シンテッポウユリ(自然公園の花と樹)

      百合白く 雨の裏山暮れにけり〔鏡花全集〕泉 鏡花 

  シンテッポウユリはテッポウユリとタカサゴユリの交雑種でテッポウ

ユリよりも花は小さく、葉が細いのが特徴とされてきましたが、この三

種の百合は筒状の白い花を咲かせ、よく似ておりさらに交雑により外見

上の区別は難しくなっているといわれます。

 またタカサゴユリは花弁の外側が紫褐色となるため、テッポウユリと

見分けられてきましたが、最近では花弁の外側が白いのもあらわれてき

たようです。開花時期はテッポウユリが春から初夏、タカサゴユリとシ

ンテッポウユリは夏から初秋で、 夏の公園などで見られるのは繁殖力の

強いシンテッポウユリが多いようです。 
 
=参 考(朝日百科・植物の世界より)=

タコサゴユリ

テッポウユリ

ユリ科 ユリ属 テッポウユリ亜属
花言葉(ユリ) 威厳 純潔 無垢
花の見頃 8月上旬〜9月上旬
案内図は こちら
関連サイト 金沢自然公園
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