侵略者の平和 第一部 接触

林さんには某地方SFコンベンションでお世話になりました。もう7年以上前の話ですが。仮想戦記物を出しているのは知っていたが手にとったのは始めて。
読みはじめの第一印象は士郎正宗の「仙術攻殻オリオン」。組織名やセリフ回しでなんとなく思ってしまったが、誤解だった。かなりハードな内容だ。使い古されたネタだが、幾重にも積み重ねられ重厚で新鮮な世界を構築している。

那国文明圏、半径15光年に及ぶ人類による国家群である。彼らは主星から50光年離れたエキドナ星系に大船団を派遣していた。無人探査機が文明が存在すると思われる情報を送ってきたためである。
一方、惑星エキドナには人類に酷似した生命体が産業革命後の技術レベルにあった……


書名:侵略者の平和 第一部 接触
著者:林 譲治
解説:谷 甲州
表紙イラストレーション:門坂 流
イラスト:佐藤道明
フォーマット・デザイン:芦澤泰偉
発行所:株式会社角川春樹事務所
印刷製本:中央製版印刷株式会社
初版発行:2000年9月18日
ISBN4-89456-759-8 C0193
形態:文庫(ハルキ文庫 は-4-1)
定価:本体580円+税
侵略者の平和 [第一部 接触] [第二部 観察] [第三部 融合]
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