う  め (十二社果樹園)

 
 熊野神社の裏山の杉や桜の山道をたどると、明るく開けた斜面に600本の梅の香りがいっぱいに広がっています。ここ十二社果樹園は戦時中高射砲陣地であったところですが、現在は民有地となり鎌倉風致保存会が緑地保存のため、全5ヘクタールのうち3.8ヘクタールを借りて果樹園として公開しています。
 園内には梅のほか、栗、桜、ゆず、松などが植えられ、季節に彩りをそえています。
 
 うめの花言葉は 忠実(紅)、高潔(白)ですがここでの梅は言葉どおりに早春の山にふさわしい花です。

あ  し
 京急バス金沢八景発鎌倉駅行きまたは神奈中バス大船方面行き朝比奈下車、
朝夷奈切通経由徒歩40分。JR鎌倉駅からは金沢八景または鎌倉霊園正門行きバスで「十二社神社」下車徒歩20分。

見ごろ
 2月中旬〜3月中旬 但し気候により変わるので事前の照会をおすすめします。(問合せ先 鎌倉風致保存会 Tel 0467−23−6621)




注 意 
 果実保護の為毎年5月11日〜6月30日およ
び8月21日〜10月20日は閉園となり入れません。

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   菅原道真と梅

東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花、主(あるじ)なしとて春な忘れそ」  

 これは太宰府で晩年不遇な日々を送った道真公の歌ですが、全国各地の道真公を祭った天満宮や天神さんの境内には、公の好きだったと言われる梅の木が植えられ、花が見ごろとなる受験シーズンには学問の神様に合格祈願をする善男善女で賑わいます。  kk