ススキの枯れ茎に止まっているクロトゲハムシ。体長4~5mm。この奇抜なトゲだらけのまっ黒な姿はよく知られている。ススキの葉を食べるハムシ。 よく似た種にクロルリトゲハムシがあるが、図鑑の説明によると「脚の爪は2本」で本種は「脚の爪は1本」だそうだ。わたしが種名検索の頼りにしているいくつかの先輩サイトは、本種よりクロルリのほうが「全体的に棘が長い」としている。それを信ずれば本種は「クロ」と思える。しかし、標本をいくつも並べて見せてくれている「吉崎ネット昆虫館」の写真をくり返し見たのだが、両種の区別はよく分からない。やむなく表記のように「クロトゲハムシの一種」とした。 |