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No.158 日光白根山
今年も例年の如く猛暑が続いているので、涼しいところへでも行ってみようと、比較的高い山で気軽に登れる山を物色し、日光白根山(2578m)に登りました。

日時 2012年(平成24年)8月7日(火)
天候 曇のち晴
同行 なし

所要時間
ロープウェー終点(8.40) ←40分→ (9.20)七色平への分岐(9.20) ←2時間10分→ (11.30)頂上で昼食(12.00) ←55分→ (12.55)避難小屋(13.00) ←15分→ (13.15)五色沼(13.15) ←50分→ (14.05)弥陀ヶ池(14.15) ←40分→ (14.55)六地蔵への分岐(14.55) ←15分→ (15.10)七色平への分岐(15.10) ←35分→ (15.45)ゴンドラ終点

山行概要

日光白根山
白根山
ロープウェー終点のロックガーデンより
朝4時に我家を出発し、途中の上毛高原サービルエリアで朝食を取り、丸沼高原スキー場のロープウェー前の駐車場には、午前7時45分に着きました。身支度をしてロープウェー乗り場に行ってみると、丁度運転を始めるところで、15〜16人ぐらいの列ができています。山頂の終点で降り、身の回りを再チェックして歩き始めました。
二荒山神社の鳥居をくぐり、登山道へ入ります。登山道といっても最初は一般の観光客用の散策路と共用で、途中短い階段の登りもありますが、七色平への分岐までは、比較的緩やかな登りの道が続きます。七色平への分岐で、散策路と別れ、山頂へ向います。道はここから登山道らしくなり、徐々に登りがきつくなり、そのうち、急な登りが始まりました。汗が吹き出ますが、心地よい冷たい風があり、精神的には随分楽な感じがします。
やがて、登りが緩やかになり、樹林が切れて、山頂が眺められるようになりました。山頂へ向う登山者が見えます。私もこの中に混ざって山頂へ向いました。やがて頭の上に導標が見えるようになり、その前に立つと目の前に山頂へ続くピークが現われ、これを越えた先が頂上でした。頂上は狭く、結構混雑しており、頂上に立つ標識をバックに入替り立ち代りで記念写真を写しています。しばらく標識の前が空くのを待って、ここの写真を写し、頂上のすぐ隣のピークで昼食を取りました。昼食を取ったと言っても、、例によって食欲はあまりなく、魔法瓶に詰めてきた冷たい水でサンドイッチ1枚を腹の中に流し込むのが精一杯でした。

下山は、登ってきた道を引き返すのではなく、五色沼経由にしました。頂上を後にすると最初左に五色沼、右前方に中禅寺湖と男体山を見て歩きます。頂上を後にするとすぐザレ場が現われ、これを過ぎると岩がごろごろした急な下りに変わります。やがてダケカンバの林の中に入り、そのうち目の前に赤い屋根の避難小屋が現われました。小屋の中を覗いてみると、中はキレイに片付けられていました。小屋の入口の階段に腰を下ろして一息入れました。
ルートマップ辺りは静かで鳥のさえずりなども聞こえません。先ほどから少し離れたところで、草を食べていた鹿がこちらをじっと見つめています。なんとなく居心地が悪くなって、歩き始めました。避難小屋から少し下ると前方の木の間から五色沼が見えるようになり、更に進むと五色沼の畔に出ました。道は沼に沿って先へ伸びています。そのまま進むと五色山への分岐を示す導標が現われました。これを過ぎると道は樹林の中に入り、少し急になります。下山途中の登りは、体力を消耗しているので、つらくなります。ここも大した登りではなかったのですが、結構フーフー言わされました。やがて目の前が開け、道が平らになると再び五色山への分岐を示す導標が現われ、これを過ぎて少し下ると弥陀ヶ池に着きました。ここで一休みです。
白根山頂からここまで、行き交った登山者は3人組の親子連れのパーティーと男性のソロの計4人で、人気が少なかったのですが、ここへ来ると急に登山者が多くなりました。私の周りでも、数組のパーティーがそれぞれ休んでいます。魔法瓶の冷えた水を飲んで、ホッとした気分になり、10分ほど休みました。
弥陀ヶ池を後にして、目の前の小さな登りを登りきると白根山頂への分岐が現われ、更にその先に座禅山へ向う導標が見えます。ここを過ぎると樹林の中の湿った急坂が現われます。木の根や岩が濡れており、よく滑ります。足を骨折した3年前の小川山と感じがよく似ているので慎重に歩きました。急坂が終り、ホッとしたところで六地蔵と七色平方向を示す導標が立っている散策路に出ました。ここまで来れば、あとは歩き易い散策路を歩くだけです。七色平を過ぎ、すぐその先で今朝通った七色平への分岐に出ました。後は、朝来た道をロープウェーの終点までのんびり歩きました。

