丹沢三峰 2001年6月3日 日帰り
6月3日 晴れときどき曇り
5:44 大倉発(高度計:405m, 温度計:25.4℃)
おなじみ階段
今日はボッカ駅伝大会の日と知らずに来てしまった。時間が早いためまだまだ静かだが、要所要所の山小屋のベンチは中継所として大会用に占領されてしまっていたのには困った。まあしかたないけど。
8:02 花立山荘着(1360m, 27.2℃)
花立山荘前より大倉尾根を望む
富士山は今日はかすんでしまってうっすらとしか見えない。
ここがボッカ大会のゴールになるらしい。役員がしきりに無線でやりとりしている。下の方では開幕の合図だろうか、花火が鳴っている。
8:43 塔ノ岳着(1530m, 23.1℃)
人の少ない塔ノ岳山頂
山頂は人も少なく静かだった。思うにこの時間帯は、下から登ってくる人と、前夜小屋泊の人の出発時間との、ちょうど間なのだろう。
塔ノ岳の少し下、金冷しのあたりからピンクのツツジがちらほらと見られるようになった。期待大。
9:07 塔ノ岳発(1515m, 21.7℃)
ツツジに彩られたヤセ尾根を振り返る
小屋のすぐ裏にちょうど満開のシロヤシオの木があり、また行く手も紅白に彩られ、すばらしい景観。
塔ノ岳からしばらくすると崩壊したヤセ尾根があるが、完璧な巻き道があって安心して歩ける。写真左端のシートがかぶさっているのが本来の道で、中央付近に見える丸太の階段が巻き道だ。周囲は紅白のツツジでいっぱい。このあたりが一番見頃だったように思う。
10:16 丹沢山到着(1610m, 22.4℃)
閑散とした丹沢山頂
丹沢山到着の手前から、富士山が再び姿を現してきた。朝よりはっきりと見えるような気がする。
山頂はこの写真では閑散としているが、結構人通りはあった。どうやらみな天王寺尾根から登ってくるようだ。おそらく車で奥まで入ってくるのだろう。
10:48 丹沢山発(1635m, 29.9℃)
ブナ林を下る
丹沢三峰へと下る。
丹沢山と丹沢三峰の標高差は約200mで、道はどんどん下っていく。丹沢山直下にはまだツツジはあったが、その標高差のせいであろう、見る見る花は減り、スタートの30分後には花の残った木は皆無となってしまった。地面には白い花がたくさん落ちており、満開時のすばらしさを思わせる。ただ、代わりに(と言ってはなんだけど)ドウダンツツジが花を付けていた。
ぶなの林が美しく、風もさわやか、ここちよい新緑の道であった。シロヤシオがなかったのは残念だが、それでも充分楽しめた。
12:20 本間の頭(1405m, 23.4℃)
太礼の頭・円山木の頭・本間の頭の三つを総称して丹沢三峰という。
太礼から円山木への登りがたいへんきつかった。標高差はだいたい100mくらいなのだが、丸太の階段がひたすら続くのだ。それも、階段部分の土は流されてしまっていて、まるで障害競技のハードルのように立ちはだかっている。
13:31 金冷し(915m, 22.5℃)
本間の頭から一気に400m近く下り、その後はほとんど等高線に沿った緩やかな下りとなって、金冷しに到着。ここから崖のトラバース道になり、木の桟道が頻繁に現れるようになる。
14:08 高畑山入口(710m, 23.4℃)
高畑山は巻くことにした。このあたりから「6月 - 9月蛭に注意」の看板が出没、恐怖で自然と足も速くなる。
14:50 三差路バス停(420m, 24.7℃)
最後につづらおりの坂があらわれると三差路バス停に到着。15:06の本厚木駅行きバスに間に合った。バスには宮ケ瀬からの湖見物の観光客が乗っていて席に座れなかったので、1時間立つことになった。15分ほど歩けば宮ケ瀬のバス停に着くらしいので、時間が合えばビジターセンターなどに寄ったり、始発から座って帰るのもよいだろう。