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No.176 大雪山
一昨年昨年に続き、3回目の大雪山です。今回は黒岳石室に泊ってお鉢巡りをした後、、大雪高原温泉に下りました。雪融けが例年より2週間ほど遅いとのことでしたが、昨年同様、沢山の花を楽しむことができました。

日時 2013年(平成25年)7月7日(日)〜9日(火)
天候 7月7日(日) 曇のち晴
    7月8日(月) 晴、朝のうち一時曇
    7月9日(火) 曇のち雨
同行 なし

7月7日 所要時間
黒岳リフト終点(9:00) ←45分→ (9:50)8合目(10:00) ←25分→ (10:25)9合目(10:35) ←45分→ (11:15)黒岳頂上(11:30) ←20分→ (12:00)黒岳石室
7月8日 所要時間
黒岳石室(5.50) ←1時間5分→ (6.55)お鉢平展望台(7.00) ←45分→ (7.45)北鎮岳分岐(7.45) ←20分→ (8.05)北鎮岳(8.20) ←45分→ (9.05)中岳分岐(9.10) ←35分→ (9.45)間宮岳(9.50) ←1時間 5分→ (10.55北海岳(11.15) ←40分→ (13.10)黒岳石室
7月9日 所要時間
黒岳石室(5.45) ←45分→ (6.30)北海岳登り口(6.35) ←20分→ (6.55)休憩所(7.10) ←1時間5分→ (8.15)北海岳(8.25) ←1時間25分→ (9.50)白雲岳分岐(9.50) ←25分→ (10.15)小泉岳(10.35 ) ←40分→ (11.15)白雲岳避難小屋分岐(11.15) ←25分→ (11.40)緑岳(11.45) ←1時間10分→ (12.55)第2お花畑出口(13.00) ←35分→ (13.35)第1お花畑入口(13.35) ←20分→ (13.55)見晴台(14.00) ←20分→ (14.20)大雪高原山荘

山行概要

7月7日(日) 層雲峡〜黒岳石室
お鉢平
荒井岳付近から見たお鉢平
写真中央3つのピークは左から凌雲岳、桂月山、黒岳
過去2回の大雪山の山行では旭川駅近くのビジネスホテルに前泊していたのですが、今年は4月の時点で予約が取れなかったため、層雲峡の温泉ホテルに前泊しました。
ホテルで朝食を取ったあと、ケーブルカーリフトと乗り継ぎ、リフト終点を午前9時に出発しました。歩き始めるとすぐ登山道に雪が現れ、これがしばらく続きます。急坂でしかも雪が腐っており、歩きやすいとはいえません。やがて、登山道の雪が消えて少し登りが緩やかになり、8合目に着きました。ここで先着していた人達に混ざって休憩です。八合目を過ぎて再び雪道を歩き、登山道の雪がなくなったところで9合目に着きました。ここまで来ると頂上まであと僅かですが、急坂が続きます。普段の日帰りの山行時の倍ぐらいの重量を背負っているので、少々息が切れだします。フーフー言いながら黒岳の頂上に着きました。あとは黒岳石室まで、今日は下るだけなので、ザックをおろして少し長い休憩を取りました。
黒岳の頂上から黒岳石室までは、花の多いところです。今年は雪融けが例年より2週間ほど遅れている、とのことでしたが、昨年同様、沢山の花を見かけました。
黒岳石室について受付を済ませ、自分の寝る場所を決めてから、石室の周りを歩いて花や周りの景色の写真を写して時間をつぶしましたが、少々時間を持て余しました。この日の黒岳の宿泊者は10人を少し越えた程度だったので、最後の宿泊者まで、寝る場所は空いているところを自由に選べました。


