チャドクガ(茶毒蛾;チョウ目ドクガ科)

マンションの壁に見たことのありそうな2cmほどの蛾が止まっていた。後で調べてみると、チャドクガであることが分かり、さっそく捕獲用にビンをもって行ってみたがもういなかった。チャドクガ幼虫(毛虫)の「毒針毛」(0.1mm程度のもので目に見えない)によるかぶれは猛烈なものなので、十分注意すべきである。チャドクガ成虫(特に♀)は羽化して飛び立つ際にその毒針毛を体に付けているので、幼虫ほどの猛烈さではないが、注意すべきである。
幼虫がサナギになるとその表面やマユに毒針毛がベタベタついていますし、雌成虫は羽化すると腹の先に毒針毛をまとめてつけて飛びたち、 それを卵塊になすりつけます。このためチャドクガは、幼虫ばかりでなく脱皮殻やサナギや成虫や、卵まで人を刺します。(JATAFF・農林水産・食品産業技術振興協会
('17) 6月30日撮影 於府中市
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