Top浮世絵文献資料館名所編
 
名所編 【こ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕大田南畝関係
【御殿山】(ごてんやま)※◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・詩歌出典巻・頁年月日
「卯月の末、御殿山にて
 白雲と見へしは先手ごてん山黒みがちなる夏の葉ざくら  天をまく地をむしろにもしきたへの枕の海はわが御殿山」
巴人集②403天明3年
1783/04/
「御殿山の花 玉殿為墟歳月多 猶余芳樹託山阿 落花忽送千帆雨 欲逐長江万里波」南畝集8
漢詩番号1542
④16寛政1年
1789/03/
「春日、十千亭主人と同じく御殿山に遊んで花を看る。山、一に袖岡と名づく
 袖払春風上袖丘 丘中花気袖中流 携帰満目芳菲色 欲贈幽人不自由」
南畝集8
漢詩番号1602
④39寛政2年
1790/03/
「袖丘に花を看て一医生鬼谷氏に過る 袖丘花気鬱江浜 奼女凌波襪起塵 東海禅林敲戸入 閑庭別有一株春」
【御殿山、一に袖丘と名づく】
南畝集16
漢詩番号3152
一話一言28
⑤94
⑭56
文化5年
1808/03/16
「袖の岡の花をみて 風もなき花の盛は大空におほふばかりの袖の岡かも」をみなへし②32
「三月九日、児俶・孫畯と同じく南郊に遊んで花を看る
 其の二 一望三田百畝間 遥天破浪布帆還 菜花尽処桜花発 大海併合御殿山」
「其の三 袖浦煙波灑袖丘 群芳自入袖中流 我来花下聊延佇 不耐茶銭各自求」
南畝集19
漢詩番号4012-3
⑤349文化12年
1815/03/09
「弥生九日、御殿山の花を見て うれしさをつゝむにあまる袖の岡花のさかりもそろふゆきたけ」六々集
万紫千紅
②250
①281
「詠五色狂歌 黄 金屏風菜たねの花の御殿山同じ色なるてふてふつがひ」七々集
万紫千紅
②284
①296
文化12年
1815/12/?
「御殿山をみやりて 御殿山花はいづことしら雲のかさなる山やななつやつやま」七々集②304文化13年
1816/03/