「元気ですか」 一日目

2004.03.22 Mon

8:00 起床

 眠かったの。とっても眠かったの。
 だって今日は月曜日。まともに起きられるわけないじゃない。
 しかも、前日寝たのって 4:00am近くだし。
 まあ、これには狙いもあって。この寝不足の状態のまま、昼間眠らずにいれば、21:00消灯でもすんなり寝付けるはずと。

 薬を飲んで、食事。
 8枚切り食パン 2枚、タラとしめじを電子レンジで加熱したもの、パプリカとトマトのサラダ、無脂肪乳、イチゴ。
 無脂肪乳が500mlほど残っちゃってたので、カロリーオーバーかも、とは思ったけど飲み干しちゃったわ。牛乳ほど高カロリーじゃないからいいわよね。(いいのか?)
 片付けてたら、指定された時刻に遅れそうになったので、慌てて病院へ。
 雨が降ってて寒かったわ。

10:00 入院

 入院窓口に行ってみたら、けっこう混雑してたわ。
 15分くらい待たされて、やっと受け付け。
 右腕に、病棟と名前を書いたリストバンドをつけられて、退院するまで外さないようにと告げられ、ああ、入院するんだと実感したわ。

 そして、病室へ。
 内科とか外科とか関係なく、短期入院用の病室だったわ。
 二週間ってのが短期かどうかは分からないんだけど。

 で、4人部屋なので隣の声とか筒抜けなのよね。
 まず一人目は、60代くらいのお爺さん。
 前立腺ガンの検査入院で一泊二日らしいことが判明。
 肛門から器具を入れて、前立腺の組織を少し切り取るので出血します、なんていう説明を聞いて、なんだか暗澹たる気分になってきたわ。
 そんなのに比べたら、私の糖尿病なんて全然ましよね。

 二人目は、40代くらいのおっさん。
 ぽっちゃり体型で、ちょっとイケなくもなかったんだけど、嫁らしきオンナがいろいろ面倒みてたので、期待しても何もなさそうね。
 病状は何か不明。明日には退院しちゃうらしいし。
 んで三つ目のベッドは空。

11:00 K医師の診察

 現れたのは、まだ20代後半とおぼしき女医。
 チェンジよ。チェンジ。30代短髪がちむちネコの男性医師に交換よっ!
 と、心の中で叫んでみたものの、さすがにそれを口に出すほど根性は座っていないのよね。まだまだだわ、私。(何がだ)

 で、午後から主治医の診察があるとのこと。
 ということは、主治医はこの娘さんではないのね、と喜んだのも束の間、主治医も女医だという無情な宣告が。
 ねえ、もしかして私が独身男性だから、女医をあてがっておけば喜ぶと思ってるんじゃない?それは間違いなのよ。大いなる間違いよ。今からでも遅くないから訂正してぇ〜〜、と心の中で絶叫。(やっぱり弱い)

 んで今後の方針としては、食事療法だけでいけるだろうとの判断で、当面は投薬中止。
 指示エネルギー量は 1,760kcal (=22単位) だと。
 そして、3日間の蓄尿を指示されたわ。
 軽く問診、触診などして、診察そのものは 10分程度で終了。

 そして、看護師さんによる身長、体重測定。
 それから血糖値の測定。指先から少しだけ採血する、あんまり痛くないやつね。
 蓄尿の手順も、このときに説明を受けたわ。
 まず、でかいマグカップに放尿。
 それからトイレの壁に吊るしてある、個人別の蓄尿用ビニール袋に溜めるの。
 他人の尿の色や量まで完璧に分かってしまうというおまけつき。っていうか自分の尿に関しても人目に晒されるんだけど。
 ある意味、スカトロ露出プレイ? (違う)

