朝日連峰縦走 2005年8月5 - 8日 山小屋利用

8月5日 晴れ

山形へ

前日の夕方には指定のとれた山形新幹線つばさ101号は、当日は満席だった。駅弁を食べて一眠り。山形には9時過ぎに着いた。新幹線ホームのコンビニで昼食用にサンドイッチを買い、左沢あてらざわ線に乗り換える。2両編成の列車はほぼ満席状態だったが、乗客はどんどん減っていき、寒河江でほとんど降りてしまった。見回すと、10数人残った乗客のうち、我々を含めた6人が登山の格好をしていた。その他の人たちも、地元客というよりは出張や観光(いったいどこに?)といった風情だった。
50分ほど乗って終点の左沢で降り、駅前から会員制ジャンボタクシーで古寺こでら鉱泉に向かう。10分ほどの接続だ。会員制とはいっても誰でも乗れる、9人乗りの普通のワゴン車だ。営業免許などの関係でこんなことになっているのだろう。

左沢から古寺鉱泉へ

古寺鉱泉で水が汲めるか心配で、駅で汲んでいくつもりだった。念のため運転手に聞いたら、水場があるということだった。そこで、ポカリスエットのペットボトルを1本だけ買って車に乗った。同じ列車だった他の4人の登山客のうち、単独の男性だけが同乗だった。ほかの3人は1パーティで、別にタクシーを予約してあったようだった。
約50分乗り、11:10に古寺鉱泉の駐車場に到着。道はすべて舗装されていた。この駐車場に湧き水があったが、物凄い数のアブがいてなかなか水を汲めない。体をひっきりなしに動かしていないと、アブが刺してくるのだ。湧き水じたいの水量はあるのに、体が動いているので水筒の口に水が入らない。900mlの水筒をマンタンにするのにかなりの時間がかかった。この先登山道にも水場はあるので、この1本だけにしておいた(が、これが大きな間違いだった)。なお、トイレは工事現場にあるような簡易式のものが2つあった。
駐車場から鉱泉までは土の道を歩いて3分くらい。この道には木材積み出しのためのトロッコのレールが残っていた。日差しが強烈に照り付け暑いので、鉱泉宿の建物の日陰に入って身支度を整え、虫除けを塗り、昼食のサンドイッチをほおばる。左沢線に乗っていた3人組は大朝日岳方面への道を登っていった。いまからだと大朝日小屋到着は夕方の6時くらいになってしまうのではないか。同じ車で来た単独男性は我々と同じく今日は鳥原小屋泊まりということだった。

11:42 古寺鉱泉発(高度計:660m, 温度計:33.5℃)

古寺鉱泉
古寺鉱泉
ちょっとだけ沢沿いに行き、すぐに急登が始まる。このテの登りにありがちな九十九折ではなく、直登だ。かなり上まで急な道が続いているのが見え、うんざりする。ただ、道はきれいに刈り払われていて、比較的歩きやすい。
それにしても暑い。ものの数分で汗だくになってしまった。半そでシャツの腕からも汗が噴きだし、玉になって腕を伝う。それがなんだか、虫にたかられたような感触で気持ち悪い。長そでを着ればよかったとちょっと後悔した。すぐに喉が渇き、水筒の水を飲んだ。相棒もこの暑さには相当参っているようで、ぐいぐい飲んでいた。持参の水は駅前で買ったポカリと、先ほどアブを避けながら汲んだ水の合計1.4L。それが30分ほどで2/3ほどに減ってしまった。山中の水場まではおそらく2時間近くかかるだろう。果たして持つだろうか。水をもっと汲んでおけばよかったと激しく後悔する。

13:31 畑場峰(1075m, 30.1℃)

