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めづらしき 君が家なる花すすき
穂に出づる秋の過ぐらく惜しも
石川朝臣広成(万葉集 巻八・一六〇一)
ススキは花穂が獣の形に似ていることから「尾花」と呼ばれ
秋の七草の一つとされ、古くから日本人に親しまれてきまし
た。
万葉集にはススキの名で17首、オバナで19首、カヤで10首詠
まれています。
ススキの名は細い意味を表す「ス」を重ねたススに草(キ)が
ついて成立したものと考えられています(異説あり)。
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