夜の火事。近かったので駆けつける。
 救急車に人が乗った様子がないので、安心して帰ったが、
 朝刊を見ると、10代の男性が亡くなっていた。
 焼けたアパートのその部屋は、同級生の実家だった。
 夕刊によると、出火原因は灯油に火を放った自殺らしく、
 身元確認の決め手は、腕にあった切り傷だったそうだ。
 以前にもう一人の弟が病死しているらいしので、
 これで男3兄弟のうち、2人が亡くなったことになる。
 同級生だった彼は、少し言葉が遅かったような気がする。
 仲良くもなかったのにフルネームと顔を思い出せる数少ない子だ。
 月並みな言葉ではあるけれど、どうしているのかな、と思う。




 7月22日 続・フェミ系な人々

 ところで、水島広子女史である。
 なんと、いつの間にやら、妊娠していたそうで、びっくり。
 で、切迫早産で入院してる(7月7日現在)そうで、これまたびっくり。
 久々にHPの「週刊国会報告」を読んでわかったことなのだが、
 それにしても、何より国会議員のあの忙しさには、またまたびっくり。
 どうりで田中眞紀子女史もあっちゃこっちゃ、毎日走り回ってるわけだ。
 尋常な体力じゃ持たないね、妊婦じゃなくったって、あれじゃぁ。

 それでも、彼女はめげない。いや、眞紀子女史もめげてないけど。
 めげるどころか、「何はともあれ逆子を治す」と自分でお灸を始め、
 (「前回妊娠時もお灸で逆子を治した」と断言。ほんとかねー)
 西洋薬は漢方に変更。なんてったって、漢方専門の精神科医だもの。
 夫婦別姓を実践するために、同じ旦那と何度も「ペーパー離再婚」を
 繰り返したって聞いたときから、ただもんじゃないなとは思っていたけど、
 「在職中の妊娠・出産は公約みたいなモノ」とか言っちゃう潔さをはじめ、
 やることなすこと風変わりなネェさんで、気が合うかどうかはさておき、
 これまた応援したい人のひとりではある。
 とくに夫婦別姓とかジェンダー関連の主張には、説得力があると思う。

 まぁ、何日か前に書いたけど、やっぱり、政党じゃなくて、
 政策を選ぶ選挙システムがそろそろ必要になってんじゃないのかなぁ。
 結局この時代、頼りになるのは組織じゃなくて、
 自立した「個人」の集合じゃなかろうかね、と思うのであーる。
 ま、そういう意味では、「女性の元気で日本を変え隊」とかいう、
 似非フェミチックな女性組織があって、旧社会党の労組系の人たちが
 いまだに居候のようにザワザワしてる民主党に彼女が所属しているのは、
 ワタシ的にはなんだかなぁ、という矛盾を感じるのだが、
 でも、それは新時代への移行プロセスの中で必要な矛盾なのかも知れず。
 でも、民主主義は「群れ」の政治であるということもこれあり。

 ワタシは一体何をくどくど書いているのだ。
 結局、どこに投票するか、まだ悩んでいる、という話だ。
 よくまとまらず。失礼。



 7月21日 フェミ系な人々

 社民党の政見放送で、土井たか子と田嶋陽子がしゃべっていた。
 それなりに見応えがあったというか、単純に面白かった。
 内容もさることながら、服がすごかった。
 土井たか子は真っ白のスーツ、田嶋陽子は真っ赤なスーツである。
 どう見たって、新手の漫才コンビにしか見えないではないか。
 それで、コイズミ政権だの、この男社会だのをぶった切るのだから、
 退屈はしなかった。途中から笑いが止まらなくなったが。

 ところで、基本的にフェミ系の思想には苦手意識がある。
 何が「フェミニズム」か、正しい定義はよくわからないから、
 真面目に研究してる人、ごめんなさいね。
 私にとってのそれは、高校時代の家庭科教師がふりかざした、それ。
 痛みを伴わないフェミニズム、っていうのかな、自分だけいい目に遭いたい、
 自分が辛いのは他人のせい、というエゴをフェミに転嫁した、似非フェミ。
 彼女は「女は大学に行くな、と言われた」から、反抗して大学に進み、
 「でも花嫁修業の一環として」家庭科教育を専攻して、卒業と同時に結婚。
 授業で女性論なんかやってるふりして、内実、旦那の愚痴ばかり。
 彼女にとって男社会=非協力的な旦那、というわけだ。
 私はこんなに頑張っているのに、私はこんなに辛い思いをしているのに、
 私は、私は、私は……。
 っていうか、そんな旦那捕まえてんじゃないよ、おばはん。しかも見合いで。
 で、ある日分厚い極太毛糸で手編みされたハイソックスを履いてきたと思えば、
 「お分かりかと思いますがぁ、ワタシ妊娠しました♪うふっ」ってなもんだ。

 ある日、高校にワコールの創業者、故塚本幸一氏がやってきて、
 「女は美しくあるべきだ。だから私は下着の開発に尽力した」と講演した。
 講演後の授業で「女性をそういう対象としか見ていないのよ。あの爺さん」
 と彼女の見解を聞かされた後に、授業の感想を書かされた私は、
 「そういうあんたの見方も偏っちゃぁいないかい?」と書いた。若いな(笑)
 正確には「授業に思想の意図的な方向付けがなされていると思う」と。
 実際あんただって、ワコールのバストアップブラとか使ってるだろーが、
 とか思ったことまでは言わずに我慢したのは、偉かった。
 すると、その学期の成績が見事に下がっていた。
 学年でビリから何番、というえげつない成績に。
 子ども心に、世間の冷たい風を感じたよなぁ。
 反体制、ってこーいうこと?とかね。
 思春期のちょっとした出来事だ。

