アラカシ(自然公園の花と樹)


      さびしさは樫の実落つる寝覚めかな     蘆 夕   
      
  カシとはカタギ(堅い木→樫)のことで堅くて丈夫な特徴を生

 かし、古くから農機具や建築材のほか、武器としても使われ、太

 平記には 「・・・五尺三寸の太刀に樫の木の棒の八角に削りたる

   が長さ一丈二、三尺もあるらんと覚えたるを打ち振って・・・」

                とあります。  (巻第十八・金崎の城攻める事)

  アラカシは枝葉が粗大で固いことから名づけられたようです

 が、このほか日本ではアカガシ、ツクバネガシ、シラカシ、ウラ

 ジロガシ、イチイガシ、ウバメガシなど八種類のカシが見られま

 す。
 	 

     ブナ科 コナラ属 アラカシ種

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堅果の見ごろ 11月上旬〜11月下旬
関連サイト ・金沢自然公園シラカシ
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