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  犬しつけ

 
【犬のしつけ】とは、飼い主が犬のボスになることです
 

犬はグループで行動する動物です。そのため、グループのボスになる(権勢本能)又は信頼できるボスをさがす(服従本能)ためにグループの中で競い合っています。仔犬に見られるジャレ合い、咬み合いも順位を決める一つの方法です。

これは、人間の家庭に入って来ても同じです。好きな様に咬ませたり、思うようにさせる人間は仔犬にとっては自分より下のものとみなします。

家庭の中で犬がボスになることは、人間にも、犬にとっても不幸なことです。小さいときから信頼できるボスは誰なのかをしっかり教えてあげましょう。

飼い主を引っ張り回す、又は犬に引きづられて歩く散歩をよく見かけます。これでは人間が犬に従っていることになってしまいます。群れが移動するとき先頭にたって歩くのがボス犬です。

 

 

 

これを逆手にとって、飼い主がリーダーとして犬を連れて歩くことで、ボスと認めさせる方法が【レッスン1】です。

生後3〜4ヶ月ぐらいから始めましょう。

2歳以上になってからでは、かなり苦労するかもしれません。

その時には、家から遠く離れたところで挑戦して下さい。

 

 

 【レッスン1】  リーダー・ウォーク法
 

犬が先に歩こうと前に出たら回れ右、犬が右に行けば左、左に行けば右に歩きます。

リードが張るともっと引こうとするので、犬がリードを引いたらすぐに方向を変えます。飼い主がリーダーシップをとってボス的歩行をする事を、リーダーウォークと言います。このとき、遠くを見て姿勢を良くし、キゼンとした態度で歩いて下さい。

 散歩の時に、飼い主の前に出ないで一緒に歩く様になり、飼い主が立ち止まったらそこで待っているようになるまで続けて下さい。

飼い主が立ち止まると待っているようになったら、リードを上に引いて下さい。『おすわり』をするはずです。

座らなければ、また歩き、また立ち止まり、リードを上に引き上げて座って待つようになるまで繰り返して下さい。

このレッスン中は、声をかけないで無言で行うのがポイントです。飼い主について歩き、飼い主が立ち止まると座って待つようになったら次の【レッスン2】に進みます。

家庭内でボスになっている犬(権勢症候群)や咬む犬(咬癖症 候群)を治すにも有効な方法です。

 

 《ポイント》

J  犬を無視して視線を合わさないようにする。

J  無言で犬に逆らって歩く。

J  リードをピーンと張り続けない事

 

 

 

 【レッスン 2】  拘束静止法
 

飼い主は両膝をついてすわり、股の間に犬を背中側から抱くようにして座らせます。左手で犬の前胸を、右手で犬の口をもって、「マテ!」と言いながら静止させます。

犬がもし暴れても、決して犬に負けないで、「イケナイ!」といいましょう。

そして手に力を入れて押さえ、犬が静かになったら、すぐ手をゆるめて「ヨシヨシ!」とほめて撫でてあげます。

この事を繰り返してください。犬が従順に飼い主の言いなりになったら徐々に止めます。どんな場合でも犬が抵抗している時に、中止する事は絶対ないようにして下さい。

それは犬が暴れればやめさせる事が出来ると自信を持つからです。

飼い主に犬の背を向けさせるのは、飼い主に絶対の信頼感を犬に感じさせるためで、犬と向かい合って座ってはいけません。犬にライバル意識が出来てしまうからです。

個体差があり、早い犬では5分、抵抗する犬でも10分ぐらいで静止するようになり、なかには居眠りをすることもあります。

こうなれば大成功、徐々に止めて1回目を終わります。1日に2〜3回は行って下さい。

このレッスン中に、飼い主の手を遊んで咬んだりする癖もなおしておきましょう。

手を咬む行動は、犬のもつ順位制という習性(権勢本能)からくるもので、初めは甘えの様に見えますが、自分の思い通りになるか、ならないかで、自分より強いか、弱いかを判断する行動の一つです。

早くやめさせておかなければ、犬がボスになってしまいます。

方法は鼻先に手をちらつかして、咬みたくなるように誘惑し、咬んできたら
厳しく「イケナイ!」といいなから、強く口を握り振るか、または手を口中へつっこんでください。これを2、3回やると二度と手を咬む事をしなくなります。

 

 

 鳴き過ぎでこまった時に!!


石や金属などを入れた空き缶 をいくつか用意をして下さい。

鳴き始めたら、用意した空き缶を大きな音が出るように投げて下さい。

ビックリして鳴きやみます。怒ったり、たたいたりせずに、無視した状態で鳴くたびに缶を投げて下さい。 

鳴いているときは犬を無視し続ける事がポイントです。

鳴かなくなってよい子になったら、遊んであげて下さい。

 

 

 

 

 

挿 し 絵 [ わがままな犬とのくらしかた ] ポプラ社

ゆーち みえこ 作 ・ 絵  

資料提供  日本訓練士養成学校 藤井 聡先生  電話 0492-62-2201

 

 

 

 

院 長   清 水  誠

〒187-0002  東京都小平市花小金井6−26−20

電話 042−461−8876 ・ FAX  042−463−5191

 

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