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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
  【ま】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
まくらえ
枕絵
「清少納言の絵に 清といふ名代のむすめまくら絵の笑本よむはるはあけぼの」放歌集
千紅万紫
②160
①242
文化8年
1811/07/
まくわうり
真桑瓜
「寄真桑瓜恋 あはまくは瓜のはたけにねもしなんとりつるくつ(履)のうき名たつとも」巴人集
徳和歌後万載
②410
①31
天明3年
1783/06/
まぐろ
「師走の初よりまぐろ多くとれて、本船町新場へ、日々何千本トいふ数しれず、一本代八百文、一貫文位ニて、甚下直なり、常にハ四貫文位の魚なり、本船町ぇ一日四万本来りし事あり(後略)
 一日に何万本の大鮪年の尾ひれやふりまわすらん」
〈詞書は『街談文々集要』(『近世庶民生活史料』所収)より〉
追補二
(狂歌等)
別p101文化7年
1810/12/
まつ
  (別資料)
まつがねちゃづけ
松がね茶漬
「子の日、ざうしがやにまうでける帰るさに、水道町のほとりなる松がね茶漬といふをたうべて
 子日してひくべきものもあらざれば松がね茶づけよりてこそくえ」
七々集②293文化13年
1816/01/08
まつりか
茉莉花
「茉莉花 牀前忽見一盆栽 茉莉新花雨後開 疑是麝香眠石竹 薫風暗入案頭来」南畝集15
漢詩番号2682
瓊浦雑綴
④385
⑧580
文化2年
1805/05/19
まないた
俎板
「俎板若菜 真那板の小口にはれる青紙の色も若菜におよぶ物かは」
〈『狂言鴬蛙集』(天明5年刊)所収。『蜀山百首』①307『清好帖』⑳355〉
巴人集②428
②464
天明4年
1784/01/
まんがんじ
満願寺 (銘酒)
「人の美酒を贈る有り。満願寺と名づけて、戯れに賦す
 曾聞満願古霊場 醸得千鍾般若湯 縦令五百生無手 指点何人不一嘗」
南畝集13
漢詩番号2232
④247享和3年
1803ウ01/30
まんざい
万歳
「寄万歳恋 かはるなよみろく十年たつのとし諸神のたてしちかひなりせば」狂歌才蔵集①45天明7年
1787/01/
まんよう
万葉
「万葉の讃酒歌をかける扇 やかましきやかもち卿の味酒(ウマザケ)のうまくよみたる歌もこそあれ」紅梅集②330文化15年
1818/03/