急登
アブ時雨の中、急登を登る
相棒は水が少ない不安からか、なかなか調子があがらないようだ。時折立ち止まってはポカリをちょっとずつ口にしている。反面かつりんは快調そのもので、先週の大山の耐暑訓練が奏効したのかもしれないと思った。日帰りの大山よりは当然荷物は重いが、汗だくになって歩くことがあまり苦にならないし、それに今日は600mを登るだけで、大山で800m登降したことに比べると累積標高差が段違いに少ないのだ。
畑場峰からは尾根の北側をトラバースしていくようになり、道は緩やかになる。水場まであとちょっとという目星がついてほっとひと安心。
それにしても暑い。虫の羽音が余計に暑苦しい。蝉時雨とアブ時雨(!!)が入り混じってたいへんにやかましい。

14:09 田代清水(1160m, 31.2℃)

田代清水
田代清水
30分ほども歩くとようやく田代清水の道標が見えた。・・・しかし。林の奥からちょろちょろと流れている水は、土に染み込んで消えていた。ほとんど泣きそうになったが、掬ってでも確保しなければ。意を決してアブの飛び交う薄暗い林に入ると、奥のほうにはちゃんと水は流れていたのだった。しかし流量はかなり少なかったので、盛夏を過ぎたら当てにしないほうがいいだろうと思った。
汗で虫除けが流れてしまったのだろうか、顔にしきりにまとわりつく虫を追い払いながら、全ての水筒をマンタンにした。クッキーなどを食べ、ゆっくり休んだ(水が心配だったので、それまで行動食も食べられなかったのだ)。ここからは、水をたっぷり飲んだ相棒の調子が戻った。逆に、水を得てほっとしたせいか、それとも休みすぎたせいか、かつりんのペースが上がらなくなってしまった。なかなかうまくいかないものだ。

15:39 鳥原山避難小屋着(1290m, 29.4℃)

鳥原湿原
花もなくさびしげな鳥原湿原
トラバースが終わると再び直登になる(やはりまた先が見通せる道だ)。そして道が緩やかになると、唐突に木道が現れ、鳥原湿原に到着する。湿原はキンコウカの花がちょびっとあるだけで、淋しいものだった。木道を朝日鉱泉方面に下っていくと、人の話し声が聞こえてきた。小屋は混んでいるのかもしれない。まあ混んでいたらテントを張ればいいさ。湿原に出てから小屋まではわずか数分の歩きだった。

小屋にて

しかし朝日連峰は稜線上は特別保護区域のためキャンプ全面禁止。大朝日小屋だけは、あまりの混雑のために黙認している状況とのこと。というわけで、鳥原ではテントは張れなかった。ただ、小屋の混雑は我慢できないほどのものではなく、3人分くらいのスペースを2人で使うことができたのでよかった。建物じたいも新しく、清潔でよかった。トイレは外で、水洗。なんとペーパーまで用意してあった。これなら管理費1,500円を払ってもぜんぜん惜しくない。水場は湿原から小屋にくる途中の流水(湧水かどうかはわからなかった)。流量も豊富で美味い水だ。小屋からも3分とかからない。
それにしても暑かった。夕食は外でとることにしたが、調理しているとガスバーナーの熱気でさらに暑くなった。小屋内も暑く、夜はシュラフを使わなかった(なにもかけずに寝られた)。それどころか暑さで時折目が覚め、うちわを使うほどだった。2階だったからかもしれない。寒がりのはずの相棒も、最初はシュラフに入っていたが、夜半には出てしまったという。
夜中にトイレに行くとき空を見上げると満点の星空で、久々に流れ星を見た。明日も晴れそうだ。

8月6日 晴れ

3時、女子大5人パーティと中高年15人パーティが起きだしたのを機に、2階のほぼ全員が起床(といってもこの2パーティのほかは5人ほどしかいなかった)。枕もとのプロトレックを見ると、なんと26℃もあった。道理で寝苦しいわけだ。
5時出発を目標に、ゆっくりとパッキングをしてから、外に出てFDのチキンピラフを朝食に食べた。今日は大朝日岳に寄ってから、いよいよ縦走路に入り、竜門小屋までの予定。翌日は曇りの予報なので、できれば狐穴まで行っておきたいところだ。

5:26 出発(高度計:1270m, 温度計:21.5℃)

