Top浮世絵文献資料館名所編
 
名所編 【た】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕大田南畝関係
【玉川座】(たまがわざ)※◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・詩歌出典巻・頁年月日
「戊寅十月聞都座変名 葺屋町中望矢倉 承応元禄比相当 市村桐座遷都後 又見玉川彦十郎
 浜村も岩井大極上水の親玉川とひいき彦十」
紅梅集②355文政1年
1818/10/
「玉川彦十郎座の顔みせ狂言の名題、四天王産湯玉川ときゝて 狂言もあら玉川の初湯とて朝からはいる周の代の春」
「ことしの新芝居、玉川座にて市川流の暫をやつして第二番目にせしもうとましくて
 いにしへの津内治兵衛が狂言の峠のしみづぬるむしばらく
 今のしばゐのものども峠の清水といふ事をしるやしらずや」
 〈二番目「白猿十三回忌追善」「暫」〉
紅梅集②356文政1年
1818/11/01
「玉川彦十郎座の役者ども、正月三日より七日まで玉川のほとりの旅芝居にゆきてとがめられしときゝて
 玉川の彦十郎が玉川にひこつられたる事ぞあやしき」
紅梅集②360文政2年
1819/01/
「玉川座助六狂言、二まきめの文によりて
 市川を親玉川にせきいれてせくなせきやるな大入の木戸   市川の流はたえぬ花川戸名をあげ巻の瀬川にぞいる」
〈玉川座、三月興行「助六由縁江戸桜」〉
紅梅集②362文政2年
1819/03/