Top浮世絵文献資料館名所編
 
名所編 【は】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕大田南畝関係
【白山薬園】(はくさんやくえん)(小石川薬園)※◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・詩歌出典巻・頁年月日
「白山に花を看る 一曲春流小石河 叢祠高倚白山阿 檣頭未掃花如雪 片片随風点緑蘿」南畝集8
漢詩番号1606
④40寛政2年
1790/03/
「白山に花を看る (詩なし)」南畝集13
漢詩番号2248
④252享和3年
1803/02/21
「春日、苦竹氏と同じく梅を小石川園に看る
 聯歩出春城 長川小石清 栽梅分種別 施薬見苗生 痩骨衝寒意 幽香蕩月明 最憐惰竹外 半樹一枝横」
〈『一話一言巻24』⑬419参照〉
南畝集16
漢詩番号3011
⑤55文化4年
1807/02/09
「春日、児淑と白山園に梅を看て家に還り、小酌して句を聯ぬ
 白山昏黒看梅帰 覃 馥郁余香猶満衣 俶 疇昔有人貽美酒 今宵無客叩閑扉 覃
 一声横笛休吹月 俶 半酔余言已入微 覃 小睡直尋姑射去 俶 氷魂雪魄夢猶飛 覃」
南畝集16
漢詩番号3025
一話一言巻24
⑤58
⑬419
文化4年
1807/02/17
「白山園に芍薬の花を看る 紅々白々後芳辰 首夏猶余婪尾春 謝朓翻階当第二 国風元自属詩人」
〈謝朓は六朝詩人、三謝のひとり〉
南畝集16
漢詩番号3066
⑤71文化4年
1807/04/
「白山に梅を看る 郭北名園十畝中 枝々雪映落霞紅 孤山偕老林和靖 千樹分身陸放翁」南畝集16
漢詩番号3131
⑤91文化5年
1808/02/
「年ごとにみし白山の御薬園にうめの花、さかりならん事を思ふ。いにし丁卯のとしに見しをはじめとす。この梅は紀の国丁(ヨホロ)谷といふ所よりうつさせ給ひしかば、よほろ梅といふ。今、養老梅とよぶは声の訛れるなり
 つちのとのみは玉川にありながらひのとうめの花をこそ思へ」 〈丁卯は文化四年(1807)。多摩川巡視中〉
玉川余波②124文化6年
1809/01/