● | 病としての 韓国ナショナリズム | 伊東 順子/洋泉社新書042、ISBN4-89691-573-9 韓国って10年前まで独裁国家だったのか。 ほとんど鎖国に近い状態だった訳か 日本の明治初期みたいな雰囲気が 今もあるんでしょうね。 韓国を内側から客観的に見た好著 2001年10月読了 |
● | 縄文農耕の世界 DNA分析で 何がわかったか | 佐藤洋一郎/PHP新書、ISBN4-569-61257-1 稲作のルーツ探しにDNA分析を使った 作者が三内丸山遺跡に挑む。 大量に出てきたクリの品種を分析 することで、狩猟だけとの固定観念の あった縄文文化にも農耕があったとする。 でなければあんな巨大な遺跡できませんねぇ 稲作だけが農耕ではないというお話。 2000年10月読了 |
● | DNAが語る稲作文明 起源と展開 | 佐藤洋一郎/NHKブックス、ISBN4-14-001773-2 これまで推測だけで推定されていた、 稲作のルーツ探しにDNA分析を持込み、 稲のルーツ探しを科学した作者の ライフワーク。 2000年5月読了 |
● | 漢字の社会史 東洋文明を支えた 文字の三千年 | 阿辻哲次/PHP新書、ISBN4-569-60364-5 書店で序文だけでも読んでおきたい本。 世界最初の活字グーテンベルグ(金属) ではなく、宋の畢昇(陶器)。 道路などの案内板に使われているピクトグラム は表意文字に分類してもいいのではないか アイコンも含めて、表意文字が コンピュータの広がりと共に復権しつつある。 99年4月読了 |
● | 紙の道 ペーパーロード | 陳 舜臣/集英社文庫、ISBN4-08-748566-8 絹の道はシルクだけが運ばれたわけではない。 西から麦とともに回転式石臼が東へ運ばれ、 その石臼を使うことで、後漢の宦官・蔡倫が 優秀な「紙」を発明した(西暦105年)。 紙の製法はふただび絹の道を通って西向したが、 欧州に到着したのは、1000年後イベリア半島。 紙はコルドバに図書館を生み。 今日の欧州文明の礎をきづいたのでした。 99年5月読了 |
● | イギリス水の旅 | 田中憲一/東京書籍、ISBN4-487-79282-7 イギリスを縦横に結ぶ運河。 手動の閘門を開いて進む船の旅。 ホレイショシリーズにもそんな場面がありました。 写真一杯の眺めるだけでも楽しい本です。 98年9月読了 運河の旅人/田中憲一さん |
● | パンの文化史 | 舟田詠子/朝日選書592、ISBN4-02-259692-9 エジプトのサドルカーンからグリム童話まで パンに関する事なんでも載ってます。 柔らかいパンって普通じゃないんですねぇ。 ヨーロッパを理解しようと思ったら食物ですね。 98年7月読了 |
● | 大工道具の歴史 | 村松貞次郎/岩波新書G65、ISBN4-00-416065-0 戦国時代ころから城郭の規模が急に大きく なりますが、製材用のノコギリができた からだったんですねぇ。なるほど。 とすると、製鉄の歴史も気になる。 98年6月読了 |
● | ヨーロッパ火山紀行 | 小山真人/ちくま新書130 ISBN4-480-05730-7 エーゲ海のアトランティス伝説にまつわる 火山からロマンティック街道の隕石孔 まで、火山を目当ての欧州旅行案内書です。 うん、日本の観光地火山一杯あるけど、 まともに説明してるの昭和新山くらいだろうか 98年5月読了 |
● | プリンセス・プラスチック | 米田淳一/講談社ノベル ISBN4-06-181993-3 大森さんの推薦が背表紙にあったので購入。 いいです。460ページ一晩で読み切りました。 戦闘総重量10万トンのデビュー作と かかれているけど、戦争ものとは違います。 たしかに大風呂敷だけど、森岡浩之以来の新人って 気がします。増刷はないので、入手するなら今 98年4月読了 追記 早川文庫から続巻でました。 ・エスコート・エンジェル 2001.11.15 JA679 ・ホロウ・ボディ 2002.07.15 JA697 ・フリーフライヤー 2003.0315 JA713 ・グリッド・クラッカーズ 2003.05.15 JA720 緒方さんのイラスト、この作品には合わない(^^;) |
● | 巨大隕石の衝突 | 松井孝典/PHP新書038 なぜ、サブタイトルを恐竜にしなかったのだろう。 恐竜絶滅の原因は氷河期では無く隕石。 昔の教科書が否定されたので、 ぜひ、読んでおきましょう。98年3月読了 |
● | 中華料理の文化史 | 張 競/ちくま新書124 ISBN4-480-05724-2 五千年の中国の歴史を遡って、 中華料理の変遷をたどる。 炒め物が主流の現在の形は比較的最近のこと。 孔子の頃からの中華料理の変遷。 いつごろから調理用の油が入手し易く なったのかまで書いて欲しかった。98年2月読了 |
● | コーヒーが廻り世界史が廻る 〜近代市民社会の黒い血液 | 臼井隆一郎/中公新書1095、ISBN4-12-101095-7 この本のおかげで、なぜ英国が紅茶なのか解った。 紅茶の本にはそんな事書いてなかったのに(^^;)。 郵便制度の誕生にも珈琲が関係していたり。 戦争の勝敗にまで、関係しているという。うーん。 92年10月初版 |
● | パンとワインを巡り神話が巡る 〜古代地中海文化の血と肉 | 臼井隆一郎/中公新書1267、ISBN4-12-101267-4 コーヒーと同じ作者の本。 歴史学者なのかと思うと違う。独文学者。 歴史家ってこういうの興味示さないけど、 文化の成り立ちは食物が大きいと再認識。 95年10月初版 |
● | 環境と文明の世界史 人類史20万年の興 亡を環境史から… | 石弘之+安田喜憲+湯浅赳男 /洋泉社新書030、ISBN4-89691-536-7 「環境考古学」の安田喜憲先生の名前に 釣られて買った本。座談形式なので気楽に。 NHK特集日本人のどこから来たかで紹介 された黄河文明に先立つ長江文明が の話とか文明史から見た未来なんて 内容もあります。 2002年01月読了 |
● | 森と文明の物語 〜環境考古学は語る | 安田喜憲/ちくま新書034、ISBN4-480-05634-3 メソポタミアはなぜ、衰退したか。 ギリシャにはオリーブの木しか無い。 森林を滅ぼした文明は滅びるという本。 この伝でいくとアメリカは危ない。 同著者の近著「森を守る文明・支配する文明」 (PHP新書)よりもお勧めです。 95年5月初版 |
● | 林さんチャーハンの秘密 | 林 政明/角川文庫,は14−1、ISBN4-04-182701-9 作者は椎名誠さんのあやしい探検隊の調理人 チャーハンにチャーハンの元など不要 基本のチャーハンが解ればあとは応用。 他にもアウトドア料理の数々。 92年7月初版 |
● | 文化麺類学ことはじめ | 石毛直道/講談社文庫,い25−2、ISBN4-06-185854-8 作者は国立民族学博物館教授。 あらゆる麺類を網羅的に分類した ものはありませんでした。 作者が「鉄の胃袋」で訪ね歩いた、 世界初・文化麺類学の第1冊。 95年1月初版 |