人類の存亡を担うプロジェクト。川崎 純はプロジェクトから身を引いた。プロジェクトの中心であるプロジェクト・スペシャリストになるためには宇宙パイロットの資格が必要だが、視力低下のため取得できないことがわかったためである。
そして3ヶ月後。純は郷里・高牧に戻り、普通の高校生として生活していた。高牧は25年の寿命と引き換えに如何なる願いも叶えるという鵺姫伝説の町であった。ある日、純は鵺姫にタイムスリップさせられ、鵺姫伝説直前の戦国時代初期に飛ばされてしまう。
「星虫」から3年後の世界が舞台ではあるが、タイムスリップ物。少々ご都合主義が過ぎるが、ジュヴナイルとして見れば、よく出来ている。