「元気ですか」 入院までの経緯

2004.02月上旬

 たぶん、この頃からだったのよね。
 なんだか、やたらと喉が渇くようになって。
 昼食のときに、500mlのペットボトル入りカフェオレを買って飲む習慣があったんだけど、それでは足りずに、500mlのお茶とか、ダイエットコークとかを追加して買って飲むようになってたの。

 それから、何もしていないのに体重減少。
 それまで75〜76kgで推移していた体重が、1月末で 73kgに。
 この程度の変動ならよくあることね、と、あんまり気にしてなかったんだけど。

2004.02.25 Wed

職場の健康診断

 年に一度の人間ドック。
 尿検査の結果って、その日のうちに出るんだけど、ここで

 医者「尿糖が 3+です」
 私 「へ?それって多いんですか?」
 医者「ええ、とっても。血液検査の結果を見ないと断定できませんが、喉の渇き、体重減少というのは糖尿病の典型的な自覚症状です。詳しくは再検査で、専門医の診断を受けて下さい。」

 というやりとりがあり。
 簡単な食事療法のパンフレットを渡されたわ。
 この日から、自己流で食事制限を開始。

2004.03.01 Mon

再検査通知

 出社したら、私宛に電話がかかってきていて。
 「水曜日に健康診断の再検査があります。必ず受けてください」
 だと。
 わざわざ電話で念を押すってことは、けっこう深刻なのねと実感したわ。

2004.03.03 Wed

再検査

 糖尿病かどうかを判断するのに、経口ブドウ糖負荷試験ってのがあるのね。
 それをやるのかなぁ、と思ってたら、椅子に座った瞬間に、
 「糖尿病です
 と宣告されたわ。
 生活に疲れた感じの 40代くらいの女医さんが説明してくれたんだけど、私の血液検査の結果が、ブドウ糖負荷試験など不要なくらい、糖尿病であることを激しく示していたのよ。

 まず朝食前血糖値が 297mg/dl。正常値は 70〜109なのに。
 そして HbA1c。10.2%。正常値は 4.3〜5.8。
 特に HbA1cってのは糖尿病の経過観察に大切な数値で、30を足して体温と同じように考えると分かりやすいんだって。
 つまり体温だったら、37℃で微熱、38℃を超える状態が続くようだと危険でしょ。
 それが私の場合、体温が 40.2℃あるのと同じ状況なので、入院治療が必要という結論に。

 再び血糖値の測定もしたんだけど、食後で 343mg/dlという、なんだかステキな結果が出て。
 その場で、病院への紹介状を書いてもらって、翌日にでも行くように言われたわ。
 でも翌日は静岡出張の予定が以前からあったので、二日後に行くことに。
 急に進む病気じゃないから、一日くらい遅くても構わないって言われたしね。

 職場に戻って上司に伝えたら、ずいぶん驚いてたわ。
 そりゃ 30代前半で糖尿病なんて、そうそう発症しないわな。
 っていうか一番驚いてたのは私なんだけど。

2004.03.05 Fri

病院へ

 有休を取って、紹介状を書いてもらった、けっこう大きな病院へ。
 ここでも食後の血糖値を測定したんだけど、290台の値が出たわ。
 医師の判断はもちろん、入院。期間は 2週間。
 ただし、病室が空いてるかは不明なので、とりあえず薬の処方箋だけ出しておくと言って渡されたわ。

 どうせ入院が必要なら週明けにでも、と勢いこんで入院手続きに行ってみたら、
 「3/22まで空きがありません。
 と、冷たい返事。
 しかも空くのは、差額ベッド代 5,000円 / 日の 4人部屋だと。
 まあ、ここまで来て他の病院を探すのも面倒なので、その条件で承諾したわ。

 そして、糖尿病歴では先輩のタロー (って、タローはまだ境界型で健常者に近いんだけど)、栄養士の資格を持ってる旧友 TIX、医師の卵 S.I.G.N.くん (無精卵の疑いあり)、元彼ぼの、ほか、いろんな皆様の協力を得て、入院まで食事療法の日々が続いたわ。
 協力や応援して下さった皆様に感謝します。


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