7月8日(月) お鉢巡り(反時計回り)
今日はお鉢めぐりです。朝、6時少し前に石室を出発しました。天気は晴れていますが、これから向う北鎮岳に雲がかかっているのが気になります。石室を出ると平らな道が先までずっと延びており、道の両側には白や黄色、薄紫色などの花があちこちに咲いています。また、左の方には北海岳が眺められます。歩き始めたばかりで、疲れも感じられず、ルンルン気分で歩けます。やがて行く手に小さな雪の斜面が現われ、黒岳石室から続いた平らな道が、登りに変わります。また、このあたりから周りが雲に蔽われるようになり、青空が見えなくなりました。
お鉢めぐりルートマップ小さな雪の斜面を越え、少し歩いたところで目の前に「お鉢平展望台」と表示された標識が現われました。標識の所まで行くと、お鉢平独特の異様さに目を奪われます。お鉢平展望台を過ぎるとガスの中を歩くようになり、ガスの中を進んでいると、目の前がボッと白くなって、雪の壁が現われました。急な斜面でトレースは真っ直ぐ上に伸びています。黒岳石室から見える北鎮岳の雪の斜面です。周りが殆ど見えないガスの中を、トレースを辿って登りました。雪の斜面を越え、緩やかになった道を歩くと、北鎮岳の頂上へ向う分岐に着きました。
少々強い風が吹いており、時おり周りのガスが切れて北鎮岳の頂上らしい丸い頂が見えます。もう大した登りはありません。そのまま、北鎮岳の頂上へ向いました。浮石がゴロゴロしている道をしばらく登ると,北鎮岳の頂上です。頂上は案外広く、休憩用のベンチも置かれています。雲が無ければ見晴しは抜群、と思われますが、周りは白い雲しか見えません。雲が切れることを願いましたが、そんな兆しは全くありません。頂上で15分ほど過ごし、頂上を下りました。
次の目標は間宮岳です。北鎮岳分岐から道は下りますが長くはありません。下りきって少し登り返したところに中岳の標識が立っていました。中岳を過ぎると道は緩やかな下りになり、開けた砂礫地の中を歩きます。砂礫地の中を進み、間宮岳の登りが始まる所に中岳分岐が現われました。ここから間宮岳の登りが始まります。上空の雲がどんどん薄くなり、雲に蔽われていた間宮岳のなだらかな山頂が姿を現わしました。間宮岳の眺望を楽しみにして先へ進みました。
中岳分岐から間宮岳の山頂まで、標高差は150mほどで、緩やかな登りが続きます。これといった花も見かけないので、歩くことに専念しました。 単調な登りがしばらく続き、やがて目の前が開け、広大な台地の一端に出ました。そのまま進むと間宮岳と表示した標識が立っており、更にその先で旭岳へ向かう分岐に着きました。ここからは、一昨年歩いた所を逆方向に歩きます。天気はすっかり回復し、晴れ上がった好天の下を北海岳まで、左にお鉢平、右手に高根ヶ原からトムラウシ山に繋がる景観を楽しみながら、歩きました。北海岳の頂上に着いてみると山慣れた様子の関西弁の若い女性二人組が休んでいます。挨拶がてら一言二個と話しましたが、今朝白雲岳避難小屋を出発し、これから私と反対方向にお鉢めぐりをするとのことでした。
彼女らが去った後、数人の登山者が到着し、一時北海岳の山頂が賑わいました。写真を撮ったり、何処から来ました、これからどちらへなど、お定まりの会話が始まります。こんな会話を聞きながら、黒岳石室へ向いました。尾根を下り、休憩所を過ぎて、北海沢の雪渓に着いた所からは、明日再びここを歩きますので、雪の状態を確認しながら慎重に歩きました。
黒岳石室の前は、昨日より賑わっていて、この賑わいは夕方まで続きました。この日の石室宿泊者は、昨日より多く、夕方到着した宿泊者は場所を指定されていました。


