今から300年程前元禄時代に明の亡命僧心越禅師が能見堂から眺めた美しい景色を瀟湘八景
になぞらえて八編の詩に詠ったのが金沢八景のはじまりといわれています。
同じ頃歌人の京極兵庫高門が金沢八景の歌を詠み、ますます八景の名はひろがり、文化・文政
の頃には大山・江ノ島・鎌倉を巡るコースにも組み込まれ、大変な賑わいを見せるようになり
についてはました。 (京極兵庫高門の歌についてはこちらをご参照ください)
大規模開発など時代の変遷とともに金沢の街並みも大きく変貌し、今は僅かに京浜急行の駅名
にその名を残すばかりとなった金沢八景は当時の面影がほとんど消え、場所の特定することすら
難しくなってきました。
このような状況の下で、金沢区では区政60周年・横濱金澤シティガイド協会設立10周年を
記念して、平成の「新金沢八景」を平成20年、区民投票により選定しました。
新金沢八景はつぎの8カ所の景観と史跡です。
「梅 花」 (早春の能見堂跡に咲く梅の花) 「一 望」( 金沢自然公園からの眺望)
「春 色」(西柴の桜トンネル)
「彩 色」(八景島に咲く色とりどりの紫陽花)
「白 帆」(横浜ベイサイドマリーナのヨットの帆
「展 望」(海と緑を辿るシーサイドライン)
「潮 干」(海の公園の白砂青松)
「古 道」(往時を偲ばせる朝夷奈切通し)
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