鳥原湿原
鳥原湿原に朝日がさしこむ
道
整備された登山道
のんびりしすぎて30分近くも遅れてしまった。水場で水をマンタンにしてから昨日歩いた木道を戻る。湿原に朝日が差し込み、まぶしい。
木道区間が終わると石畳の道になる。傍らには「朝日鉱泉周回道整備事業」とかなんとか書いた標柱が立っていた。ということはこの先も道はかなり整備されているのだろうか。

5:53 鳥原山展望台(1385m, 25.3℃)

朝日岳
鳥原展望台から大朝日と小朝日が並んで見えた
鳥原山の三角点をやり過ごしてなおも行くと、ぽっかりと開けた山頂に出た。「鳥原山展望台」という標柱があった。小朝日と大朝日が並んで見え、いよいよ縦走が始まるのだという高揚感に包まれた。月山が雲海にぽっかりと浮かんでいた。

7:23 小朝日岳(1570m, 35.9℃)

朝日岳
小朝日から大朝日を望む
鳥原山展望台を過ぎてやや下り、再び樹林帯に入る。それから足場の悪いザレ道をだらだらとトラバース気味に進む。風がなく、なにしろ暑い。標高は上がらない。右手にはずっと月山が見えた。登り坂になっても足場は悪く、ロープがかかっているところが2カ所あった。周りが潅木帯になると、ようやく小朝日岳山頂に着いた。
山頂は日を遮るものがなく、なにしろ暑い。しかし眺望は最高で、遠くには月山や蔵王、これから登る大朝日岳の傍らには飯豊も見えた。そしてここからは、大朝日岳から以東岳までの連峰の全貌が見渡せた(ぐるぐる写真)。以東岳がむちゃくちゃ遠い。あそこに明日行くとはとうてい思えない感じだ。大朝日岳の肩に大朝日小屋がぽつんと建っているのが見えた。風が吹けば倒れてしまいそうな気がした。

7:49 小朝日岳発(1570m, 32.8℃)

ここからは標高差150mほどの急な下り。山と高原地図にはこの下りに危険マークがついているが、石混じりのザレでかなり滑りやすく、2回スリップしてしまった(大事には至らなかった)。急降下を続け、またまた樹林帯に入り、古寺山方面からのトラバース道を合わせてからもまだ下った。思っていたよりはるかに下の林の中でようやく下りきった。
ここからはじりじりと登る。なにしろ暑い。樹林の中を行くのがせめてもの救いだが、時折林が切れて直射日光を浴びると、もうどうにかなってしまいそうなくらい暑い。こういうときに景色や花など何か楽しみがあればいいのだが、月山は小朝日岳の裏に隠れてしまったし、花もほとんど咲いていない。季節さえ良ければヒメサユリの花でも咲いている道なのだろうが、8月にはもう影も形もない。朦朧としたまま歩いていると大朝日岳が見えるようになってきた。登山道も見える。そのうち1か所、Y字雪渓の右手に、道が広がり禿げているところがあり、中に階段がついているのが見えた。この山行にあたりネットで情報収集していたところ、銀玉水の近くは階段になっているという記述を見たので、そこが銀玉水だろうと思った。この階段はかなり遠くからでも視認できるので、よい目標になる。

8:59 銀玉水(1635m, 30.7℃)

銀玉水
銀玉水の分岐(水場はこの左下へほんの少し下りる)
木陰で休んでいる人たちを尻目に、階段目指して歩く。木陰よりも、水場で休んだ方が絶対いい。案の定、階段のたもとに銀玉水の標柱があった。周辺は草原状になっていて、ニッコウキスゲがちらほらと咲いていた。階段の左右は植生復元をしているようだ。そして案の定、日を遮るものはなかった。水場は登山道から数m下ったところにあった。1分もかからない。流量も豊富。稜線の水場とは思えないくらいだ。
なにはともあれ飲んでみる。うおっ、こっ、これは美味い。まろやかで、ほどよく冷えて、飲んでよし、浴びてよし。水筒をマンタンにし、頭と顔を洗い、タオルをひたした。