7月9日(火) 黒岳石室〜大雪高原山荘
昨日、黒岳石室の小屋番から今日の天気は曇と聞かされていましたが、予報どおりで黒岳石室を出発した時は、北海岳に雲がかかっていました。石室を出るとすぐ下りの雪の斜面が現われ、下りきったところで赤石川を渡ります。昨年渡渉地点に雪が無かったのですが、今年はまだ雪が沢山残っており、雪の上を歩きました。赤石川を渡り、川の中州のような感じの尾根の突端を越えると、今度は北海沢を渡ります。ここも今年は雪が沢山残っており、雪の上を歩いて渡りました。あとは、沢の右岸をそのまま詰めて行くと、北海岳の登り口を示す黄色のペンキの矢印が描かれた岩が目の前に現れました。
ここで、北海沢を離れ、少し歩くとベンチが設置してある休憩所に着きました。ここは、見晴しがよく、咲いている花の種類も多い所です。ザックを置いて一休みしました。一息入れたところで出発です。しばらく尾根を直登するきつい登りがあり、これを過ぎると尾根の稜線に沿った緩い登りに変わります。そのまま進み北海岳から延びる稜線の上に出て、稜線の上を歩くと北海岳の頂上です。
北海岳の頂上に着いた時、白雲岳にはまだ雲がかかっていなかったのですが、みるみるうちに西からの雲が白雲岳を隠してしまいました。天気が少々怪しくなってきたので、先を急ぐことにして、北海岳の頂上を後にしました。北海岳の山頂を下り、小さなピークを幾つか越えて休憩用のベンチを過ぎ、その先を左に曲がったところで、ガスの中に入りました。ガスの中に入るとすぐ雪渓です。ガスの中の雪渓は、方向感覚がなくなりますので、緊張しますが、ここには細いガイドロープが設置されているので、安心できます。昨年ここは、2つの雪渓に分かれていたのですが、今年はまだ1つに繋がっていたため、雪渓を越えるまで随分長く感じました。
緑岳ルートマップ雪渓を越え、白雲岳分岐に近くなったところで、顔に雨を感じました。白雲岳分岐もガスの中なので、休憩を取らずに先を急ぎました。しかし、小泉岳の登りで霧雨が始まり、しかも登るにつれて風が強くなります。赤岳と小泉岳の分岐に着いたときは、風の当る側の衣服がぬれるようになりました。しかしまだ道は乾いているので、天気が回復するのを願って、先へ進みましたが、風も雨もどんどん強くなるので、小泉岳でザックをおろし、雨具を着用しました。
昨年、小泉岳の北斜面に広がる小泉平は、花の盛りを過ぎていましたが、今年は丁度見ごろで、沢山の種類の花が見られます。写真を撮りたいのですが雨でカメラを出せません。それでも雨の中で何枚か花の写真を撮りましたが、そのたびにカメラがびしょぬれになりました。
この後、雨、風は更に強くなり、しかもガスが濃くなって視界が殆どなくなりました。白雲岳避難小屋の分岐までは、昨年歩いた記憶が残っているので、あまり気を使うことはありませんでしたが、白雲岳避難小屋の分岐から先はまだ歩いたことがありません。白雲岳避難小屋の分岐で、念のため地図を出して、これから歩く道を確認しました。緑岳までは、大げさな表現ですが五里霧中、しかも強風の中だったので、緑岳に着いて、休んでいる人を見たときはホッとしました。

これから向う大雪高原温泉から登って来た登山者に道の様子を教えてもらい、頂上を後にしました。頂上を過ぎるとすぐ岩場のなかの下りが始まります。下り始めると風が弱くなり、周りのガスも薄くなって、今まで薄暗かった辺りが明るくなりました。最初のうちは、岩畳のような感じの道なので、歩きにくさは感じませんが、ハイマツ帯の中へ入ると不規則にごろごろ転がっている岩の頭を歩くようになり、歩き難いことこの上ありません。しかも雨で岩が濡れているので、滑らないように気を使います。
岩場の道が終り、樹林帯に入ったところで、一休みしてカウベルを取り出しました。山中でカウベルを使うのは流石山の山行以来です。緑岳の岩場の下りで1人、私を追い越した登山者がいましたが、以後、前後に人影はありません。クマが気になりました。樹林帯の道はしばらく続きます。やがて、樹林が切れ目の前に大きな雪原が現れました。第2お花畑へ続く雪原です。気になっていたトレースは、雪原の山側の端を先に延びていますが、雨で消されかかっていて、あまりしっかりしたトレースではありません。雪原で2回、トレースが分からなくなり、GPSの助けを借りました。第2お花畑、第1お花畑と続いた雪原が終わり、夏道が目の前に現れ、もう道に迷う心配はありません。思わず顔がほころびました。
夏道へ出て、嫌と言うほど階段の洗礼を受け、大雪高原山荘に着きました。入口で、ザックをおろし、汚れたスパッツを外して雨具を脱ぎ、目の前の自販機の冷えたソフトドリンクをがぶ飲みしました。受付を済ませ、汗でべとべとになった衣服を浴衣に着替えて、温泉に直行です。3日ぶりに体を洗い、湯船に浸り至福のひと時を過ごしました。
「山の花」に以下の花の写真を追加しました。
ダイセツヒナオトギリヒメクロマメノキリシリリンドウチョウノスケソウエンレイソウチシマキンレイカヒメイワタデサンカヨウハクサンボウフウ
上記以外の昨年見かけた花もほとんどが咲いていました。

