フジバカマ(自然公園の花と樹)

     藤袴手折りたる香を身のほとり(加藤三七子)

 フジバカマはキク科の多年草で藤色の筒状の花を袴に
見立てゝ名づけられたものです

 原産地は中国で日本には奈良時代に渡来、万葉集には
秋の七草の一つとして詠まれ (「萩の花、尾花葛花 なで
しこ花 おみなえし また藤袴 朝顔が花」 巻八・山上憶
良)早くから知られるようになりました

 源氏物語には光源氏の長男・夕霧が西の対姫君・玉鬘に
この花を贈って求愛する場面があり(藤袴巻)、花言葉の
由来となったのかも知れません     

 ★花言葉 恋のキューピット

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花の見ごろ 9月下旬〜10月中旬
関連サイト 金沢自然公園秋の七草
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