9:53 大朝日小屋(1775m, 30.3℃)

いくらでも飲めそうな気がしたが、飲みすぎると腹をこわすのでほどほどにして、出発。それにしてもこの給水は強烈に効いた。行く手には階段が待ち構えていたが、元気100倍でガシガシ登る。濡れタオルも気持ちいいし、なんといっても水がたっぷりあるという安心感がいい。ケルンの道を巻いてすぐに大朝日小屋が見えた。あっという間に登ってしまった感じがした。
小屋の前からは縦走路が見えた。ここまできてようやく花の山に来たという気がした。小屋の陰にザックを降ろし、トイレ休憩。ここのトイレは小屋の中にあって水洗だ(JRのちょっと古い特急列車のトイレのような足踏み式のジェット水洗で、あまり水の出はよくない)。

10:16 大朝日岳登頂(1870m, 32.9℃)

山頂より
大朝日岳山頂から小朝日方面
日陰でのんびりしていると、徐々に雲が湧いてきて、目の前の中岳も見えなくなってしまった。ザックをデポし、水とゼリーだけを持って山頂へ向かう。10分ほどで山頂に着いたが、その頃にはもう雲とトンボしか見えなくなってしまった。
山頂は意外に狭く、朝日連峰の最高峰というにはちょっと淋しい気がした。人も少なく、鳥原小屋で見かけた人が数人いる程度だった。大朝日小屋に泊まった人はとっくに下り、朝一番で登山口から登ってくる人はまだ着かず、ちょうどラッシュの間なのだろう。
上空の雲は途切れ途切れで、相変わらず日差しが強く暑い。にもかかわらず、景色はろくに見えない。ゼリーを食べたが生暖かく、美味しくない。というわけで、すぐに下りてしまった。下り始めると近場の雲だけはとれて、見えなくなっていた中岳が再び姿を見せた。

10:45 大朝日小屋発(1785m, 32.1℃)

ふたたび小屋の陰に入り、行動食をとりながらゆっくり休んだ。ここまでのタイムは順調だったが、狐穴まで行けるかは微妙なところだった。竜門小屋に13時までに着いたら狐穴まで行こうということで出発。金玉水に向かう。

11:18 金玉水発(1710m, 30.3℃)

大朝日岳
大朝日岳をバックに歩く
登山道
ニッコウキスゲの咲く道を行く
竜門小屋まではコースタイムが2時間半ほどあるので、金玉水で水筒をマンタンにした。
愛用の、山と渓谷社「フルカラー特選ガイド」の「飯豊・朝日連峰を歩く」では表紙カバー写真がこの辺りの眺めで、金玉水前の裸地に多くのテントが張ってある風景なのだが、今では付近での幕営は厳禁となっている。ここがテント場だったら最高だろうなあと思う。ちなみにテントを張る場合は小屋周辺で張る(その旨の立て札もあった)。
先ほどの銀玉水も美味かったが、この水も素晴らしい。飲んだり汲んだりしているとあっという間に時が過ぎていく。なにしろ暑い。もう狐穴は無理だ、竜門泊まりにしよう。
小屋の前から見えた道を中岳に向けて登ってゆく。右側を巻いてしまうのでピークは通らない。辺りはニッコウキスゲがちょっぴり咲いていた。花の終わったコバイケイソウが茶色くてちょっとグロい。登りきる手前で後ろを振り返ると、大朝日岳の三角錐が鋭かった。

13:03 西朝日岳(1825m, 32.9℃)

