ヤマトタマムシ (大和玉虫 ;甲虫目タマムシ科)

よく知られているタマムシ。サイズは大きく、3~4cm。写真のものには産卵管が見えているので♀。6月~7月の蒸し暑い日に、飛翔している姿をみかける。硬い美しい鞘翅をひろげ下翅だけで飛ぶ。体を立てた姿勢で飛ぶので独特の飛翔スタイルである。エノキ、ケヤキなどをホストとする。
立枯れ木や一部枯れた枝などに産卵し幼虫は数年その中で過ごす。枯れ木をすぐさま伐って処分してしまう都会の公園ではなかなか見られない昆虫だ。枯木や枯枝、雑草や枯草を残しておくことも生物多様性のために必要である。

('14) 7月14日撮影 於小金井市
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