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No.88 檜洞丸
新緑を目当てに、つつじ新道から檜洞丸(1601m)に登りました。頂上付近のブナの芽吹きはこれからですが、標高1000m付近までは、透き通るような新緑を楽しめました。

日時 2007年(平成19年)5月3日(木)
天候 薄曇一時晴
同行 なし

所要時間
西丹沢自然教室(7.20) ←55分→ (8.15)ゴーラ沢出合(8.20) ←55分→ (9.15)展望台(9.15) ←1時間→ (10.15)頂上まで0.8km地点(10.20) ←15分→ (10.35)石棚山分岐(10.35) ←20分→ (10.55)檜洞丸頂上で昼食(11.45) ←1時間10分→ (12.55)展望台(13.00) ←45分→ (13.45)ゴーラ沢出会(13.50) ←45分→ (14.35)西丹沢自然教室

山行概要

頂上直下のブナ林
檜洞丸頂上直下のブナ林
木道の上を歩くが、いつ歩いても爽快な気分を味わえる
今回はバイケイソウの緑が目を惹いた
5月の連休ですから、西丹沢自然教室前の駐車場の空きが気になっていましたが、着いてみると案の定一杯で、道路を挟んで反対側にある駐車スペースも一杯です。車は更にひとつ手前の駐車スペースに止めました。
西丹沢自然教室の周りは人が出ていてなんとなくざわついていたのですが、檜洞丸登山道へ入ると、とたんに周りの人気がなくなりました。登山道入口から薄暗い小さな沢を少し歩いて左の尾根に取り付き、九十九折の道を登って尾根を乗り越すと、道は明るく平坦になり、ゴーラ沢出合まで続きます。透き通るような新緑の中を、時折眺められる色の変化に富んだ周りの山肌を楽しみながら、ゴーラ沢出合までのんびり歩き、ここで一息入れました。
ここから、沢を横切った先にある石段を登ると、固定鎖が現れ、少々きつい登りが始まります。周りは新緑ですが、登りに専念し、次の目標の展望台を目指しました。
ひとしきり登ったあと少し下ると展望台です。展望台に着いてみると家族連れがベンチを占領しており、今日は富士山も見えません。立ったまま一息入れ、展望台を後にしました。歩き始めるとすぐ、新緑の中にトウゴクミツバツツジのあざやかな紫が目に飛び込んできました。写真を何枚か写し、次の目標の檜洞丸まで0.8kmの表示がある休憩用のベンチを目指しました。
展望台から1時間ほどで目指す休憩用のベンチに着きました。ここにも先客が一人居ましたが、挨拶をしてベンチの反対側に腰を下ろしました。ここまで来ると回りの木々はかろうじて芽吹き始めたところで、緑はほとんど目に付きません。檜洞丸の頂上まで標高差はあと200mほどです。ここで最後の休憩を取り、歩き始めました。ここから石棚山分岐までが、つつじ新道で最もシロヤシオの多いところです。檜洞丸のシロヤシオの花はまだ見たことがありませんが、木の多さから花の見事さが想像できます。石棚山分岐へ出ると登りは緩やかになり、木製の階段を越えて爽快感を満喫できるブナの大木の中の木道を歩き、その先に現れる小高い丘の上が檜洞丸の頂上です。

ルートマップ頂上に着くと休憩用のベンチはほぼ満席でしたが、犬越路側に空きがあり、ここで昼食を取りました。昼食中に一時雲が広がり、アラレがパラパラ降ってきたときは、一瞬驚きましたが、これはほんの一瞬でした。帰りは、登りと同じつつじ新道をのんびり下りました。檜洞丸の頂上にはこれまで何回か立っていますが、つつじ新道を下ったのは、今回が初めてです。

今回は時間の面で、また気分的にも余裕があったので、未だ間近で見たことがない樹齢2000年と言われる箒杉を眺めてきました。確かに立派な杉の巨木です。このあと、山北町のさくらの湯に浸かって疲れを癒し、帰宅しました。

5月の連休の真っ最中で、西丹沢自然教室に着いたときは、檜洞丸にもかなりの人が入っていると思いましたが、登っている人は意外に少なく、頂上では10数名の人を見かけましたが、登下降時に行き交った人は数えるほどでした。新緑やシロヤシオには未だ少し時期が早いためかもしれません。

展望台の脇にあるヤマザクラは花がほとんど終わっており、その先でトウゴクミツバツツジが咲いていましたが、新緑が楽しめるのは展望台付近までで、ここを越えると新緑はまだこれからです。

西丹沢自然教室 西丹沢自然教室
これまで、何回となくここへは来たが、5月の連休は、初めて
西丹沢自然教室周りの駐車場や駐車スペースは満車に近かった
つつじ新道入口 檜洞丸登山道(つつじ新道)入口
西丹沢自然教室から舗装道路を少し歩いたところにある
ここから薄暗い沢を100mほど進むと、登山道は左手の尾根に取り付く
緑の山肌 周りの新緑
ゴーラ沢出合まで、新緑の中を歩く
この時期は、周りの山々も新緑、草紅葉、桜の花の白、植林帯の濃い緑、と色の変化に富んでいる
ゴーラ沢出合 ゴーラ沢出合
初めてここを通ったときは、目標の石段がどこにあるのか分からず、少々戸惑った記憶がある
つつじ新道はここから本格的な登りが始まる
新緑 新緑
下の写真の展望台までは新緑を楽しめる
展望台 展望台
富士山が眺められる見晴らしの良いところ
この日は小さな子供達をつれた家族連れで賑わっていた
近くのヤマザクラ(写真中央)は満開を過ぎていた
トウゴクミツバツツジ トウゴクミツバツツジ
数は多くないが、上の写真の展望台の前後数箇所に咲いている
新緑の中に、鮮やかな紫色が映え、目を惹く
0.8km地点 0.8kmの表示頂上まで0.8km地点
ここから檜洞丸頂上まで、標高差は約200m
しばらく木製の階段が続く
ここから石棚山分岐までは、道の両側にシロヤシオが多数生えている
シロヤシオ シロヤシオ
シロヤシオは赤松に似た木肌と枝分かれの状態ですぐわかる
ここは、周りの土が流されて根がむき出しになっているシロヤシオの木が目に付く
石棚尾根分岐 石棚山分岐導標石棚山分岐
檜洞丸0.6km、箒沢石棚コース5.5km、つつじ新道西丹沢自然教室4.3kmと表示した導標が立っている
石棚尾根 檜洞丸頂上付近
石棚山分岐を過ぎて、写真の階段を上がると平坦になり、木道が設置されている
頂上直下 檜洞丸頂上直下の登り
ゆるく短い登りだが、体がくたびれてきており、結構つらい登りである
富士山が良く見える場所だが、この日富士山は雲の中
檜洞丸頂上 檜洞丸頂上
頂上には休憩用のベンチが10台近く設けられている
西〜北側が開けている

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