7月7日 層雲峡〜黒岳石室
黒岳ロープウェー 黒岳ロープウェイ山麓駅
この日は20分間隔で運行していた
ロープウェイ乗り場の入口売店では、EPIとプリムスのガスボンベを販売している
黒岳リフト リフト
ここのリフトはペアリフトで、ザックは背中から降ろして乗る
標高差250mの登りを10分ほどかけて登る
写真正面のピークが黒岳の山頂
リフト終点 リフト終点
リフト終点が黒岳の七合目
左の建物がリフト山頂駅、正面の建物がロッジ
黒岳へは、このロッジの前を通って登って行く
ロッジの窓口に入山者名と歩くコースを記載するノートが置かれている
雪道 黒岳への登り
リフトを降りて歩き始めるとすぐ急坂が現れる、しばらく雪道が続いた
八合目 8合目
ここから九合目まで、比較的緩やかな登りになる
九合目 9合目
休憩用のベンチが設置してある
ここまで来ると頂上まで、あと僅かだが、再びきつい登りが待っている
黒岳頂上 黒岳頂上
今回で3年連続してここに立ったが、過去2回と比べ、今回が最も天気は良かった
ロープウェイとリフトを利用すれば、容易に来ることができるので、人で賑わっていた
黒岳石室 黒岳石室
食事は出ないので素泊まりになるが、ソフトドリンクや、アルファ米、レトルトカレーなどを販売している
1泊2000円で、マットと毛布を貸してくれる
更に2000円追加すると寝袋を貸してくれる
中は、上下2段のカイコ棚になっている

7月8日 お鉢めぐり(反時計回り)
黒岳石室卑近から北鎮岳 黒岳石室からの眺め
上空は青空だったが、これから向う北鎮岳は写真のように雲の中だった
お花畑 お花畑
チングルマエゾノツガザクラが盛りを迎えていた
エゾコザクラエゾツツジイワヒゲなどもあちこちに咲いている
お鉢平展望台 お鉢平展望台
その名のとおり、お鉢平が目の前に広がっている
この日は、写真のように雲が下まで降りてきており、見たのはお鉢平の一部
北鎮岳の雪の斜面 北鎮岳の雪の斜面
この写真では分かり難いが、白い部分が雪の斜面
アイゼンをつけるほどではなかったが、かなりきつい斜面だった
北鎮岳分岐 北鎮岳分岐
写真の丸いピークが北鎮岳の山頂で、ここからは間近に見える
この日はかなり強い風が吹いていた
北鎮岳頂上 北鎮岳頂上
晴れていれば素晴らしい眺めを堪能できると思われるが、この日は写真のように周りの雲しか見えなかった
休憩用のベンチが複数設置されている
中岳 中岳
写真の標識が立っていなければ、気がつかない
晴れていればお鉢平の好展望地だと思われた
中岳分岐付近 間宮岳
上の写真の中岳を過ぎると目の前が開ける
ここは雪があると迷い易いと黒岳石室の小屋番が言っていた
写真の真中辺りに中岳分岐がある
中岳分岐 中岳分岐
広い砂礫地の中にある
この辺りから、上空の雲が目だって高くなり、天気がどんどん良くなった
間宮岳 間宮岳標識間宮岳
写真右側に間宮岳と記した標識が立っている
山の頂というよりはだだっ広い台地で、写真向こう側に旭岳への分岐がある

旭岳分岐 旭岳への分岐
写真左方向が北鎮岳、手前方向が旭岳、向う方向が北海岳
写真右端のピークは白雲岳
ここの標識にも間宮岳と記されている
荒井岳付近から北海岳と白雲岳 荒井岳付近から北海岳方向の眺め
写真左端の尾根の突端が北海岳で、写真右端の黒いピークは白雲岳
北海岳まで稜線上の見晴し抜群の道が続く
北鎮岳 荒井岳付近から見た北鎮岳
写真中央が北鎮岳でその右のピークが凌雲岳
ここは見晴しがよく、なだらかな登り、下りの道が続くので、爽快感に浸ることができる
高根ヶ原とトムラウシ山 高根ヶ原とトムラウシ山
この日は間宮岳から北海岳までトムラウシ山が良く見えた
しかしこの辺りでは、白雲岳から見たトムラウシ山の眺めが抜群
北海岳の登り 北海岳の登り
地図で見ると標高差30mほどの緩い登りの先に頂上がある
北海岳頂上 北海岳頂上
休憩用のベンチがあり、360度ぐるっと見渡せる
背景は北鎮岳で、その反対側、つまり手前側には下の写真の白雲岳が北海平の向うに聳えている

