シ ラ カ シ(浅間神社)

 
 夏の昼下がり、ひっそりとした浅間神社の境内にはシラカシの静かな姿が見られます。やがて訪れる秋祭りには小さなドングリの実をつけて五穀豊穣を告げてくれることでしょう。
 
 カシは樫の字のごとく材質が硬く、古くから米づくりの農具等にも使われ、古事記(下、雄略天皇)では神聖な木(御諸の厳白檮がもと
・・・・)として歌に詠まれています。

 浅間神社の祭神は木花咲耶姫で富士山と同じですが、安産の守護神として、地元民から厚く崇拝されています。

横浜市指定名木 樹齢270年、幹周1.7メートル

浅間神社までのあし 京浜急行金沢文庫下車徒歩10分
            (谷津川沿いに能見台方面へ進み左へ入る)



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 シラカシ(ぶな科)

 山地に自生するが、中部地方から関東にかけては人家のまわりに植えられている常緑高木。
 幹は直立して分岐し樹皮は黒色で大きいものは高さ20b、径60aにもなる。
 新枝は平滑で無毛。葉は互生、有柄、長楕円状皮針形あるいは皮針形、先は鋭尖形、基部は鋭形または鈍形。   
  (牧野新日本植物図鑑、抄)