初夏の利尻岳 1999年6月22日 - 26日 定着テント泊

6月22日 晴

空路稚内へ。昼食に車屋源氏という店でこの旅第1回目のうに丼食う。でも丼の半分卵。船で鴛泊おしどまりへ。こんな北の果てまで登山ツアーが押し寄せている......キャンプ場は無料。トイレがきれいで、うれしい。

6月23日 晴

4:42 キャンプ場出発(高度計:235m, 温度計:23.6℃)

今日は登り6時間・下り4時間の長丁場だ。山麓はキバナノコマノツメなどの林床の花が咲いている。

6:05 第1見晴台(750m, 20.8℃)

振り返ると礼文島が見える道。

7:07 長官山着(1195m, 17.5℃)

利尻山
長官山から山頂をのぞむ
初めて山頂が見える。りりしい姿をしばし眺めながら、簡単に食事。ベンチあり。

8合目

ペシ岬と姫沼
エゾノハクサンイチゲとペシ岬、姫沼
エゾノハクサンイチゲ
エゾノハクサンイチゲ
8合目を過ぎてからハクサンイチゲ、キバナシャクナゲが多くなる。
ハクサンイチゲには特産のエゾノハクサンイチゲもある。ノーマルのものとは葉っぱが違うらしいがよくわからないので、とりあえず全部エゾノハクサンイチゲと認定する。
鴛泊を見下ろす。ペシ岬が半島みたい。姫沼も見える。

9合目

9合目
9合目にて
「ここからが正念場」の札の前で。この地面のような茶色い道が延々と続く。火山礫のガレ場・ザレ場で、ものすごくすべる。要所にはロープがあるが、たいへん。一番きらいなタイプの道だ。雨が降ってたら絶対下りてた。

8:33 沓形分岐(1560m, 18.8℃)

8:55 利尻山(北峰)登頂(1695m, 22.2℃)

山頂直下のお花畑
山頂直下のお花畑
登り6時間かかる予定が4時間ですんでしまった。大展望360度(ぐるぐる写真・礼文/鴛泊方面)。南峰は立ち入り禁止となっているが、単独行のおじさんがすたすたと行ってしまった。落ちるんじゃないかとはらはらして見ていたが、無事戻ってきた。危ないのでやめよう。
ローソク岩基部から沓形登山道を見る。斜面にはエゾノハクサンイチゲやキバナシャクナゲが咲いている。
この時期の沓形登山道は雪が残っていて危ないらしい。昨日キャンプ場への道を聞きに駐在所に寄ったのだが、警察官にさんざんおどされたのを思い出した。

9:40 下山開始(1700m, 23.8℃)

11:11 長官山(1230m, 28.0℃)

12:09 第1見晴台(785m, 27.3℃)

13:06 甘露泉そばの東屋で昼食(310m, 27.0℃)

13:38 キャンプ場着(250m, 24.0℃)

利尻富士温泉で山を眺めながら露天風呂入浴。女湯からは利尻は見えないらしい。日によって男女を入れ替えてるのかも。

6月24日 曇のち雨

ポン山 - 姫沼ハイキングコース

ポン山からの利尻は原生林の上に屹立する姿が美しい。後ろには礼文島も見える。(ぐるぐる写真)
この道は訪れる人は少ない。大きな倒木が多い。深い森の中を歩く。
姫沼に湧水あり、観光客の洗礼をあびる。

オタトマリ沼

利尻南側の荒々しい眺め。うに寿司食う、ムラサキ・バフン。雨降ってくる。

南沼湿原

一周遊歩道あり。思ったよりしょぼい湿原で、がっかりする。

沓形

由緒ある大漁亭でこの旅2回目のうに丼食う、ムラサキ・バフン。

船で礼文島へ渡る

雨のため民宿に逃げ込む。民宿の夕食はたこしゃぶだった。

6月25日 雨

レブンアツモリソウを見る

レブンアツモリソウ
この年最後のレブンアツモリソウ
今年最後の1個を見ることができた。

レブンウスユキソウ群落を見る

まだつぼみが多い。

桃岩遊歩道

桃岩遊歩道
雨の桃岩遊歩道
斜面は一面チドリでいっぱい。

稚内へ

船着場2F武ちゃん寿司で3回目のうに丼食う、ムラサキ・バフン。ここのは酢飯。船はものすごく揺れ、まわりは修羅場と化す。
夜は稚内車屋源氏でたこしゃぶ・生うに(ムラサキ)食う。

6月26日 曇

サロベツ

一面のエゾカンゾウを見る。
ツルコケモモ群生やヒメシャクナゲにはちょっと早かった。

帰路に着く

利尻
飛行機から最後の利尻
飛行機から最後の利尻を見ることができた。
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