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トップページ> 映画> レビュー> 2003年> 5月
May, 2003
めぐりあう時間たち
The Hours
監督: スティーブン・ダルドリー
原作: マイケル・カニンガム
脚本: デヴィッド・ヘア
音楽: フィリップ・グラス
出演: 二コール・キッドマン
ジュリアン・ムーア
メリル・ストリープ
エド・ハリス
ジョン・C・ライリー
ミランダ・リチャードソン
クレア・デインズ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞主演女優賞受賞/作品賞などノミネート
One moment , One life… ★★★★★
すばらしい。
とにかくすばらしい。
感動した!とかそういうのではなく、
どこか深〜いところにある何かをブルブルと鷲掴みされたような
そんな感覚。

二コール・キッドマンがすばらしい。
二コール・キッドマンには到底見えないところがすばらしい。
すでにメリル・ストリープの領域に入ったんだろう。
アカデミー賞は当然としか言いようがない。

ジュリアン・ムーアがすばらしい。
彼女のこういう役を見たのは『マグノリア』以来だけど、
この切なさは彼女にしか出せないのかもしれない。

メリル・ストリープがすばらしい。
"アンタ、一体いくつなの?"っていう疑問すら感じさせない
白熱の演技がすばらしい。もう「演技」って言葉を使うことすら
ためらわれるほど。

エド・ハリスがすばらしい。
ほんとにすばらしい。
これ以上書く言葉が思い浮かばないほどすばらしい。

ジョン・C・ライリーがすばらしい。
相変わらずすばらしい。
だらしないオトコをやらせたら、天下一品だ。

ほんとは、この衝撃をもっともっと書き表したいんだけど、
残念ながらオレにはその力がありません。
そこで最後に、
この映画のチラシに載っている中谷美紀さん(女優)のコメントを。

近年稀にみる上質で品の良い作品。
 この感動は筆舌に尽くし難い。


これまたコテコテのコメントだけど、
ほんと、こういう風にしか言いようがないんです。
彼女にすごく同感。

p.s.
この作品がアカデミー賞を獲っても、何の不思議もなかったです。
▲TOP
8 Mile
8 Mile
監督: カーティス・ハンソン
脚本: スコット・シルバー
音楽: エミネム
出演: エミネム
キム・ベイシンガー
メキ・ファイファー
ブリタニー・マーフィ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞主題歌賞受賞
一生に一度のチャンスを逃すな。 ★★★★
個人的に、「ラップ」という音楽と肌が合わないと感じているので
エミネムの音楽にも触れたことが、ほとんどありませんでした。

そんなエミネムが映画初出演した、半自伝的なストーリー。

アメリカという国も広いので、いろんなところがあると思うけど、
この舞台となるデトロイトという街で描かれる生活描写も
そんなアメリカの一面を表しているんでしょう。

ひどいね。ひどすぎるね。

こんなところで生まれたエミネムは、
こうして育ち、
こうして、素晴らしい「詩人」になっていったんでしょうか。

この主人公には「ロック魂」を感じました。
「反体制」とでも言い換えますか。
音楽としてのロックというジャンルという意味ではなく、
「反抗」「革命」「戦い」みたいな意味で。

いろんな視点からの問いかけがある映画だと思います。
人種、若者の生き方、夢と挫折、成り上がり、
家族、友達、そして人生。生きるって何?

エミネムがすばらしい。
そして、そのすばらしさを導き出した監督がすばらしい。
音楽もグサグサ響いてきました。
ラップというのは「ノリ」ではなく、
「詩」が最も重要な音楽なんですね。
サントラ、買ってみようかな!
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マトリックス・リローデッド
The Matrix Reloaded
監督: アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
脚本: アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
音楽: ドン・デイヴィス
出演: キアヌ・リーブス
キャリー=アン・モス
ローレンス・フィッシュバーン
ヒューゴ・ウィーヴィング
ジェイダ・ピンケット・スミス
ハロルド・ペリノー
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
★ひとつ分は完結編のために残しておきます。 ★★★★
すげぇぇぇぇぇ!
なにがどうなってるかわかんねぇけど
とにかくすげぇぇぇぇぇ!!


