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玉すだれ 晩夏の簷のたそがれに 石塚友二
タマスダレ(玉簾)はアルゼンチン、ウルグァイのラプラタ川
流域の原産で日本にはヨーロッパからインドを経て明治初年に
渡来しました。
玉簾とは玉を飾り付けたすだれの意味ですが、この花の濃緑
色の細い葉をすだれ、花を白玉に見立て名づけられたようです
属名の「ゼフィランテス」はギリシャ神話の西風の神ゼフィロ
スと、花という意味のアントスを組み合わせたもので、ここか
ら「風の便りを運ぶ」という趣旨の花言葉が生まれたといわれ
ます。
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