12:00 昼食

 メニューは、ざるそば、卵焼き、ほうれんそうのおひたし、ゆでた豚肉と茄子 (料理名は不明)、グレープフルーツ。
 ええっと。
 足りません。圧倒的に足りません。

13:00 心電図検査

 言われた場所へ行ってみたら長蛇の列。
 外来も入院患者も、一緒くたに検査するのね。まあ、そういうものか。
 20分ほど待たされて、やっと順番が回ってきたわ。
 ここで、ラウンド髭にM字型ハゲの、40歳前後くらいの医師を発見。
 アタシこれがいい〜〜、主治医この人にする〜〜っ!と心の中で絶叫。(またか)
 ま、心電図とってるくらいだから、糖尿病の専門ではなさそうね。ちっ。

14:30 いろいろ説明

計量  秤と食品交換表を持って看護師が登場。
 入院中は、全ての食事を計量して記録するように指示が下ったわ。
 この画像のような感じで、まず食べる前の食器と食べ物の重量を測定。
 食べ終わったら食器の重量を測定して、引き算して食べた量を算出。
 んで食品交換表を見ながらカロリー計算して、自分が摂取したカロリーを把握するという手順なのね。
 これを続けて、何をどのくらい食べたら何カロリーというのをきちんと理解し、最終的には食べ物の量を見てカロリーを概算できるようになるのが目的なんだって。
 これがちゃんと出来ると、外食のときなんかでも、出された食べ物をどれくらい残せばいいのか判断できるようになるってことね。
 頑張るわよ。
 これが出来れば、食べ放題にも行けるようになるわ。(やめとけ)

 それと、食品交換表は貸すけど、あとで自分で購入して返すようにと、本屋の位置まで教えてくれたわ。
 だったら買って渡してくれ。(心の叫び)  

16:30 主治医の診察

 14〜15:00には主治医が来ると聞いていたので、あんまり院内をうろうろしないで待ってたんだけど、結局こんな時間に。
 主治医のT医師は、たぶん30代半ばくらいの、飄々としたショートカットのお姉さま。もしかしたら40代かもしれないけど。女性の年齢は分からんわ。
 いきなり年齢きくわけにもいかないし、興味もないし。

 今後の検査の予定などを聞いたり、診療計画書に署名させられたりして、15分程度で終わり。
 運動療法という名目で、外出は全然OKらしいわ。
 さすがに外泊はダメみたいだけど。
 つか外泊して良いんだったら、入院してる意味ないわよね。

 17:00から風呂。
 17:30に血糖値測定。
 97mg/dl。ぜんぜん正常じゃん。
 昼の測定値は聞きそびれたので気になってたのよ。
 まあ簡易測定なのでけっこう誤差はあるらしいんだけどね。

 ちなみに昼の値も聞いてみたら、86mg/dlだと。
 なんだか入院に対するモチベーションが、微妙に低下。
 ああでも今日の朝までは薬を飲んでたからなぁ。
 明日以降、薬なしで血糖値がどうなるかが問題よね。

18:00 夕食

3/22 夕食  デジカメを持ってたら、食べたものをで撮影して記録しておくようにと医師から指示があったので、夕食から撮影開始。
 とりあえず携帯電話のカメラでも良いと言われたので、携帯で。

 ご飯200g, 浅漬け30g, 揚げだし豆腐 90g, 茹でたキャベツ 45g, さばの塩焼き55g。
 さばが、こんな脂っこいもの食っていいのかと思うほどギトギトしてたわ。
 カロリー的には足りてるんだろうけど、食感がもの足りないわね、やっぱり。
 自炊のときは、とにかく低カロリーで量が食えるものを、という観点から、鱈とか牡蠣とかばっかり食べてたからねぇ。
 それでも腹が減るから、野菜もたくさん食べてたし。

18:30 外出

 箸とかカップとかデジタルカメラとか、こまごましたものを取りに帰宅。
 サイトも更新しちゃおうかと思ったど、今日の分が全然書けてないので止めといたわ。しばらく更新できないって書いた翌日から、いきなり更新するものアレだしね。安売りはしないの。(そういう問題ではない)

 21:00消灯なので、20:30には病院に戻ったわ。


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