とりあえず叫んでみました。

とにかくスケールが違います。
これだけのスケールの世界観を持ったこの映画、
スター・ウォーズ』や『ブレードランナー』に匹敵するね。

ほとんどすべてのシーンがすさまじいです。
難解で高速なセリフ回しに圧倒されます。

観ましょう、とにかく観ましょう。
つべこべ言ってないで観ましょう。
いろんなところで楽しめると思います。
世界中で、この映画をもっとも理解できるのは日本人だと思います。

あぁ、この感動を今すぐだれかに伝えたいぃ!

p.s.
エンドロールが終わるまで、決して席を離れないように。
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ボウリング・フォー・コロンバイン
Bowling for Columbine
監督: マイケル・ムーア
脚本: マイケル・ムーア
音楽: ジェフ・ギブス
出演: マイケル・ムーア
ジョージ・W・ブッシュ
チャールストン・ヘストン
マリリン・マンソン
トレイ・パーカー
マット・ストーン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞
何かに踊らされている自分がいる。 ★★★★
わたくし、100%正真正銘の日本人であります。
29年間こうして生きてまいりました。
いちおう学校も卒業し、身についてない勉強もしました。
新聞も読んでるし、ニュースだって見てます。

でも、だからといって「日本」のこと、「日本」の今を
知ってるとは到底言えません。
結局のところ、歴史の教科書に書いてある以上のことは
知らないし(しかももう忘れちゃってるし…)、
テレビで流れる情報以上のことは知らないんだから。
(テレビで流れることでさえ、難しくてわかんないのに…)

知るべきことがあまりにも多すぎて、
知るべきことをあまりにも知らなさ過ぎるんです。
「勉強不足」と言われると、グウの音も出ませんけど…。

-----
自由と民主主義の国、アメリカのある実態に鋭く迫った
ドキュメンタリー映画です。
今年のアカデミー賞授賞式での発言で、ご存知の方も多いかも。
とっても素晴らしい内容だと思いました。
とってもマジメに、危機感を持って作られたんだと思います。
こういう映画を作ることができ、発言の自由が認められ
こういう映画に賞を与えるアメリカという国の
懐の深さを見て、まだ捨てたもんじゃないなぁと思いつつ、
それでもやっぱり
アメリカ人のことがますますわからなくなってきました。

それと同時に、じゃあオレは日本という国のことを
ほんとに知ってるのか?という疑問にぶち当たって
冒頭のようなことを考えたわけ。

今の日本だって、どこか狂ってるような気もするしね。
オレも、なにか巨大な力に踊らされてるだけなのかな?
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X-MEN2
X2 : X-Men United
監督: ブライアン・シンガー
原作: スタン・リー
脚本: マイケル・ドハーティ
ダン・ハリス
音楽: ジョン・オットマン
出演: パトリック・スチュアート
ヒュー・ジャックマン
イアン・マッケラン
ハル・ベリー
ファムケ・ヤンセン
ジェームズ・マーズデン
アンナ・パキン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
もっとハジけてもいいんじゃない? ★★★☆
アメリカでは、当然のように大ヒットしているシリーズ第2弾。
第1弾を見たときは、ストーリー設定としてのスケールと
実際の映像としてのスケールが合わず、
(ストーリーがしょぼかった…)消化不良だった記憶があります。

それに比べたら、この第2弾はとても楽しめました!
ミュータント同士の狭い争いだけではなく、
いろいろ絡んでましたし。
お金を湯水のごとく使ったであろうVFXもかっこよかったし、ね。
いちばんのアクセントは、アラン・カミング演じるナイトクロウラーでした。
こいつがいなかったら、
また単調に終わってしまったかもしれないですね。

それにしても、まぁ、どうして映画化されるアメコミは
こうも同じような設定やトーンなんでしょう?
スパイダーマン』だって『デアデビル』だって
この『X-MEN』シリーズだって、あんまり変わんないじゃん?
と暴言を吐くことだってできそうなんだもん…。

X-MENたちは、別に正義の味方ってわけじゃないんだし、
他の作品とはもうちょっと違う味があってもいいと思うんですけどねぇ。
なんかもったいない気がする。

グチってますけど、点数は甘めで。
けっこう好きなんです。エヘ♪
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