身体の大さの順番でいくとモルモットぐらいの大きさのヨーロピアン・ハムスター(クロハラ・ハムスター)から一般的なシリアンハムスター(ゴールデン)、ドワーフ(ジャンガリアン、キャンベル、ロボロホスキー)、ジャンガリアンよりやや小型のチャイニーズ・ハムスターまで多種のハムスターがいます。
これらは遺伝子の数から違うので、例えば、大きさの違う犬の体重80sのセントバーナードと体重1sのチワワでも子供を作ることは可能ですが同じハムスターなのにゴールデン・ハムスターとジャンガリアン・ハムスターとでは子供は出来ません。
数年前まで来院するハムスターは150g〜
200gぐらいで毛色が茶色と白のゴールデン・ハムスターでしたので、ハムスター =
ゴールデン・ハムスターでしたが、最近は同じゴールデン・ハムスターでも毛が長いのや毛が黒いの、白いの又は金髪など色々なハムスターが増えてきています。
実験動物学ではこの種の原産地がシリアなのでシリアンハムスターと分類されています。
しかし、最近来院するハムスターのほとんどがジャンガリアン、キャンベルやロボロホスキー等のドワーフと分類される30g〜50gの小型種になってきました。
ちなみにヨーロピアン・ハムスターの一種クロハラ・ハムスターが昨年ペットショップが輸入したとのことですがこの種はあくまで観賞用です。なぜならば性格が荒くてとても触れるようなものではなく猛獣です。
また、チャイニーズ・ハムスターは実験動物でペットとしてはほとんどないようです。
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