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No.94 木曽駒ケ岳
バスとケーブルカーを利用して、木曽駒(2956m)と宝剣岳(2931m)に登りました。平日にも係わらず紅葉狩りの観光客やハイカーで賑わっていました。

日時 2007年(平成19年)10月15日(月)
天候 晴
同行 なし

所要時間
千畳敷(8.35) ←40分→ (9.15)極楽平(9.20) ←10分→ (9.30)三ノ沢岳分岐(9.30) ←45分→ (10.15)宝剣岳(10.25) ←15分→ (10.40)宝剣山荘(10.40) ←20分→ (11.00)中岳(11.05) ←35分→ (11.40)木曽駒ケ岳で昼食(12.35) ←1時間25分→ (14.00)千畳敷

山行概要

宝剣岳から見た中央アルプスの稜線
宝剣岳頂上から見た中央アルプスの稜線
自宅を午前4時に出発し、菅の台バスセンターには午前7時15分に到着しましたでした。菅の台バスセンターは思っていたより駒ヶ根ICからずっと近いところにあり、危うく通り過ぎるところでした。
この時期、ここからロープウェーの出発駅のしらび平行きのバスの始発は午前8時とあったのですが、7時40分発の臨時のバスがあり、これに乗車することができました。ロープウェーの終点の千畳敷に降りてみると、既にかなりの人達が登山道を歩いていましたので、今日はだいぶ前から臨時のバスが出ていたようです。
当初は、ここから真っ直ぐ、まず木曽駒まで行き、行きか帰りに宝剣岳に寄る積りだったのですが、ここにあった案内板を見て気が変わり、最初に宝剣岳から南に伸びる稜線上にある極楽平に向かい、ここから宝剣岳〜中岳〜木曽駒と歩くルートに変更しました。こうすると、周回ルートが多くなり、行きと帰りで重複するルートが少なくなるたルートマップめです。前に大菩薩峠の山行記でも述べましたが、この方が得をした感じになります。このルートは、三ノ沢岳分岐〜宝剣岳の間で固定鎖がある岩場を歩くことになりますが、ここを除くと、誰でも歩けるハイキングコースです。高低差は小さく、視界さえある程度あれば道に迷うこともまずありません。人も多く、何かあってもSOS出せばすぐ誰かに伝わり、自宅の近所の散歩のようなのんびりした気持ちで歩くことが出来ます。この日は、宝剣岳に着いた頃から周りに雲が湧き出しましたが、稜線上に居る間は好天に恵まれ、雲上散歩を満喫できました。

ロープウェーを利用すると標高約2600mまで登ることができるため、標高3000m近い木曽駒や宝剣岳でも比較的容易に登ることができます。この日も小学生と思われる子供連れの家族や、かなりの年配と思われる観光客が木曽駒や宝剣岳に登っていました。但し、菅の台バスターミナル〜千畳敷間の通行料金は一人往復3800円ですから、3人連れの家族で来ると、交通費だけで合計1万円を越えることになります。

下山後は、今日の宿である戸台の仙流荘に行き、仙流荘で一風呂浴びて、今日の疲れを癒しました。明日からは、同じ駒ケ岳でも、ずっと大きなアルバイトを要求される甲斐駒の登山です。

菅の台バスターミナル 菅の台バスターミナル
広い駐車場が隣接している
駐車場の出入り口には、パーキングゲートがあり、有料(400円/日)
駐車場は広く、数百台は駐車可能
極楽平までの道 極楽平までの道
ケーブルカーの千畳敷駅から極楽平まで比較的緩やかで、歩きやすい道が続いている
極楽平 極楽平
向こうのピークは三ノ沢岳
南北に走る稜線の鞍部にあるので、ここまで来ると一度宝剣岳は見えなくなる

三ノ沢岳分岐 三ノ沢岳分岐
極楽平から10分ほどのところにある
目の前に整った形の三ノ沢岳が見える
三ノ沢岳分岐から見た宝剣岳 三ノ沢岳分岐から見た宝剣岳
極楽平から三ノ沢岳分岐へ来ると岩峰の宝剣岳が目の前に現れる
ここから宝剣岳までは岩場を歩くようになる
両手を使う頻度が多くなり、トレッキングポールが邪魔になる
三ノ沢岳〜宝剣岳間の岩場 三ノ沢岳分岐〜宝剣岳間の岩場
固定鎖場や大きな段差が多くなる
宝剣岳頂上 宝剣岳頂上
頂上のスペースは小さく、10人も人が集まれば満員となる
頂上には人一人がやっと立てる岩がある
見晴らしは抜群
この日は南アルプスの向こうに富士山も見えた
宝剣岳から見た木曽駒ケ岳 宝剣岳頂上から見た木曽駒ケ岳
木曽駒ケ岳の手前に中岳がある
山小屋は青屋根が宝剣山荘で赤屋根は天狗荘
この日天狗山荘は営業をしていないようだった
中岳頂上 中岳頂上
上の写真の宝剣山荘から、中岳頂上までの標高差は数十mしかないので、頂上に立っても登ったという感じはしない
この日、私が頂上に居る間、人波が絶えなかった
駒ケ岳頂上山荘 駒ケ岳頂上山荘
中岳と駒ケ岳の間の鞍部にある
キャンプ場という標識があったが、水はどうするのだろう、と思った
この辺りはだだっ広いので、ガスが出ると迷いやすそう
木曽駒ケ岳頂上 木曽駒ケ岳頂上
頂上からの眺めは抜群だが、この日は周りに雲が沸いていて遠望は利かなかった
ここでいつものように、湯を沸かして昼食を取った
私が着いたときは、未だ人影が疎らだった、このあとバスツアーの団体客など続々と人が詰め掛けた
頂上駒ケ岳神社 駒ケ岳頂上本社
若い頃は見向きもしなかったが、最近はこのような社があると、お参りすることが多くなった
今回もお参りをした
中岳の巻き道 中岳の巻き道
帰途はここを通った
宝剣山荘 宝剣岳への分岐宝剣岳導標
宝剣岳へは宝剣岳山荘の脇から登ってゆく
導標があるがガスでもかかると少々分かり難い
乗越浄土 乗越浄土
帰途はここからロープウェーの千畳敷駅へ下っ

乗越浄土からの下り 乗越浄土からの下り
距離はそう長くはないがないが、急坂が続く
千畳敷〜木曽駒ケ岳間のメインストリートで老若男女、登山客、観光客、様々な人が歩いていて、混雑していた
ロープウェイの千畳敷駅 ロープウェーの千畳敷駅
この日は9分間隔のフル運転だった
朝方は、待ち時間が1時間ぐらいになるかもしれないと放送していたが、帰りはさほど待つことなくロープウェーに乗れた
千畳敷のカールと宝剣岳
千畳敷カールと宝剣岳
紅葉のベストシーズンで、大げさに言うとカール全体が朝日に照らされて、金色に輝いていた

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