 彼女は今、とある全国的な協会の全国研究部門の家庭科部会代表。
 反体制か…とため息なんぞついてみる。ふぅ。



 7月19日 ダメ男

 真田広之がいい味出している。
 「非婚家族」という柴門ふみ原作のドラマの話なのだが、
 これが、いやはやなんとも、生涯ぜーったい関わりたくないほどのダメ男役。
 物心ついたころには、確かあの人、格好いいお兄さんだったよなぁ。
 それがどっこい、あっぱれとしか言いようのないダメ男っぷりなのだ。

 実生活で葉月里緒菜にころっと引っかかって、家庭崩壊しちゃうあたり、
 ドラマ以上のダメ男っぷりで、その上、ウイスキーのCMで、
 芸妓さんとお茶屋遊びに興じて「ゼン、ゼン」なんて言っちゃう辺りも、
 なんとも哀愁漂ってる、っていうか、人生終わってるって雰囲気いっぱいで、
 もうこの人は、日本が誇るダメ男なんじゃないかと思えてくる。
 素なのかキャラなのか、さっぱり読めない辺りは、ドアホか名役者か紙一重。
 ホントに「ダメな」男とはちょっと違う辺りが、おわかり頂けますでしょうか。
 いやぁ、でもホントにダメなのかも知れないし。むむむ。

 何度も言うけど、ドラマじゃホントにむかつくほどのダメ男っぷりで、
 毎週こっちのイライラを共演の鈴木京香が一喝代弁してくれるのだが、
 鈴木京香が彼を見捨てないように、私も毎週このドラマを続けて見ているのだ。
 見ずにはいられないと言うか、なんというか。
 それがダメ男の魅力かも知れず。
 どこがいいのか、自分でもさっぱりわからないのだが。
 ちなみに私は、葉月里緒菜が嫌いじゃない。



 7月18日 悪循環

 眠れない。
 起きられない。
 動けない。
 これ以上の荷物は、もういらない。
 もううんざり。



 7月17日 決めた?

 ご近所で「新党・自由と希望」のポスターを貼っているお宅を見つけた。
 こんな田舎だから、たいていは自民党か公明党か共産党のポスターしか
 見当たらないのが常なので、なんとも新鮮な思いがする。
 と、たまたま、朝の政見放送で白川勝彦の顔を見た。
 「自由じゃ腹はふくれませんが、自由がなければ希望は持てません」とな。
 なかなかいいこと言うじゃないか。
 ワタシはそういう考え方が好きである。
 あの人が今の立場にある経緯については、なんとも胡散臭い黒い黒い陰謀を
 感じざるを得ないので、投票するしないに関わらず、応援したい気にはなるわな。
 というか、詳しいことを書けないのは、ワタシもちょっと怖いから(汗)

 「突破者」の著者で「電脳突破党」総裁、っていうか、キツネ目の男で有名な
 宮崎学が推薦候補として出てるのもおもろいし、って元総会屋やけど、
 その彼は田中康夫・長野県知事とがっちりタッグを組んでるわけで、
 いや、お姉ちゃんを膝に乗っけてシャンパン呑んでる、
 ダルメシアンの着ぐるみ着ちゃう知事はワタシだって嫌だし、
 何より生理的にあの男は嫌いやけど、
 まぁ、それをさっ引いたとしても他の政治屋ジジイとは全く違うまともな人種だ、
 と思っているわけで、そんなこんなで今ワタシは選挙公報の配布を
 心待ちにしているところ。
 結局は選挙公報見て投票するのが、一番フェアかな、というのが私の考えだ。
 比例代表制っていいよね、結構終盤まで楽しめるから。

 友人が「いい加減、政党の時代じゃないんだから、政策で連携して、
 その政策に対して投票できるようなシステムになればいいのに」と言っていた。
 しかし「現行のシステムを変えるためにはまず、現行のシステムにのっとって
 当選しなくてはいけないというわけで、そこに大いなる矛盾がある」と。
 志ある人達の中には、そういう考え方する人が割といるんだそうな。
 だとすれば、捨てたもんじゃない。
 
 いずれにせよ、小泉フィーバーとか何とか言って、政権はいずれどうせ
 経世会に乗っ取られるんでしょうよ?日の丸君が代ばんざーい!って。
 とりあえず自民党に余計な議席を渡しちゃならん、と言うことだけは確かだな。
 最近この国が国際的に孤立してきたという雰囲気を、ひしひしと感じるし。
 ったく、外交なんて若いモンがやったほうがずっと友好的だと思うけどなぁ。
 そんなんできる候補者、おらんかね。



 7月16日 不摂生

 おえっぷ。
 試合の打ち上げで、泥酔した。2度ほど吐いた。と思う、確か。
 朝6時、茶の間でパンツにTシャツというあられもない姿で目覚めた。
 親父に見られた。
 まぁ、んなこた、どうでもいい。

 私は胃薬を月に4、5回服用するのだが、それが父に見つかると厄介だ。
 酒の飲み過ぎだの、医者で胃カメラ飲んでこいだの、
 身内のほとんどを消化器系のガンで亡くしているので、やけにうるさい。
 そういうわけで、隠れてこっそり胃薬を飲んで寝た。
 昼になっても、ぎもぢわるぅぅぅぅぅ。

 ここさいきん、酒の席も減り、酒量は減った。
 そのぶん、すっかり酒に弱くなってしまって、悪酔いすることが多い。
 次の日が辛い。胃がシクシク痛む。
 そんなら、もっと酒量を減らせばいいのだろうが、
 昔の酒量に戻せば体も元に戻るんじゃないかしら、とも思う今日この頃。
 なんか変か?