白雲岳 北海岳から見た白雲岳
ここから白雲岳の山すそまで広がる北海平も、いろいろな花を見ることができる
北海岳から黒岳方向 北海岳から黒岳方向の眺め
写真中央の雪が北海沢の残雪で、その向うのピークが黒岳

7月9日 黒岳石室〜大雪高原温泉
黒岳石室から北海岳 黒岳石室付近から見た北海岳
これから向う北海岳の山頂には雲がかかっていた
赤石川渡渉地点 赤石川渡渉地点
一面雪に蔽われており、雪の上を歩いた
この写真では分からないが写真右奥に大きなクレバスができていた
この辺りは昨年とだいぶ残雪の量が違う
北海沢 北海沢
北海沢に入ると上空に青空広がり、好天に向うのかと思ったが、そうは行かなかった
この辺りの雪は、昨年はもとより、一昨年より多く残っていた
一昨年、ここで写真左方向にある小さな沢に入り込んでしまった
北海岳尾根取付き地点 北海岳の登り口
登り口を示す黄色の矢印が岩に描かれている
初めてここを歩いた時、又来るとは夢にも思わなかったが、黒岳石室〜北海岳間を歩くのはこれで4回目になった
北海岳の登りの休憩所 休憩場所
休憩用のベンチがあり、北鎮岳が正面に眺められる見晴らしの良いところで、しかも周りには沢山の種類の花が咲いている
ここでしばらく休んで、花や景色を楽しんだ
黒岳方向 北海岳の登りから黒岳方向
上の写真の休憩所から少し歩いたところで写した写真
写真真中のピークが黒岳
この辺りから再び上空は雲におおわれた
北海岳から白雲岳 北海岳頂上から白雲岳
この少し前まで白雲岳が見えていたが、あっという間に雲にかくれ
雪渓 雪渓
白雲岳分岐の手前にある
写真では分かり難いが細いガイドロープが雪の上を走っており、とことどころにピンクのテープをつけたポールが立てられていた
これが無かったら、この雪渓を通過するのに時間がかかった思う
白雲岳非難小屋への分岐 白雲岳避難小屋への分岐
上の写真の雪渓からこの白雲岳避難小屋分岐まで、雨で風景写真を写していなっかた
この写真を撮ったとき、雨でカメラがびしょぬれになり、壊れるのではないかと思ったが、今のところはまだ健在である
緑岳頂上 緑岳頂上
強風と雨とガスで、とても落ち着いて休める状況ではなかった
緑岳の岩場の道 岩場の道
ハイマツの中に岩がごろごろした道がしばらく続く
この写真は序の口で、この後岩が大きくなり写真を写す余裕も無くなった
歩きにくいが黄色のペンキマークが頻繁に現われるので、道に迷うことはないのが救い
第2お花畑出口付近 エイコの沢のガレ場
雪原が写真左の谷側に向ってずっと広がっている
トレースは、しばらく雪原の山側の淵に沿ってずっと延びているが、途中で消えかけているところがある
雨のためか、20〜30分ほど先行しているはずの登山者のトレースが全く分からなかった
第1お花畑入口付近 第1お花畑入口
写真左のほうに夏道が顔を出していた
ベンガラが点々と蒔かれているが、もう少し視界が悪いと見失う恐れ大
上の写真から続く雪原はGPSを使用して歩いたが、トレースはほぼ夏道沿いに付けられていた
夏道 夏道
上の写真を抜けるとしばらくは、木道とこのような泥田状の道が交互に現われる
階段 階段
上の写真の夏道はすぐ終わり、大雪高原温泉まで階段の連続で、うんざりした
見晴台 見晴台
この日はここから何も見なかった
ここに立っている導標には、高原0.5km、緑岳4kmと表示してあった
しかし、高原0.5kmは随分長かった
緑岳登山口 緑岳登山道入口
緑岳登山口、頂上まで4.3kmと表示されている
ここまで来ると大雪高原山荘は目の前で、硫黄の臭いがするようにある
大雪高原山荘 大雪高原山荘
山小屋に毛の生えた程度の温泉宿と思っていたが、さにあらず、清潔感あふれるれっきとした和風旅館で、従業員も感じの良い人が多かった
温泉は白濁湯で、毎朝湯守が温度を管理している
夕食は山菜中心で、てんぷらや煮物などの出来立てを順番に持ってきてくれる

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