洲 崎 晴 嵐
(すさきのせいらん)


 む   か  し

 
京極高門 のうた


い    ま

 賑へる洲崎の里の朝けぶり
 晴るる嵐にたてる市人

 
 洲崎の松並木が風にゆれ、音を立てている様子を描いたもの 
 いかだを操っている人の姿が嵐のような風をよくあらはしている
註 市人(いちびと)=市で物を売る人。商人。  今ではいかだの姿は見えないが、風の強い日,洲崎町の龍華寺の境内で木々の揺れる音をきいていると高門のうたが聞こえてくるようである

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