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No.59 鍋割山
先週末、関東地方は雪が降り、近くの山で雪山歩きが楽しめそうなので、我が家から最も手軽に行ける山の一つの鍋割山(1273m)に登りました。山頂付近は期待通りの雪でしたが、気温が高く、周りに霞みがかかり、もう春山でした。

日時 2005年(平成17年)3月9日(水)
天候 晴
同行 飼い犬

所要時間
表丹沢県民の森駐車場(6.40) ←50分→ (7.30)ミズヒ沢(7.40) ←25分→ (8.05)後沢乗越(8.10) ←1時間35分→ (9.45)鍋割山で昼食(11.00) → 鍋割山稜 → (12.05)鍋割山(12.20) ←50分→ (13.10)後沢乗越(13.15) ←15分→ (13.30)ミズヒ沢(13.30) ←50分→ (14.20)表丹沢県民の森駐車場

山行概要

雪の鍋割山荘
雪の鍋割山荘
50cmほどの積雪があった
今回登るに当たっては、大菩薩周辺や西丹沢も頭に浮かんだのですが、そこまで足を伸ばすのが何となく億劫に思え、更にたまには人気の感じられる山に登りたい気持ちも働いたので、最も手近な山の一つである鍋割山にしました。鍋割山は今回で3回目になりますので、勝手を知った山という感じがあります。
表丹沢県民の森駐車場に車を置いて歩き出し、ミズヒ沢まで来ると、鍋割山荘の小屋主の草野氏がちょうど荷揚げの準備中でした。簡単に挨拶し、いつものようにここに積んである水入りの2リットルサイズのペットボトルを背負って歩き出しました。後沢乗越で一息入れ、更に30分ほど歩いた所で写真を写していると、草野氏に追い越されました。草野氏のボッカ作業を始めて見ましたが、荷物の大きさと歩く速さに、ただ感心するばかりです。

後沢乗越から1時間ほど歩くと、道に雪が多くな鍋割山ルートマップ、左手に見えた富士山を眺めた後、一息入れるか入れないか考えて歩いているうちに、鍋割山荘の前の広場に着きました。周りは一面の雪で、これまでに来た新緑の頃とは、また感じが違います。登山道以外は、殆ど踏み跡が無く、きれいなままの雪面が広がっていました。鍋割山は今回が3回目ですが、初めてここから富士山が眺められました。霞の中に意外に大きな富士山が、ぼんやり浮かんでいます。
着いた時には先客が一人いましたが、しばらくすると鍋割山稜の方に歩いて行き、小屋の前の広場は私一人になりました。今日は、これ以上先へ行くつもりは、ありませんでしたので一息入れた後、昼にはだいぶ早かったのですが、休憩用のベンチに座って湯を沸かし、のんびり昼食を取りました。山で最も楽しいひと時を、暖かい陽射しの中で、静かに過ごすことができました。
昼食後、同行した飼い犬に引かれる形で雪の鍋割山稜をしばらく歩いてみました。ここから見える塔ノ岳〜蛭ヶ岳の稜線は雪で真っ白です。鍋割山稜に雪はありましたが、想像していたほど多くはありませんでした。気温が上がって雪がグサグサになり、歩き易くはありません。1時間ほど写真を写しながら、ブラブラ歩き、下山しました。鍋割山からしばらくは、雪融けの泥んこ道が続きます。
終日天気に恵まれ、楽しい山歩きでした。雪はありましたが、もう山は春山です。鍋割山は人気の高い山ですから、この日は平日でしたが20人ほどの人と行き交いました。

ミズヒ沢と草野氏 ミズヒ沢
鍋割山荘の小屋主の草野氏が荷揚げの準備中だった
ここで同行した飼い犬に朝食を与え、鍋割山荘の飲料水用の2リットルのペットボトルを1本背負って上に向った
後沢乗越 後沢乗越
ここから、本格的な登りが始まるが、道は整備されていて歩き易い
整備の良さは多分丹沢で一番
今は、木の葉が落ちて明るい
ボッカ ボッカ
後沢乗越か30分ほど歩いた所で、草野氏に追い越された
私の何倍の重さの荷物か分らないが、これが日課になっている
鍋割り山頂近くの雪道 鍋割山頂上近くの雪道
朝はまだ雪が締まっていて、気持ちよく歩けたが、帰りはグサグサで、泥んこ道になっていた
鍋割り山頂からの富士山 鍋割山荘の前の広場から見た富士山
今年1月に歩いた、雨山〜檜岳の稜線の向こうに、大きな富士山が見えた
この日は気温が高く、春霞の向こうにうっすらと眺められた
鍋割山頂上 鍋割山頂上
鍋割山荘のすぐ裏にある雨山峠と塔ノ岳の分岐が鍋割山頂上
塔ノ岳方向は人が沢山歩いているが、雨山峠方向には一人分のトレースしかなかった
雪の鍋割山稜 鍋割山稜の雪道
雪はあったが、思ったほど多くは無かった
簡易アイゼンを付けてみたが、雪がグサグサに腐りだしており、あまり有効ではない
丹沢主脈 鍋割山稜から見た丹沢主脈
左から蛭ヶ岳、不動ノ峰、丹沢山
今年は雪が多く、稜線付近は雪で真っ白だった

同行した飼い犬 同行した飼い犬
今年の夏で満13歳
相変わらず山では活発に動き回るが、耳が遠くなり、先へ行かせるとノーコンになることが、最近時折起きるようになった
そろそろ、山へ連れて行くのは考えなければならない

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