陰陽師 -生成り姫-

ハードカバー時にシリーズ初の長編と書かれていたので期待していたが、連作短編みたいな雰囲気でちょっと肩透かしをくらった気がした。発表媒体が違う(生成り姫は朝日新聞の新聞小説。)せいでもあるので、勝手に期待した方が悪いのだが。 短編「鉄輪」のリメイクが中心にあり、心情などが深く描写されている。

書名:陰陽師 -生成り姫-
著者:夢枕 獏(あとがきも)
カバーイラスト:村上 豊
発行所:文藝春秋
印刷所:凸版印刷
製本所:加藤製本
初版発行:2003年7月10日
ISBN4-16-752809-6
形態:文庫(文春文庫 ゆ-2-9)
定価:本体581円+税