マスダクロホシタマムシ (桝田黒星玉虫 ;甲虫目タマムシ科)

野川公園にヒノキの立派な木が何本も林立している一角があるが、半分立ち枯れたヒノキの樹表で撮影した。このタマムシ美麗種は前から図鑑やネット写真で見てあこがれていたが、意外に身近な所にいたことを知った。「強度の助間伐や枝打ちを受けたり,林道開設された林縁部など,生理障害で衰弱したと思われるスギ,ヒノキ林でしばしば発生する」(森林生物図鑑)という。まさしくその通りの環境であった。マスダに「桝田」を宛てたのは「森林生物図鑑」による。(前記ヒノキは正しくはサワラであることが分かった。ヒノキ科ヒノキ属でわたしには区別が難しいほど似ている。)
写真は青緑色に写っているが、角度によっては黄色や赤味が強く写ることもある。大きさは1cmぐらいだが、だいぶ小さい個体もいた。

('14) 6月19日撮影 於小金井市
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