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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
  【や】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
やきいも
焼き芋
「なにはにありし八里半といへるやきいも江戸に流行しけるに 【欄外。紺屋町。兼の焼イモ高名也】
 四里四方茶粥の腹になりはてゝみな八里半九里の焼いも」
万紫千紅①280文化12年
1815/
やきふで
焼筆
「寄絵恋 ゑにかける女にこゝろ動きしといもがきゝなばさてや焼筆」巴人集②440文化1年
1804/05/
やきえ
焼絵
「焼絵の富士の夷曲 風になびくふじの烟の空に消て焼絵もしらぬかたをみる哉」をみなへし②25文化4年
1807/04/
「焼絵にて輪かざりを画きしに 輪かざりの門の松帆の浦ならでやくや藻塩のほだわらもあり」七々集
万紫千紅
②252
①288
文化12年
1815/08/
やくしゃえ
役者絵
「六々歌仙の色紙を剥して、古役者絵を以て代りに一帖を為す。因りて題す
 新に六々歌仙の店を明けて 此の狂言役者の図を張る
 道ふ莫かれ狂言歌舞の賎  其れ猶ほ万葉の古今のごときか」
七々集
巴人集拾遺
②273
②493
文化12年
1815/10/
やなぎ
  (別資料)
やねぶね
屋根船
「(六月十五日) 新造の屋根舟に、年たけたる女の、のり居りしもおかしく 新造に年増の乗りたるは如何」細推物理⑧373享和3年
1803/06/15
やぶこうじ
藪柑子
「やぶこうじ 和名薮柑子 漢字紫金牛 裏白根松外 先令此物求」千紅万紫①236文化7年
1810/05/
やぶさめ
流鏑馬
 流鏑馬 (「人事」の項「や」参照)
やぶさめ
流鏑馬
「二月十一日、高田に流鏑馬を観る
 蔽膝麑裘逐隊行 射生藺笠受風軽 揮鞭乍逸驍騰気 流鏑頻飛◎◎(ハクバク)声」
南畝集18
漢詩番号3748
⑤275文化10年
1813/02/11
やまぶき
山吹
「放屁百首歌の中に款冬 七へ八へへをこき井手の山吹のみのひとつだに出ぬぞきよけれ」万載狂歌集
巴人集
①8
②445
天明3年刊
1783/01/
「款冬 山吹のはなかみ袋ぬしやたれひらふこがねの数のめでたさ」めでた百首夷歌①74天明3年刊
1783/01/
「款冬 山吹のはながみばかり金いれにみのひとつだになきぞかなしき」狂歌才蔵集①41天明7年刊
1787/01/
やまやどうふ
山屋豆腐
「山屋豆腐をくふ 灯篭や俄見にゆく足引の山屋の豆腐くふばかりなり」あやめ草②89文政4年
1821/08/