ケ ヤ キ(手子神社)

 樹々の緑が目にしみる頃、釜利谷の鎮守様として人々に親しまれている手子神社の杜には、大きくひろげた枝先に新芽をつけたケヤキの古木が見られます。

 春の新緑、夏の深い緑、秋の黄葉、冬枯れの木立と欅はいつの季節にも美しい姿をみせてくれます。都会の街路樹としても、私たちの心をなごませてくれていますが、特に木目が美しく「けやけき樹」であると言われてその名がついたとされています。

 手子神社は小田原北条氏の家臣だった伊丹左京亮が文明4年(1472)瀬戸神社の分霊を祀ったのが起源です。
 祭神は瀬戸神社と同じ大山祇命(オオヤマツミノミコト)で山を支配し、水源をまもる国土神です。

 ・横浜市指定名木 樹齢300年 幹周5.5メートル

●手子神社までは京浜急行金沢文庫駅より徒歩15分
                      (釜利谷信号左折)

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 ケヤキ(にれ科)
 

 山地にはえ、あるいは人家の周囲に植えられる 落葉高木で幹は直立してそびえ、大きいものでは高さ30m、径2mにもなり、多数の枝を出し、新枝には細毛がある。
 春、新葉と同時に淡黄緑色の細かい花を開く。材は賞用される。

(牧野新日本植物図鑑、抄)