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9/1 庭の掃除屋さん その3 「ミミズ」
ミミズ |
ミミズ・・・ アリストテレスは「地球の消化管」と呼び、ダーウィンは「地球を耕す鋤き」に例えたそうです。 ミミズの語源は「目見えず」だと言われています。ミミズは全く目は見えませんが皮膚で光を感じ取ります。ミミズは明るいところは苦手です。ミミズにとって光というものは乾燥による命の危険を意味します。 ミミズのミイラをよく目にしませんか? それはたくさん雨が降った翌日によく目にする光景です。 雨水がミミズの巣穴を水浸しにし、息苦しくなったミミズが酸素を求めて地上に顔を出すのです。そのときうっかりとしっぽまで出してしまったらさぁ〜大変です。 巣穴に戻ることは容易ではないのです。うかうかしていると太陽が顔を出し、結局巣穴に戻れず干からびてしまうのです・・・。私が小さいとき庭は芝生張りでした。 目の詰まった芝生ではよくこのミイラミミズを目にしたものです。 ミミズは雌雄同体!つまり一匹がオスでもありメスでもあるのです。 では交尾って? それは・・・ミミズ2匹がそれぞれ自分の精子を渡し、そして相手の精子を受け取ります。 ミミズの体の一部に太くなった部分がありますよね。そこが生殖器なのです・・・。 なんて不思議な生き物なのでしょうか。 |
** ミミズの仕事 ** |
ミミズは一日に自分の体重と同じ量のエサを食べます。 ミミズのエサは主に腐葉土などの有機物です。暗くなると穴から身を乗り出してまわりに落ちている有機物を土中に引っ張り込んで食べます。その後、反対に向いてお尻をその穴からだして糞をします。ミミズの糞にはリン・チッソ・カリウムなどがたっぷり含まれていて栄養満点なのです。さらに彼らが地中を堀ると通気がよくなり、土を適度な粒にしてくれます。だからミミズがいっぱいいる土は有機物が豊富で良い土ということですね。そしてプラスミミズで、より状態の良い土壌になるのです。 |
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