星虫

宇宙飛行士になる夢を持っている高校生、友美は学校では、そのことを隠し、猫をかぶって優等生を通していた。
毎日のトレーニングの一貫としてのジョギングの最中に「星」を捕まえるが、額に飛び込んできて消えてしまった。
翌日、額に虫のような物がとりついていた……。

第一回日本ファンタジー小説大賞で好成績をおさめた作品。新潮文庫で出版されていて、とても面白かった記憶がある。
ソノラマ版では改訂が加えられていて、時代設定を1990年代初めから2000年代初めに移したのはいいが、いくつか不整合を起こしてしまっているのが残念。
こういう小説は中高生にぜひ読んでもらいたいものだ。

書名:星虫
著者:岩本隆雄(あとがき)
カバーイラスト/本文イラスト:鈴木雅久
カバーデザイン:渡辺恭子
発行所:株式会社朝日ソノラマ
印刷製本:図書印刷株式会社
初版発行:2000年6月30日(新潮社版:1990年)
ISBN4-257-76907-6 C0193
形態:文庫(ソノラマ文庫907 い-7-1)
定価:本体571円+税
新潮文庫版データ
書名:星虫
著者:岩本隆雄(あとがき)
カバー/カット:道原かつみ
発行所:株式会社新潮社
印刷:東洋印刷株式会社
製本:有限会社加藤新栄社
カバー印刷:錦明印刷
初版発行:1990年7月25日
ISBN4-10-104411-2 C0193
形態:文庫(新潮文庫4510 A-1-1 ファンタジーノベル・シリーズ)
定価:480円(本体466円)