小 泉 夜 雨
 (こ ず み の や う)
 


む  か  し


京極高門 のうた


い    ま


 かぢまくらとまもる雨も袖かけて
 涙ふる江のむかしをぞ思ふ

 大川上流の南岸から、手子明神付近の雨の情景で広重の佳品と言われている 
 行き交う二人の道端にあった竹生島に枝を広げていた大きな松の梢から雫をおとしていたのが「小泉夜雨」の起源ともいう
 かぢまくら=船中でねること。船旅         
 手子神社は、釜利谷の領主であった伊丹左京亮が文明4年(1473)釜利谷の総鎮守として祭ったのが起源とされている 
 雨の日の手子神社は訪れる人もなく境内には弁財天がひっそりと祭られているが、なぜか雨が似合う社である

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