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トップページ> > 『スザンヌの日記』
スザンヌの日記
ジェイムズ・パタースン(著)/高橋恭美子(訳)
あれ?感想書いてなかったっけ??
と、今さらながら気づいてビックリ!
2年ほど前に読んで、感動の嵐に包まれた一冊だったのに…。

最近、改めて読み直したので、改めて書きたいと思います。

主にサスペンス/スリラー小説を得意とするアメリカ人作家
ジェームズ・パターソンが初めて書いた恋愛小説です。

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本の編集者ケイティは、詩人マットと仕事を通じて出会い、
そして恋に落ちました。
何もかもが運命的で、何もかもがバラ色に思えたそのとき、
マットは突然姿を消してしまいます。一冊の日記を残して。

「スザンヌの日記」と題された日記を
ケイティが読み進めていくうちに、秘められたマットの過去が
次第に明らかになっていくのでした…。

と、こんな感じで物語は始まります。

この後の怒涛の展開は、みなさん実際に読んでいただいて
確かめてもらうとして、この本ね、すっごくいい言葉が
たっくさん詰まってるんですよ。マジでマジで。
一部を抜粋してみたいと思います。

人生を、五つのボールでお手玉するゲームだと考えてみて。
それぞれのボールには、
仕事、家族、健康、友達、誠意という名前がついている。
あなたはいま、その全部をうまく宙に浮かせている。
ところがある日、仕事のボールがゴムでできていることに
ようやく気がつく。落としても、そのボールは跳ね返ってくる。
ほかの四つのボール−家族、健康、友達、誠意−は、
ガラスでできている。
どれも、一度落としたら、生涯消えない傷がついて、欠けて、
もしかしたら粉々に割れてしまうかもしれない。
この五つのボールの教訓をきちんと理解したとき、
あなたはきっと自分の人生のバランスについて考えるようになるでしょう。

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いつもリンクを張っているAmazon.co.jpには
いろんな人のレビューが載っていて、
買うときの参考にさせてもらっています。
で、この本についてのレビューを
さっき読んでみたんですけど
その中に

「この話はお涙頂戴を意識して書いているとしか思えず、
 退屈である」

という指摘がありました。

オレ思うんです。
最初からお涙頂戴を意識して作られた物語であったとしても
それで最終的に感動できれば、それは素晴らしいことだ、と!
「はっは〜ん、この本、もしかしてお涙頂戴ものだな。
 よしわかった、絶対泣いてやるものか!」
と、最初から斜に構えて読んでたら、
そりゃ退屈するに決まってますよね。

もうちょっと素直に、
頭を空っぽにして読めないものでしょうか。
その結果、感動で涙が止まらなくなったら
それは作者の勝ち!
それでも全然泣けないんなら、作者の負けってことでしょ?

オレが読む限り、この本は作者の圧勝です!
posted on 2004.09.06
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