過去の本棚
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今までに、読んだ本でお勧めもの(up2003.0617(訂2010.0331))
 
 
病としての
韓国ナショナリズム
伊東 順子/洋泉社新書042、ISBN4-89691-573-9
韓国って10年前まで独裁国家だったのか。
ほとんど鎖国に近い状態だった訳か
日本の明治初期みたいな雰囲気が
今もあるんでしょうね。
韓国を内側から客観的に見た好著
2001年10月読了
縄文農耕の世界
DNA分析で
何がわかったか
佐藤洋一郎/PHP新書、ISBN4-569-61257-1
稲作のルーツ探しにDNA分析を使った
作者が三内丸山遺跡に挑む。
大量に出てきたクリの品種を分析
することで、狩猟だけとの固定観念の
あった縄文文化にも農耕があったとする。
でなければあんな巨大な遺跡できませんねぇ
稲作だけが農耕ではないというお話。
2000年10月読了
DNAが語る稲作文明
起源と展開
佐藤洋一郎/NHKブックス、ISBN4-14-001773-2
これまで推測だけで推定されていた、
稲作のルーツ探しにDNA分析を持込み、
稲のルーツ探しを科学した作者の
ライフワーク。
2000年5月読了
漢字の社会史
東洋文明を支えた
文字の三千年
阿辻哲次/PHP新書、ISBN4-569-60364-5
書店で序文だけでも読んでおきたい本。
世界最初の活字グーテンベルグ(金属)
ではなく、宋の畢昇(陶器)。
道路などの案内板に使われているピクトグラム
は表意文字に分類してもいいのではないか
アイコンも含めて、表意文字が
コンピュータの広がりと共に復権しつつある。
99年4月読了
紙の道
ペーパーロード
陳 舜臣/集英社文庫、ISBN4-08-748566-8
絹の道はシルクだけが運ばれたわけではない。
西から麦とともに回転式石臼が東へ運ばれ、
その石臼を使うことで、後漢の宦官・蔡倫が
優秀な「紙」を発明した(西暦105年)。
紙の製法はふただび絹の道を通って西向したが、
欧州に到着したのは、1000年後イベリア半島。
紙はコルドバに図書館を生み。
今日の欧州文明の礎をきづいたのでした。
99年5月読了
イギリス水の旅田中憲一/東京書籍、ISBN4-487-79282-7
イギリスを縦横に結ぶ運河。
手動の閘門を開いて進む船の旅。
ホレイショシリーズにもそんな場面がありました。
写真一杯の眺めるだけでも楽しい本です。
98年9月読了

運河の旅人/田中憲一さん
パンの文化史舟田詠子/朝日選書592、ISBN4-02-259692-9
エジプトのサドルカーンからグリム童話まで
パンに関する事なんでも載ってます。
柔らかいパンって普通じゃないんですねぇ。
ヨーロッパを理解しようと思ったら食物ですね。
98年7月読了
大工道具の歴史村松貞次郎/岩波新書G65、ISBN4-00-416065-0
戦国時代ころから城郭の規模が急に大きく
なりますが、製材用のノコギリができた
からだったんですねぇ。なるほど。
とすると、製鉄の歴史も気になる。
98年6月読了
ヨーロッパ火山紀行小山真人/ちくま新書130 ISBN4-480-05730-7
エーゲ海のアトランティス伝説にまつわる
火山からロマンティック街道の隕石孔
まで、火山を目当ての欧州旅行案内書です。
うん、日本の観光地火山一杯あるけど、
まともに説明してるの昭和新山くらいだろうか
98年5月読了
プリンセス・プラスチック米田淳一/講談社ノベル ISBN4-06-181993-3
大森さんの推薦が背表紙にあったので購入。
いいです。460ページ一晩で読み切りました。
戦闘総重量10万トンのデビュー作と
かかれているけど、戦争ものとは違います。
たしかに大風呂敷だけど、森岡浩之以来の新人って
気がします。増刷はないので、入手するなら今
98年4月読了
追記
早川文庫から続巻でました。
・エスコート・エンジェル 2001.11.15 JA679
・ホロウ・ボディ 2002.07.15 JA697
・フリーフライヤー 2003.0315 JA713
・グリッド・クラッカーズ 2003.05.15 JA720
緒方さんのイラスト、この作品には合わない(^^;)
巨大隕石の衝突松井孝典/PHP新書038
なぜ、サブタイトルを恐竜にしなかったのだろう。
恐竜絶滅の原因は氷河期では無く隕石。
昔の教科書が否定されたので、
ぜひ、読んでおきましょう。98年3月読了
中華料理の文化史 張 競/ちくま新書124 ISBN4-480-05724-2
五千年の中国の歴史を遡って、
中華料理の変遷をたどる。
炒め物が主流の現在の形は比較的最近のこと。
孔子の頃からの中華料理の変遷。
いつごろから調理用の油が入手し易く
なったのかまで書いて欲しかった。98年2月読了
コーヒーが廻り世界史が廻る
〜近代市民社会の黒い血液
臼井隆一郎/中公新書1095、ISBN4-12-101095-7
この本のおかげで、なぜ英国が紅茶なのか解った。
紅茶の本にはそんな事書いてなかったのに(^^;)。
郵便制度の誕生にも珈琲が関係していたり。
戦争の勝敗にまで、関係しているという。うーん。
92年10月初版
パンとワインを巡り神話が巡る
〜古代地中海文化の血と肉
臼井隆一郎/中公新書1267、ISBN4-12-101267-4
コーヒーと同じ作者の本。
歴史学者なのかと思うと違う。独文学者。
歴史家ってこういうの興味示さないけど、
文化の成り立ちは食物が大きいと再認識。
95年10月初版
環境と文明の世界史
人類史20万年の興
亡を環境史から…
石弘之+安田喜憲+湯浅赳男
/洋泉社新書030、ISBN4-89691-536-7

「環境考古学」の安田喜憲先生の名前に
釣られて買った本。座談形式なので気楽に。
NHK特集日本人のどこから来たかで紹介
された黄河文明に先立つ長江文明が
の話とか文明史から見た未来なんて
内容もあります。
2002年01月読了
森と文明の物語
〜環境考古学は語る
安田喜憲/ちくま新書034、ISBN4-480-05634-3
メソポタミアはなぜ、衰退したか。
ギリシャにはオリーブの木しか無い。
森林を滅ぼした文明は滅びるという本。
この伝でいくとアメリカは危ない。
同著者の近著「森を守る文明・支配する文明」
(PHP新書)よりもお勧めです。
95年5月初版
林さんチャーハンの秘密林 政明/角川文庫,は14−1、ISBN4-04-182701-9
作者は椎名誠さんのあやしい探検隊の調理人
チャーハンにチャーハンの元など不要
基本のチャーハンが解ればあとは応用。
他にもアウトドア料理の数々。
92年7月初版
文化麺類学ことはじめ石毛直道/講談社文庫,い25−2、ISBN4-06-185854-8
作者は国立民族学博物館教授。
あらゆる麺類を網羅的に分類した
ものはありませんでした。
作者が「鉄の胃袋」で訪ね歩いた、
世界初・文化麺類学の第1冊。
95年1月初版

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