NEO-GUY徹底検証! 

1/6サイズのドールボディを積極的に開発、展開してきたボークスが発売した
同社初の本格的12インチ男性ボディ=NEO-GUY。
発売からかなりの時間が経っているので、既に入手された方も多いと思うが、
ここでは改めてその実力を検証してみたいと思う。

ご覧の通り、ドラゴン社等のボディに比べると、構造はかなり複雑でパーツ数も多い。
パーツの構成は同社のドール素体“NEO”シリーズに準じたもので、
肩と腹部の関節には可動時に不自然なスキマが生じないようカバーするパーツが設定されている。
各関節は可動範囲はかなり広く、また固さの設定も絶妙で、保持性も良好、可動もスムーズだ。
特筆すべきは、こういったパーツ数の多いボディにありがちな
各関節がバラバラに可動してポーズが決めづらい、といったストレスがほとんど無いこと。
たとえば、前腕部を持って腕を可動させた場合も、肘〜肩の関節が自然に連動してくれるので
まず肩の角度を決め、次に肘を決め…と言った手順を踏まなくても
大まかにポーズ付け>最小限の微調整、だけでポーズを決めることが出来る。
実際、服を着せた状態でのポージングのイージーさは感動的ですらある。
なお、製品はボディ単体で販売され、ヘッドは付属しない。
オプションパーツとして、無塗装ヘッド2種(各2ヶセット)、塗装済ヘッド2種、
手首3種、グローブ付き手首2種が発売中。
イベント限定でキャスト製ヘッド付き(ノーマル、褐色各5種)も販売された。
首は独立したパーツとなっており、ボディ側とヘッド側にそれぞれ可動部が設定されているので
首を傾げたポーズや顎を突き出したポーズが取れる。
また、首の周囲を削ってやれば簡単に可動範囲を広げられそうだ。

手首の軸を90度回転させることで“掌<>甲”方向だけでなく“親指<>小指”方向にも角度が付けられる。
細かい部分だが、銃を持たせる場合に非常に重要なポイントとなる。

ユニフォームの互換性は?

現時点では専用の服が一切販売されていないNEO-GUY故、他社製ユニフォームの互換性は非常に気になるところ。
結論を先に書いてしまうと、服のサイズに関しては“問題なし”といってしまって良いだろう。
ヘッドギアだけは純正ヘッドが他社に比べて小さめのため、ややキビシイものもあった。
特にドラゴン社のヘルメット関係は残念ながらほぼ全滅状態だった。

21st Century Toys/Soviet Spetsnaz SNIPER
21stのヘッドギア類は(この帽子に限らず)おおむね着用可能。
BBI/British Royal Marine
ベレーはOKだが…ヘッドセットがキビシイ!
MEDICOM TOYS/GIGN
今回、個人的に一番気に入っているのがこの組み合わせ。
ちなみに同社のCOBRAのスーツはジッパーが閉じず着せられなかった。
DORAGON/U.S. 75th Ranger
ヘルメット以外は問題なし。レンジャーキャップは21st製を使用。

Armory/German Fallschirmjager
香港の新進メーカーArmoryの現用ドイツ連邦軍装備。
オリジナルはHOT TOYS製ボディだが、こちらのバランスの方が好み、という人もいるのでは?

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