詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 |
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「叡麓八景 鶴吉の晴嵐 豆と徳利と銭雨の如し 颯々として散して比叡嵐(ヒヘヲロシ)と為る 茶舗の夕照 夕陽斜めに下る葦簾(ヨシズ)の外 遍く照す近辺名代の娘 土弓の落雁 羽飛んで矢落つ七間半 自ら雁金の行を乱れざるに似たり 機関の帰帆 相見て先んの方代ることを知らず 漫々たる海上の掛帆(ホカケ)船 蹴転の秋月 名月千金人二百 暫時(ザンジ)の一刻今宵(コヨヒ)を惜む 仏店の晩鐘 忽ち晩鐘仏店に聞ふる有り 誰が家の親父か看経の声 餅屋の暮雪 寒ん餅引き切(チギ)る一文取り 雪の如く総て新粉に随て飛ぶ 溝店の夜雨 懸け声忽ち肩輿(ヨツデ)を舁き去る 両掛け独り蕎麦を沽り来る」 | 壇那山人藝舎集 | ①459 | 天明4年刊 1784/ |
「上野花 『蜀山百首』(文化15年刊①307)『清好帖』(文政7年刊⑳355)所収〉 | 巴人集 | ②464 ②445 | 天明4年 1784/03/ |
「清明、束叡山に遊んで花を看る | 南畝集8 漢詩番号1596 | ④37 | 寛政2年 1790/02/22 |
「むつき三日上野にて夷曲 | をみなへし | ②19 | 文化4年? 1807/01/03 |
「花時、遍く諸園に游ぶ 其の八 | 南畝集16 漢詩番号3151 一話一言28 | ⑤94 ⑭56 | 文化5年 1808/03/16 |
「上野山に紅葉をみて | をみなへし | ②35 | 文化5年 1808/10/ |
「花 「上野に笠ぬぎざくらといふあり。慈眼大師の植えさせ給ふといへり。むかし黒人の社中人の歌に、中堂のこなたにたてる一本は慈眼大師のおんさくら花、といへるを思ひいでゝ 上野第一の古木にしてよしのゝ種なり。かこみは一丈にあまれる大木なり」 「日光山よりうつせし桜ありときヽて | あやめ草 | ②66 | 文化7年 1810/03/ |
「上野の花をみて 鳥が鳴吾妻のひえの山ざくら咲や寛に永きはるの日」 | 放歌集 一簾春雨 | ②179 ⑩504 | 文化9年 1812/02/21 |
「上野の花みんとゆくみちに鐘の音をきゝて | 放歌集 | ②180 | 文化9年 1812/03/ |
「上野山に紅葉をみて | 六々集 | ②214 | 文化11年 1814/10/ |
「きのふけふ上野の花を見て | 六々集 | ②229 | 文化12年 1815/03/ |
「上野の桜をみて | 七々集 | ②295 | 文化13年 1816/01/ |
「やよひ五日上野の花をみて しら雲の上野の花はみよしのゝちもとの中のひともとゝきく」 | 七々集 | ②303 | 文化13年 1816/03/05 |
「(上野花見の日)清林堂といへる筆屋、花のもとに酒さかなもて来しかば 「帰路即事 | 紅梅集 | ②329 | 文化15年 1818/03/ |
「上野花 | 万紫千紅 | >①268 | 文化年間 |
「東睿山に花を看る | 南畝集20 漢詩番号4450 | ⑤478 | 文政2年 1819/03/18 |
「弥生十八日上野の花をみて けふの花あすは雪とやふり袖も半元服の青葉なるらん」 | 紅梅集 | ②362 | |
「(紅葉)上野 滝の川弁天 高田八幡 | 紅梅集 | ②378 | 文政2年 1819/10/ |
「病をつとめて法林堂とともに上野の花をみる 「扇に書たる詩に二句あり、今日の事に似たるもおかしくて 入洞題松遍 看花選石眠 | あやめ草 | ②99 | 文政5年 1822/02/15 |