怪奇幻想小説シリーズ

ウィアード3

12に比べ、質が低い気がする。いい作品はあるのだが、低いのもある。玉石混合状態だ。
「奇妙な中断」は出来は悪くはないのだが、タイトルの意味がよく解らなかった。
「邪悪な人形」もう一捻りあるものと思っていたらなかった。今の基準でとらえてはいけないのかもしれない。
「六○七号室の女」は訳が悪いのか、いまいち。他の作品とランクが違う気がした。

全作品解説の対象となった号

収録作品一覧
邦題 原題 著者 訳者
壁のなかの鼠 The Rats in the Walls ハワード・フィリップ・ラブクラフト(H.P.Lovecraft) 大瀧啓裕
柳のある山水画 The Willow Landscape クラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith) 大瀧啓裕
夜の末裔 The Children od the Night ロバート・アービン・ハワード(Robert Ervin Howard) 三宅初江
謎の羊皮紙 The Terrible Parchment マンリイ・ウェイド・ウェルマン(Manley Wade Wellman) 大瀧啓裕
地下室になにが The Thing in the Cellar デイヴィッド・H・ケラー(David H. Kellar) 若林玲子
奇妙な中断 Strange Interval シーベリイ・クイン(Seabury Quinn) 大瀧啓裕
裸の貴婦人 Naked Lady ミンドレット・ロード(Mindret Lord) 児玉喜子
吹雪の夜 The Drifting Snow オーガスト・ダーレス(August Derleth) 大島令子
邪悪な人形 The Devil Doll ハネス・ボク(Hannes Bok) 河原ゆかり
特別料理 Piecemeal オスカー・クック(Oscar Cook) 植木和美
夜の翼 Night Wings ジャック・スノー(Jack Snow) 大瀧啓裕
六○七号室の女 The Woman in Room 607 ソープ・マクラスキイ(Thorp Mclusky) 河原ゆかり


書名:怪奇幻想小説シリーズ ウィアード3
編者:大瀧啓裕
解説:大瀧啓裕(ウィアード・テイルズを読む3)
カバーイラスト:吉井 宏
発行所:青心社
印刷・製本:日産印刷工業株式会社
初版発行:1990年10月10日
ISBN4-915333-80-9 C0197
定価:600円(本体583円)
形態:文庫
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