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キャンピングカーの快適化・その6

コルドバンクスの快適化

リヤベッドの防寒@・・・窓の断熱
寒い時期、コルドバンクスのリヤベッドは冷える。
防寒対策として窓に断熱材を入れた。

二重アクリルガラスとブラインドの間には、約1センチのスキマがあるので、ここに8ミリ厚の断熱材を挟み込む。
着脱容易なので、寝るときだけ使う。

断熱材はブラインド操作の障害にならず、抵抗無く開閉することができる。

クルマの左上部の小窓(寝るときには顔の上になる)にも、同じ断熱材を挟んだ。

リヤベッドの防寒A・・・ベッド足元の断熱
ベッドの足元。
ここには小窓があるのだが、壁ごと断熱材で覆った。
押し込んであるだけだから、着脱は簡単。

これで足元の冷えが改善した。
リヤベッドの防寒B・・・小物入れの断熱
ベッド横にある、細長い物入れ内も、その外壁面と底面に断熱材を貼った。
ヒンヤリした冷気が出てこなくなった。
リヤベッド防寒&防湿B・・・枕元のドア
外気温がマイナス2〜3度以下になると、開口部縁取りのゴムパッキンが結露する。結露による熱損失は大きい。

壁とドアの全面を、厚手の断熱材でベッタリと覆ってしまえば完璧なのだが、ボクは長身なので、扉部分の凹みを無くしたくない。
そこで、写真のように、扉面に絨毯を貼った。
扉まわりのゴムパッキンには、細く切った絨毯をスポンジ製の両面テープで貼り付けた。
(両面テープ+絨毯)の厚みが、結露を防ぐ。
覆いきれないゴムパッキンの内側面には、吸水テープを貼った。

もちろん、真冬の北海道に行けるような対策ではない。
リヤベッド防寒C・・・荷物室との通気を塞ぐ
扉とベッドのスキマをスポンジで塞ぎ、下の荷物室との通気をシャットアウトした。
矢印部分がそれで、スポンジを貼り付けた上に、黒いビニールテープをかぶせてある。
扉を閉じれば、上下の通気が遮断される。


ボクは下に清水タンクを収納しているから、湿気流入防止にもなっている。
毎日水を補充するので、清水タンクはいつも結露で濡れている。
なお寝具の下には、湿気防止のシートを入れてある。
リヤベッド防寒D・・・上段ベッドの断熱
上段ベッドは使わないので、半分を跳ね上げたままにして、半分を物置にしているが、冷気をシャットアウトするには、ベッド上下の全体を断熱しなければならない。

上段の荷物をどかして、小窓のある壁と、後部壁面を断熱材で覆った。
左奥に小窓が隠れている。
右側がクルマ後部の壁。
この対策で、下のベッドに冷気が降りてこなくなった。
****************

断熱の効果は?
早朝、外気温が1度の時に確認・・・
施工前にはダイネット中央の温度計と、リヤベッドの枕元壁際(リヤ壁)の温度計で、ほぼ3度ほどの差があったが、施工後には0.1度の差に縮んだ(ダイネット8.3度、枕元8.2度だった)。
なお、この時は窓の断熱をしていなかった。
リヤ荷物室の防寒・断熱
リヤ荷物室の荷物をどかして、内側に断熱材を貼った。
清水タンクや水ポンプの凍結を防ぐのが主目的だが、室内の保温にも間接的な効果があるだろう。

荷物室の扉には発泡スチロールが入っているが、壁は中が空洞になっている。床はパーチクルボードが1枚だけ。
だから、壁面と床面に断熱材を貼った。

車上生活向きの靴
キャンピングカー暮らしは、半分が路上生活みたいなものだから、クルマからの出入りが頻繁になる。
狭いエントランスには何種類もの履物が置けないから、P泊場所に到着するとサンダルに履き替えていた。
しかし、この靴を買ってからはサンダルが要らなくなった。

チャックが開いた状態だと、足を前に押し込めるので、靴べら無しでも、スムーズにパッと履ける。
それなのに、足にフィットしているから、チャックを閉めなくてもちゃんと歩き回れるのだ。ヒモの締め加減で、微妙な調節が出来るのも役立つ。
チャックとヒモの両方ついているのが、一見無駄なようで、実は無駄ではないという、良く出来た靴である。
運転席カップホルダーの改善
(改善前)
 
