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6/12〜7/21 我が家にアシナガバチがやって来た その4

6月12日
毎日毎日、ハチが誕生してきます
6月24日
一週間後・・・さらに誕生していました
巣は過密状態です(^^;
7月7日
巣にはもう繭は見えません・・・
ハチの第一陣の羽化も一段落したのでしょう
一匹のハチが狩りから戻ると、たちまち飛びつき、肉団子を受け取ろうとします
それはまるでハチ団子です
その塊は見る見るうちに大きくなります(笑)
あまりの団子状態に、ついに一番下のハチの一団は落っこちる有り様・・・
飛んで戻ってくるものもいれば、よじ登ってくるものもいる・・・
なんともユーモラスな肉団子争奪戦です
7月21日
毎日のように観察を続けていたのですが、どうも様子が変です!!!
そういえば、娘バチたちが羽化を開始して以降、巣が大きくなっていません・・・・
あっっ・・・!!大変です
羽化してきたのは娘バチではなく、息子(オス)バチです(驚)
最初の数匹はメスだったようですが、それ以後はずっとオスのハチみたいです(顔面黄色)
通りでいつもいつもたくさんのハチたちが巣に残っているはずです
オスは何をするわけでもなく、巣に止まっているか、暑さを凌げる葉陰でじっとしています
また、生ゴミ堆肥を作るために日干しをしていたスイカの汁に群がったり・・・

女王バチは、受精嚢という精子を貯めておく器官を持っているそうです
秋に生まれた女王バチがオスと交尾をして精子を貯めておく器官です
卵を産み落とすときにそのコックを開いて受精させると受精卵としてメスが生まれる仕組みになっています
しかし、そのコックを開かずに生んだ卵は未受精卵となり、オスが生まれるのです
また、女王バチが途中で巣作りを放棄したり、死んでしまったときには
新しく生まれた娘バチが産卵するのです
それは交尾をしていないので生まれてくるハチはすべてオスです・・
我が家の場合は、すべての部屋に産卵を終えるまでアシナガママがいたので
娘バチが生んだのではなく、アシナガママが生んだオスバチのようです
これはどういった意味があるのか私にはわかりません・・・
巣を放棄することを予め決めており、少しでも子孫を残すためにオスバチを産み付けたのか?
・・・謎です

今、アシナガママの姿も見えません
娘バチの姿も見えません(たぶん・・・)
巣にはオスバチばかりです。


それから幾日も過ぎました・・・
日に日に巣のそばのハチは少なくなっていきました。
そして・・・結局、巣はこれ以上大きくならず空家になってしまったのです。

残念ながら、このアシナガバチの巣は繁栄しませんでした(涙)

来年は・・来年こそは・・・そう願わざるを得ません。
THE ENDです。

虫日記 「我が家にアシナガバチがやって来た」


[虫日記」11/13号に「感動!アシナガバチの一年」を載せてます
併せて見ていただけると分かりやすいと思います♪→→→Click



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