帰り道に、片品村の国道沿いにあった立寄り湯の「わたすげの湯」に入って汗を流しました。ここは食事も提供していて、ソバが魅力的だったのですが、このところ山で発症する「むかつき」がまだ残っていたので、湯から出てそのまま自宅へ向いました。

二荒山神社鳥居 二荒山神社登山道入口
二荒山神社の幟の向うの鳥居をくぐって先へ進む
鳥居の先には二荒山神社の社が建っている
現在地案内板 現在地案内板
ロープウェーの終点から歩き始めると分岐が多数出てくるが、要所の分岐にはこの案内板が立っており、位置確認が容易にできる
この案内板では、ロープウェーを降りると最初は散策路を歩くと説明されている
散策路 散策路
登山道へ入るとしばらく散策路を歩く
多少ぬかるんではいるが、歩き易い道がしばらく続く
七色平分岐 七色平への分岐
ここを七色平へ向って、弥陀ヶ池の手前で白根山の頂上へ向うルートもあるが、私はここで右の樹林コースを取って、白根山の頂上へ向った
急なのぼり 樹林の中の急な登り
上の写真の七色平を過ぎると、急な登りがしばらく続く
森林限界 標高2390m付近
この辺りが森林限界で、ここから見晴しが良くなる
頂上を目指している登山者が点々と見える
ここから、頂上までの標高差はまだ190mほどあり、結構なアルバイトを強いられる
登りからの眺め 見晴し
森林限界を過ぎると見晴しがよくなる。
一息入れて北の方を眺めたら比較的近くに山が見えた
残念ながら山の名前はわからない
五色沼分岐 五色沼方向への分岐
ここまで来ると頂上は目と鼻の先
涼しい風が火照った体に心地よかった
中禅寺湖と男体山 男体山と中禅寺湖
上の写真の分岐を過ぎて、頂上近くになると中禅寺湖や男体山が眺められる
頂上から見た五色沼 山頂から見た五色沼
眼下に濃い青色の水が眺められる
白根山頂上 白根山頂上
頂上は狭く10人も集まれば満員になる次々に人が登って来て、頂上は満員
写真のように標識の前に人が居なくなるまでしばらく待たされた
白根山長 白根山山頂
中央の台形状のピークの左側が頂上
頂上は狭いが、昼食を広げるようなスペースは頂上近くに十分ある
避難小屋 避難小屋
避難小屋内部中の寝場所は右の写真のように2段式で整理整頓が行き届いていた
ここには前白根山への分岐があり、これを示す導標が立っている
五色沼 五色沼
全国各地に五色沼があるが、この沼の水の色の特徴は?
沼の片側は山の斜面が迫っているが、登山道がある半分は草原が広がっていて、開放感がある
五色山への分岐1 五色山への分岐
五色山への分岐2五色沼の外れにある
この先で登山道は樹林の中に入り、登りも急になる
j樹林の中の登りが終わると、もう一度右の写真の五色山への分岐が現われる
弥陀ヶ池 弥陀ヶ池
池の脇を菅沼駐車場へ向う道が通っている
休憩用のベンチは設置されていないが、腰掛けるのに丁度良い石が転がっている
白根山長分岐 白根山頂上へ向う分岐
座禅山分岐弥陀ヶ池から少し登ったところにある
国土地理院の地形図では、ここに座禅山への分岐もあって十字路になっているが、座禅山(右写真)の分岐はこの少し先にあった
六地蔵分岐 六地蔵への分岐
ここで散策路と一緒になる
散策路とあるように、ここから道は歩き易くなる
五色平 七色平
食害防止用の電気柵がぐるっと取り囲んでいる
小さな湿原で、これといった特徴はなく、花も見かけなかった
乾燥化が進んでいるようで、湿原というよりは草原に近い
避難小屋 避難小屋
避難小屋内部七色平の外れに建っていた
右の写真のように中は床が抜け、荒れていて、ここに泊るには勇気が要りそうである

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