(改善後)
カップ入れの穴位置が後方過ぎるため、
運転しながら左手でカップを取ろうとすれば、ひじが後につかえる。
左右の2本のネジを抜いて、プラスチックを前後逆さに付け直すことで改善した。

カップホルダー側の下部には2本の引っ掛け爪(赤矢印)が出ているので、これが入り込むように、赤矢印部分にナイフで穴をあける。
ネジ穴の位置が変わるので、新しい位置(下地は鉄パイプ)に下穴を開けて、タッピング止めにして完成。
サイドオーニングの汚れ対策




オーニングを引き出すと、端から30センチぐらいの下面(写真のA部分)が、いつもひどく汚れている。
雑巾で拭けばきれいになるのだが、すぐにまた汚れる。
最近になって、この汚れが何処から来るのかに気づいた。
そのカラクリは、下図の通りである。

オーニング上面の@部分は雨樋になっていて、当然ここが汚れる。
脚立に登って、上から見下ろさないと見えない部分だから、つい見逃されて、ヘドロみたいな汚れがコッテリと溜まってしまう。
そして・・・下の図を見ればわかるが・・・オーニングを巻き込むと、ヘドロ汚れが裏面のAに転写されるのである。

改善するには、モトから絶たなきゃダメで、雨樋部分をキレイにすれば良い。皆さん既にご存知で、ボクだけが知らなかったことかもしれないが。
ウィンドオーニング取り付け

テグスを継ぎ足して、チョイ出し使用
オムニスターのウィンドオーニング
「W-150型・幅185センチ・重量5.5s」
これを買った主目的は、夏の暑さ対策である。
駐車するときは、冷蔵庫のある左側を日陰にするので、この大窓からは日光が入ることになる。

暑い夏に日射を嫌ってブラインドを閉じれば、風が通らないし、ブラインドからの輻射熱で車内の温度が上がる。
このウィンドオーニングを使えば、日射と輻射を遮りながら、通風が確保されるので、車内がとても涼しい。

2011年の北海道は暑かった。
これが有ると無いとでは、車内に居られるか居られないかの違いがあった。
クルマ暮らしは、他に逃げ場の無い、ワンルーム生活だが、ウィンドオーニングは、このワンルームの居心地を良くしてくれる。


取り付けてみると、このオーニングは決まった出量・・・中段の写真の位置でしか止まらない。
チョイ出しで止められるようにすれば、雨の日の野鳥観察&撮影に好都合になるので、引き出しテープに釣りのテグスを継ぎ足して、延長出来るようにした。
延長したテグスをフックに引っ掛ければ、下段写真のようにチョイ出しが出来る。

テグスを使用しない時は、テグスをテープに沿わせて、マジックテープで貼り付けておけば邪魔にならないし、オーニングの収納時には一緒に巻き込まれて収納される。
窓際灯をLED化


節電のために窓際灯を改造。

蛍光灯から蛍光管を抜き、部品はスイッチだけを残して全部廃棄。
器具内の出っ張った部分を切り取って、フラットな板を貼り付けて、平らなプラットホームを作った。
そこにテープLEDを並べて貼り、スイッチに繋げば完成。
既存の蛍光灯器具を再利用するので安上がりだ。

このテープLEDは12V用で、LED3個がワンユニットになっていて、お好みの長さに切って使える。
使ったテープLEDは36球で、2.88W。

元は「8ワット蛍光管×2本=16ワット」なので、大幅に暗くなったが、ここは暗くても構わない場所である。
明るくしたければ、並べるテープLEDの数を増やせば良い。

テープLEDは、エルパラで購入。
天井灯をLED化
キャンピングカーのメイン照明である天井灯をLED灯に改造し、ダイネットのLED化が完了した。

写真上は改造前。
(8W蛍光管2本)+(LED)で使っていたが、これを全部取り外して、スイッチと筐体だけを再利用する。

写真中段。
114球のテープLEDを貼り付けた状態。
これで9.12W。

写真下段。
プラカバーを被せて天井に取り付けて点灯。
「部屋全体を明るくする」という能力では、LED114球の明るさは、ほぼ8W蛍光管2本と同じ明るさに感じられた。
この事例「蛍光管からテープLEDへの変更」で、およそ60%のワット数で同等の明るさが得られる、ということが分かった。

ウチのキャンピングカーは、よそ様に比べれば、猛烈に明るい。
大きな省エネ効果を出したい人は、「部屋全体を明るく」するのではなく、「テーブル上だけを照らす」ようなスポットライトにすれば良い。
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