Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
名所編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕大田南畝関係
(江戸・長崎・大坂・東海道・木曾街道等の名所)
【り】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名所詞書・詩歌出典巻・頁年月日
りくぎえん
六義園
「春日、窪田氏・原子立と同じく郡山侯の六義園を寓目す
 名園称六義 勝地得三春 径仄探芳入 池清作賦新 疎松青落々 怪石白◎◎ 憶昔廻車駕 追随一望塵」
南畝集7
漢詩番号1343
杏園詩集三
③464
⑥86
天明7年
1787/02/
「秋口、重ねて郡山老侯の六義岡に遊び、酒饌を賜はるを辱けなうす。此を賦して謝し奉る
 駒郊秋色満林園 散歩池辺絶世喧 怪石疎松移坐穏 芦花楓葉帯霜繁 茅廬似入田間径 厨饌頻開月下樽
 憶咋春光曾寓目 重来更喜酔仙源」
南畝集7
漢詩番号1372
③473天明7年
1787/09/
りゅうぐう
竜宮
「竜宮曲の曲  園(ヲン)城霊(ジヤウレイ) をんじやう寺のれいほうときこへやうか。いかゞ/\
 昨夜射て帰る三上の蚣(ムカデ)  竜宮の前殿水波重なる
 田原藤太新たに寵を承く  案外功高こうして釣鐘を賜ふ

 三上山は近江にあり。田原藤太はむかでをゐて竜宮で落をとりしことは「前太平記」又「竜都田原系図」に詳なり」
通詩選諺解①489天明7年刊
1787/01/
りゅうげあん
竜隠庵
 竜隠庵 (関口 芭蕉庵)(別資料)
りょうごくばし
両国橋
 両国橋 (別資料)
りょうてい
料亭
「小景。青韻を得たり  不必鎖巌扃 孤吟望晩汀 人煙野橋外 何処是旗亭」
「又。刪韻を得たり 煙霞深処有柴門 遠見清江近見山 濃淡細分図画裏 令人縹緲厭塵寰」
南畝集5
漢詩番号0991-2
③339天明1年
1781/07/
りんこてい
臨湖亭 (箱根)
「玉笥山。川田氏の臨湖亭に題す 百二重関欲上天 孤亭把酒眺清漣 請看函谷千山翠 散作芦湖万頃煙」南畝集14
漢詩番号2485
④324文化1年
1804/07/27
りんてい
林亭
「林亭。塩韻を得たり
 孤亭通曲径 万木遶前簷 石響流愈細 陰濃緑自添 臥遊逐宗炳 濁酒愛陶潜 何処来明月 微微透翠簾」
南畝集5
漢詩番号0955
③328天明1年
1781/05/