(江戸・長崎・大坂・東海道・木曾街道等の名所) |
名所 | 詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 |
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とううんえん 稲雲園 (早稲田) | 「山木氏の稑田の別業。十二詠 「稲雲園 「臨池館 「松筠径 「芳洲 「閲耕亭 「花塢 「古藤橋 「天女島 「鳳尾渚 「調馬場 「山翠廬 「浴鳧池 | 南畝集7 漢詩番号1420-31 | ③491 | 天明8年 1788/02/25 |
とうえいざん 東叡山 | | |||
どうかんやま 道観山 | 「九日、道観に遊ぶ 佳節簫歌開宴処 疑頭秦史得廻翔」 | 南畝集1 漢詩番号0015 | ③7 | 明和8年 1771/09/09 |
「道観山 | 南畝集8 漢詩番号1700 | ④71 | 寛政2年 1790/09/ | |
「九日郊行。六首 其の六 | 南畝集18 漢詩番号3678 | ⑤255 | 文化9年 1812/09/09 | |
とうげんきょう 桃源郷 | 「桃園に遊ぶ 数里猶聞鶏犬響 大名山上望青霄」 | 南畝集8 漢詩番号1522 | ④11 | 寛政1年 1789/03/ |
どうざ 銅座 (大坂) | 「冶場を観る | 南畝集12 漢詩番号2056 | ④188 | 享和1年 1801/09/ |
どうじま 堂島 (大坂) | 「大坂米市の商売道具は火縄箱・手水桶・拍子木・小判丁銀・往来土間にて終日商の手合するゆへに、木火土金水の五つの数にあへば、その道具をゑがきて歌よめとこふにまかせて書やりぬ。拍子木の木、火縄箱の火、小判丁銀の水、かけひきあらそふ米相場、上るはのぼりて天気次第、濁るは下りて土間のかきなひ、あはせて木火土金水の五行にかなえへるをざれ歌によめと人のこふにまかせて 堂嶋の古名を五花堂島といへばなり」 | 七々集 | ②247 | 文化12年 1815/08/ |
とうぶざん 東豊山二十詠 | 「田間路【東豊山下に一路有り。中関道を曰ふ。東豊山二十詠に田間の一路と曰ふは是れなり。蔭涼山済松寺在り】 | 南畝集16 漢詩番号3177 | ⑤104 | 文化5年 1808/05/ |
とうぶざん 東豊山十五景 (高田) | 「東豊山新長谷寺、目白不動尊のたゝせ給へる山は、宝永の比再昌院法印のすめる関口の䟽儀荘よりちかければ、西南にかたぶく日影に杖をたてゝ、時しらぬ富士の白雪をながめ、千町の田面のみどりになびく風に涼みて、しばらくいきをのぶとぞきこへし。又物部の翁の牛込にいませし比にやありけん。南郭、春台、蘭亭をはじめとして、このほとりの十五景をわかちてからうたに物せし一巻をもみたりし事あれば、わが生れたる牛込の里ちかきあたりのけしきもなつかしく、こゝにその題をうつして夷歌によみつゞけぬるも、そのかみ大黒屋ときこへし高どのにて、はゝの六十の賀の莚をひらきし事ありしも、又天明のむかしなれば、せき口の紙の漉かへし、目白の滝のいとのくりことになんありける 鶉山桜花 城門緑樹 渓辺流蛍 稑田落月 平田香稲 寺前紅楓 月中望岳 江村飛雪 長谷梵宇 赤城霞色 高田叢祠 済松鐘磬 田間一路 巌畔酒壚 堰口水碓 | 万紫千紅 六々集 | ①286 ②212 | 文化11年 1814/10/ |
とがわむら 砥川村 (青山) | 「冬日、砥川村に過る【村、青山隠田に在り。砥川、此れ外輪を曰ふ】 【耆山上人、砥川六詠の題を命じ、諸子をして詩を賦せしめ、諸れを外輪村の地蔵堂に掲ぐ。今存せず。故に曰ふ】 | 南畝集16 漢詩番号3226 | ⑤117 | 文化5年 1808/10/ |
ときつ 時津 (長崎) | 「秋日、肥鎮台【豊後守頼常】に陪して時津を巡撿す | 南畝集15 漢詩番号2725 | ④398 | 文化2年 1805ウ08/09 |
とくせいてい 徳星亭 (高田) | 「初冬、山道甫・山士訓・野美卿・と同じく高田の徳星亭に集ふ。錦江・白駒二生、酒饌を携ふ 西嶽雪含菡萏色 東籬霜老菊花叢」 | 南畝集4 漢詩番号0577 | ③203 | 安永7年 1778/10/ |
とつかむら 戸塚(高田富士) | 「夏日、戸塚村に遊び小芙蓉に題す | 南畝集4 漢詩番号0656 杏園詩集二 | ③228 ⑥58 | 安永8年 1779/06/ |
とどろきえき 轟駅 (肥前) | 「晩に轟駅を過ぐ | 小春紀行附録 南畝集15 漢詩番号2767 | ⑨84 ④411 | 文化2年 1805/10/13 |
とどろきむら 等々力村(荏原郡) | 「とヾろき村にて | 玉川余波 | ②113 | 文化5年 1808/12/22 |
とねがわ 利根川(下総市川) | 「勝鹿六詠 刀禰川 | 三餐余興 | ⑧5 | 明和4年 1767/09/30 |
どばし 土橋 (深川) | 「土橋帰帆【深川八景の中】 【平清は料理茶屋に名也。一号養老亭】」 | 七々集 | ②267 | 文化12年 1815/10/ |
どぶだな 溝店 | 「叡麓八景 溝(ドブ)店の夜雨 懸け声忽ち肩輿(ヨツデ)を舁き去る 両掛け独り蕎麦を沽り来る」 | 壇那山人 藝舎集 | ①460 | 天明4年刊 1784/ |
とみがおか 富ヶ岡 | 「富ケ岡にて | をみなへし | ②19 | 未詳 |
とものうら 鞆の浦 (備後) | 「鞆浦に泊る | 南畝集14 漢詩番号2508 | ④330 | 文化1年 1804/08/23 |