西朝日岳
鞍部から西朝日岳を見上げる
西朝日岳
西朝日岳から竜門山方面を見下ろす
100mほど一気に下り、だらだらと細かいアップダウンを繰り返す。西朝日岳への最後の急登はまたまた標高差100m。ほぼ同じ高さの中岳からは楽勝そうに見えた西朝日岳だが、直下まで迫るとなかなかキツそうだ。このあたりで対向者と多くすれ違うようになった。日暮沢から登ってくる人が多いようだ。
西朝日岳の山頂もやはり雲で眺望はほとんどなかった。竜門山も見えない。その割には上空に雲がないため日差しが強く、なにしろ暑かった。竜門小屋まではあと1時間もあれば着くだろうということでだらりと休んでいると、50歳くらいの男性2人組がやってきた。同じく竜門泊まりらしい。小屋が混むんじゃないかとちょっと心配になってきた。

13:20 西朝日岳発

花畑
花畑を下る
花畑
セリの花畑
竜門山へは稜線をゆる〜く下る。そしてようやく、この下りで大花畑が登場。それまでは目立った花畑といえば大朝日小屋の前の斜面だけだった。花の名山のはずなのに、こんなもんなのか? とずっといぶかしく思っていたのだ。
稜線の花はすっかり秋で、セリ科の花が真っ盛りだった。ハクサンボウフウだろうと思うがセリは判別が難しい。花序が均等にきれいに分かれて美しい。セリは地味でいつもは目が向かないが、この形を見て初めて美しいと思った。そうかと思うと夏の名残のハクサンイチゲが残っていたりもした。ヒナウスユキソウも見られたが、花は終わっていて茶色くなっていた。ただ、白くてふさふさした花びらもどき(苞葉)は元気だったので、遠目からならじゅうぶんにきれいだ。
のんびり花を見ながら歩いていると、先ほどの2人組が追い抜いていった。

14:22 竜門山の分岐(1695m, 32.3℃)

だらっと下りだらっと登り、三角点のあるらしい場所を通過すると道標があった。日暮沢への分岐だった。ここで2人組が休んでいたので、我々もザックを降ろした。しばらく4人でとりとめのない話をした。
分岐から寒江山が見えた。狐穴へはあの厳しそうな登りを越えなければ行けない。竜門泊まりで正解だと思った。

14:55 竜門山避難小屋着(1590m, 30.4℃)

竜門小屋
竜門小屋と寒江山
2人組が去ったあと、少ししてから小屋へと下った。分岐から小屋へは10数分で到着した。やはりテントは禁止だった。
この小屋も小さいが、立て直されたばかりできれい。水は小屋の前にホースで引水してあって豊富。今日山頂で食べたゼリーがホットゼリーと化していたのを教訓に、残りのゼリーをさっそく水で冷やした。トイレは中にあり、水洗。人も少なくて快適そのものだった。

小屋にて

風通しがよく涼しい広々とした陣地でまったりしていると、狐穴方面から10人ほどのパーティがやってくるという情報が入り、小屋内は一時混乱に陥る。場所を詰めなければならないが、何人なのかはっきりわからないので動きようがない。おかげで夕食の支度もできない(外の日陰はすでに満員状態だった)。大人数のパーティはせめて早着きしていてほしいものだとつくづく思う。
16:30ころ、皆の注目を集めつつやってきたのは9人組で、間を詰めてもさほどキツくなかった。ほっとした。我々のいる2階はこのパーティを含め25人くらい、1階と合わせてもこの日は40人泊まっていなかったはずだ。小屋番は100人近く入れたこともあるとか言って平然としていた。これくらい落ち着いていると頼もしい。
居場所が定まったところで夕食。この日は新宿中村屋のレトルトカリーを食べた。ふと隣のパーティ(30代くらいの男性2人)を見るとなんとしゃぶしゃぶ(!!)。みかん箱くらいのでかいクーラーバッグを持っていて、中からは春菊や豆腐まで出てきた。4次元ポケットのようだ。サラダのマッシュポテトはさすがに粉末ものを使っていたが、きゅうりは生だったし、見ているだけで唾が出てきた。最後はきちんとうどんで締めていたようだった。って、じろじろ観察してすみません。
この夜もやはり暑くてシュラフを使わなかった。夜中の12時に誰かの時計のアラームが鳴り出すという事件があって目が覚めた。プロトレックを見るとなんと27℃(!!)。暑いよ〜(泣)
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