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No.155 宝永山
富士山の宝永火口壁の上にある宝永山(2693m)に登りました。今年になってから未だ5回目、前回の山行から約2ヶ月ぶり、とこのところ殆ど山で歩いていなかったためか、大した距離を歩きませんでしたが、ヘトヘトになりました。

日時 2012年(平成24年)6月30日(土)
天候 曇
同行 なし

所要時間
5合目駐車場(7.40) ←30分→ (8.10)新6合目(8.20) ←2時間→ (10.20)宝永火口壁(10.20) ←10分→ (10.30)宝永山(10.35) ←45分→ (11.20)火口休憩所で昼食(12.00) ←1時間15分→ (13.15)5合目駐車場

山行概要

宝永遊歩道
宝永遊歩道
5合目の駐車場に着いてみると、明日が日曜日の山開きの日のためなのでしょう、混んでいました。上段側は満車だったので下段側に車を止めました。
支度をして登山口へ行ってみると7月上旬まで通行止めの看板が立てられています。しかし、他の人達と同じようにこれを無視して、登山道へ入り、新6合目を目指しました。大した登りではないのですが、歩き始めるとすぐ息が切れてきます。今日は歩けないのがいっぺんで分かり、すっかりやる気をなくしました。天気も良くなく、一度上空の雲が切れて山頂の方が見えましたが、これは一時でした。宝永火口の底にある休憩所はガスの中で回りは殆ど見えません。ここで帰ろうかとも思ったのですが、折角なので、とにかく宝永山までは行くことにしました。休憩所を過ぎると火山礫の中の登りがきつくなります。ここをフーフー言いながら登りました。やっとのことで火口壁の上に着き、ここにザックを置いて宝永山を往復しました。
8年前は天気も良かったので、宝永山まで行った後、標高3000mまで登ってみましたが、今日はそんな元気はありません。ザックを背負い直して、下山しました。宝永山の火口の底の休憩所で山で、久しぶりに湯を沸かしてカップラーメンの昼食を取り、その後、花でも咲いていればと宝永遊歩道を通って5合目に駐車場に戻りました。

宝永山からの下りでは、富士山の頂上を目指しているのか、宝永山で戻ってくるのか分かりませんが、かない多くの人達(数十名)の人達とすれ違いました。団体、家族連れ、ペア、ソロ、多種多様の人達が上を目指していました。

宝永山の火口の底の休憩所で昼食を取っていると、監視員らしき二人連れが来て、辺りののケルンを手当たり次第、崩していました。最近は、ケルンの下に遺骨などを置く人がいるので、これを防ぐためにやっていると、近くの人たちと話していました。この人達の言によれば、富士山では石を持ち帰ることは勿論、ケルンを積むことも禁止だそうです。

登山口と通行止めの標識 登山道の入口には7月上旬まで通行禁止の掲示があるが、私も含め、これに目を留める人は誰も居らず、登山道へ入って行った
この掲示はどのような意味があるのだろうか
新6合目 新6合目
今は6合目と表示された、標識が立っている
ここにある宝永山荘は営業していた
ここで休んでいるとここの主と思しき人が出てきて話しかけてきた
その話しによると、ここから上の山小屋は未だ営業していないとのことだった
通行止めのバリケード 通行止め
宝永山荘の脇を通る登山道には通行禁止のバリケードが設けられていたが、駐車場の通行禁止の掲示同様、誰も気にせずに乗り越えて行った
富士山頂方向 山頂方向
この日頂上の方の眺望が得られたのはこの時だけ
後はずっと雲の中を歩いた
宝永火口底 宝永火口底の休憩所
休憩用のベンチが幾つか設置されている
晴れていれば、迫力のある宝永火口壁が目の前に見えるのだが、この日は写真のように雲の中で、周りは殆ど見えない
宝永火口壁の上 宝永火口壁の上
8年前にはなかった新しい導標が立っていた
ここから宝永山までは少し下りになる
宝永山 宝永山頂上
先客が居て昼食を取っていた
周りは雲で何も見えなかった
8年前に壊れていた展望盤は、写真尾のように真新しくなっていた
ブルドーザー置場 宝永遊歩道の出口(入口)
山小屋への荷揚げ用のブルドーザーの駐車スペースに出てくる
このブルドーザーの走っている姿は、迫力もあるが、環境破壊の大きさも考えさせられる

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