Top浮世絵文献資料館名所編
 
名所編 【し】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕大田南畝関係
【品川】(しながわ)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・詩歌出典巻・頁年月日
「品川夜泊、魚韻を得たり 孤篷欹枕対清虚 海上連山月出初 帰客欲眠還坐起 幾年重食武昌魚」南畝集5
漢詩番号0872
③300安永9年
1780/10/
「海駅 欹枕聴波響 通宵似雨声 楼前滄海近 応是早潮生」南畝集5
漢詩番号1000
③342天明1年
1781/08/
「品川潮干
 元と船何れの処ろか遠き  此の日近きこと汀はの如し 平地千尋の底  高縄(タカナハ)十八町
 潮干て牡蠣(カキ)白く  杭乱て海苔(ノリ)青し 晩れに向て新宿に還る  遙に看る九曜の星」
壇那山人藝舎集①451天明4年刊
1784
「品川月 すむ月の光はこゝの品川の台(ウテナ)にのぼる大仏のまへ」
〈天明5年刊『狂言鴬蛙集』所収〉
巴人集②465天明4年
1784/
「上戸、南閨を酔巡する歌二朱
 誰か道(イ)ふ南楼行路分ると 高縄西に去つて万人欣ぶ
 地は八山を転じて御殿と為し 天は九燿を廻らして相紋(アイモン)と作(ナ)す
 酔客の往還寺の柵門 深更の戻駕雲の若(ゴト)く屯(アツマ)る
 品川本宿に新宿(ニイジュク)を開き 行灯を双掛(ナラベカケ)て国猿を照(テラ)す」
通詩選諺解①486天明7年刊
1787/01/
「品川に月を賞す。灰韻を得たり 酔倚城南十二台 連山如浪九天開 氷輪忽動滄溟色 一片遙飛白玉盃」南畝集7
漢詩番号1357
③469天明7年
1787/08/
「南浦に留別す 雨晴南浦列芝鄽 積翠纔開二総煙 万里之行従此始 慇勤分手酒楼前」南畝集14
漢詩番号2477
④322文化1年
1804/07/25